掲載誌情報ココハナ集英社2024/11/28銀太郎さんお頼み申す/美食探偵 明智五郎/1日2回/たまのこしいれ ―アシガールEDO―/じゃのめのめ/岬くんの不器用な溺愛/キャラメル シナモン ポップコーン/はじめてのひと/ジカジョの惑星/十羽子さんの背中は広い/失敗飯/コリドー街の女たち/乙女椿は笑わない/燕は戻ってこない/抱きしめて ついでにキスも/おつかれミッドナイト/ロンドンから5時間以内/2.43 清陰高校男子バレー部/ワークラブアンバランス/花見小路北日記 分冊版/まだ真剣に生きてないだけ。~30代女漫画家の独り立ち日記~/しろくまカフェ today’s special/Papa told me Cocohana version/
作品情報著者くらもちふさこarrow_forward_iosカテゴリ女性マンガarrow_forward_ios出版社集英社arrow_forward_iosレーベルココハナarrow_forward_ios掲載誌ココハナarrow_forward_ios
弥生美術館で開催しているくらもちふさこ展とてもよかったです。展示の最後で6年ぶりの新作「空を歩く」の紹介もあったのですが、展示内容が充実しすぎて素通りしてしまった方も多いのでは?電子なら今からでも買えますよー! 脚本家を目指している女の子が電車に飛び乗ります。クラスメイトから「品行方正のあなたらしくて型通りなのよね」と言われたシナリオをコンクールに出す為に、目的の駅に到着する17分の間に直さなければなりません。しかし同じ車両の乗客の挙動や関係性が気になってる内に余計な妄想が広がっていきます。そこに例のクラスメイトが「私の良き人」と紹介した男性に似ている人が現れて… くらもち先生の過去作でもインターネットの仮想空間や花染町の住人など、限られた空間の中での自由自在な関係性が見られましたが、今回はたった数分の電車の中。しかし主人公の脳内では物語が飛躍していくし、主人公に元気がないことを見抜いていた男の子がいるなど、短編という枠を感じさせない広がりがありました。 展覧会でのお言葉で「自分にとって漫画を描くことはツール探しの旅だった」とあったのが印象的でした。くらもち先生ならでは世界が生まれたきっかけを少しだけでも知ることが出来たような気がします。