伝統ある、三多摩大学の山岳部。だが今年の春、部は存続の危機を迎えていた。理由(1)新入部員は女子3名のみ。理由(2)全員、登山経験ナシ。理由(3)彼女たちの特徴は虚弱、ゲーム狂い、読書好き……。そんな「山ガール」ですらない3人を抱え、山岳部は果たして活動していけるのか!?過激な登攀もあり。楽しいピクニックもあり。男子も女子も、文系理系留年浪人、誰でもオーケー。すべてを包み込んでくれる“山”を舞台にした、大学生たちの群像劇!
ゾンビパンデミック×シェアハウス、かつてない恋の物語が始まる。成田空港に到着した1機の航空機、それが全ての始まりだった。1人の乗客によって持ち込まれたウイルスが、またたく間に感染拡大。日本政府は、千葉県境を封鎖することを決定。ゾンビが町に溢れるなかで、6人の男女が幕張のショッピングモールに逃げ込んだ。安全と食料を確保した彼らは……恋に夢中になっていた。前作『星明かりグラフィクス』で美大生の青春を描いた山本和音の新作は、極限化でのおかしな人間模様を描くサバイバル・ラブコメディー!
1945年9月、東京。焼け野原になった街の裏側で、ある戦後処理が行われていた。731部隊による人間兵器、その残党の殲滅である。不死身の少女兵士・砕花(さいか)は、生きて自由を得るため、死神と恐れられた衛生兵・近衛勘九郎(このえ・かんくろう)を部下に、同胞殺しの任に就く。
20世紀初頭、ヨーロッパ。主人公の少女の名は、ジゼル・アラン。アパートの大家をしているジゼルが、ある日“何でも屋”を開業。店子のエリックを助手に、さまざまな依頼をこなしていくものの、お嬢様育ちで好奇心旺盛なジゼルは、何かと暴走しがちで――。無理矢理仕事を手伝わされるエリックをはじめ、個性豊かなアパートの住人たちを巻き込んで、ジゼルお嬢様の可憐で、危なっかしい活躍が始まる。笠井スイの人気作、待望の電子書籍化!
不条理に抗って生きる、すべての者へ捧げるレクイエム。1957年のソ連の実験によって、スプートニク2号に乗せられ、宇宙に放たれた犬・ライカ。彼女は冷たい暗闇の中でその命を失うも、突如現れた神から新しい体を与えられる。人間への復讐に燃える彼女は、種を増やし、文明をつくり、凄まじいほどの軍事力まで手に入れた。数年後、ライカは仲間の犬を引き連れ、母星・地球にむけて出発する。自分を追いやった人類を滅ぼし、再び故郷で暮らすために――。「生と死」、「愛と憎しみ」など、心を抉るテーマに果敢に挑んできた吉田真百合のデビュー作。ポップで親しみやすい絵柄と、心の奥底にある欲望を描いた内容とのバランスが癖になる、唯一無二のピュアでダークネスなコミック!表題作に加え、掲載時反響の大きかった「愛の焦土」など3本の読切も収録した、豪華特厚224P!!
遥か昔の倭の国の、神代と人世のその間。神々が人間と共存していた時代。村を司る神・切風孫命神への生贄に選ばれた少女・妙(みよ)は、避けられぬ死に怯えていた。しかし、神と相対し対話する異能を持つ道士・小角(おづの)との出会いが、彼女を窮地から救い出す……!みなしごの少女と、壮麗の道士、そして鬼の少年。時代や次元さえも超越した、神々を巡る旅が始まる!俊英・鶴淵けんじが、古代神話にファンタジーやSFの視点を加えて描き出す、全く新しい“古代日本”像。特別小冊子「青騎士」に掲載され大きな注目を集め、ハルタ本誌での連載を獲得した話題作が、1・2巻同時刊行!
【第二回八咫烏杯受賞作】山野さんと会ってから、何かがおかしい。一緒に行ったカフェは廃屋になっているし、怪獣は街を闊歩しているし!(ハルタ90号)
生命が滅亡した地球を、少女はひとり歩き続ける。彼女の任務は生存者の捜索と土地の浄化。果たして、人間は見つかるのか?建物を愛する新鋭・岩宗治生が描く、美しき廃墟のポストアポカリプス。主人を失ったアンドロイドや、使命を続けるAIなど孤独同士が交わる第1巻!
メイドと主人、主従関係の在るべき姿とは、人を尊敬し信頼を得るということ……『エマ』の森薫が描く13歳のメイド、シャーリー・メディスンを主人公にした珠玉の5編のみならず、「僕とネリーとある日の午後」「メアリ・バンクス」も収録!
地表のおよそ70パーセントを覆う海。そこには人間がまだ知らない世界が存在しているーー。海面から数千メートル潜った、海の底にある国。人魚のジョーはそこで穏やかに暮らしていた。しかしある日、親友のリュウが掟破りの罪で投獄されてしまう。彼女が破ったのは「人間に存在を知られてはいけない」という掟。なぜ? そして相手の人間とは? 親友を救うべく、ジョーの恋そして冒険が幕を開ける!『ストラヴァガンツァ -異彩の姫-』の作者・冨明仁が贈る“21世紀版『人魚姫』”。美しい海と、そこに棲む生物たちを華麗な筆致で描き出す!
カリスマ占い師・落司のもとに、ヤクザが危険な依頼を持ちかける!(ハルタ91号)
鳳小鳥(おおとり・ことり)、13歳。大きなお屋敷のお嬢様でありながら、とってもおてんばな女の子。そんな彼女のお目付け役は執事の白石。きまじめな白石は小鳥に振り回されっぱなし、でも家族と離れて暮らす小鳥にとって白石は、父であり兄であり、そして“一緒に遊べる友だち”! 今日もまた、ふたりのにぎやか“過ぎる”1日が始まる!短期集中掲載から読者の好評を得て連載化した本作が、ついに単行本になりました! 1巻では、小鳥が雛鳥を飼いたがったり、初めてのカフェに戸惑ったり、お屋敷の中でサバゲーをしたり、白石を悩ませるエピソードが満載。読むと笑顔になれる日常コメディー、続きがすぐ読める2ヵ月連続刊行です!
舞台は埼玉県の、とある芸術大学。主人公は、デザイン学科2年の吉持 星(よしもち・せい)。デザインの才能はピカイチ、だけど潔癖症で人嫌い。もうひとりは、美術学科2年の園部明里(そのべ・あかり)。芸術的才能はないが、コミュ力と上昇志向の塊。明里は吉持の才能を目の当たりにし、それに乗っかろうと企むが……。ヘンな人や、ヘンな人になりたい人が集う芸大で、ふたりのひねくれた青春グラフィティが始まる!漫画誌・ハルタで異彩を放つ新鋭・山本和音の初コミックス!
2021年に発売した『ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル』に著者の描き下ろし漫画・秘蔵設定資料を追加。漫画100ページ・イラスト100点以上を掲載。サイズもB6サイズからA5サイズに大きくなった迷宮攻略に必携の、超豪華キャラクターブックの完全版! 【掲載内容】■全キャラクターの詳細情報+キャラクターよもやま話■全魔物を網羅したモンスター図鑑■文化・風土がわかるコラム&著者描き下ろし漫画収録■用語集 など
「たかが店でモノ買うだけで、たかが道を渡るだけで、いちいち人に頭下げなアカンのが普通なん?」様々な人種が暮らす都市へやって来たノームの女性。けれど“多様性の街”とは名ばかりで、信号、道路、店、あらゆるものが優性な人種を基準に設計されていて……。SNSでは「はるさめごはん」「オイル富」の名で多くの読者に支持された俊英が、優しくも鋭い筆致で“現代”を描き出す。この世界に存在する差別や偏見を見つめたオムニバス・ストーリー、全280ページ渾身のデビュー連載作!
高校を卒業したてのギャル・しいなは突然こんな言葉を鎚起銅器職人の彼氏・修(しゅう)に投げかけられた。「結婚しないか――?」血痕? いやいや、結婚です。超うれしいけど、彼の家は職人一家!?!?仕事とか歴史とかよくわからないけど、大好きな彼のためにうまくやります! やってみせます!愛のパワーとギャルの力で全部のりきるもんね~♪新潟県・燕三条地域を舞台に繰り広げられる、職人とギャルの、ちぐはぐだけどラブラブ婚約生活をお楽しみに!
小さなアパートで、人目を避けるように二人暮らしをする澪(みお)と昴(すばる)。歳の離れた姉弟のようにみえる二人だが、昴にはある秘密があった――。前作『紅い実はじけた』で、“ときめきの瞬間”を描いた高橋那津子。新たに描くのは、“変わらぬ愛”の物語。
ぼくは学校に向かう途中で、おさげ髪の、ふしぎな雰囲気の女の子と出会った。白河メルと名乗った彼女は、人ならざるモノ――草木や動物、果ては幽霊――と会話できた!死者の声を聴く少女・メルとの出会いをきっかけに、頭脳明晰な少年・ワキヤは幽霊専門の探偵業を始める!『機動旅団八福神』『星屑ニーナ』『バララッシュ』など、読者の想像を超えていく展開と、リアリティ溢れる表現力で読者を魅了してきた福島聡。実力派が描くのは、声なき者の未練をほどくジュブナイル心霊ミステリ!
少女マンガの主人公のような美少女・姫路ルル。たくさんの友達に囲まれて、キラキラした高校生活を送っていたルルは、父親の仕事の都合で転校することに。新生活の期待に胸をふくらませるルル。しかし転校した先はなにかがおかしい。クラスメイトの顔の濃さも線の太さも全然違う――そこは劇画(ギラギラ)の世界だった!同じクラスに幼馴染の極楽寺禅の名前を見つけ再会を喜ぶルルだったが、彼もまた変わり果てた姿になっていた!漫画誌・ハルタで連載開始直後から大反響を呼んだ、ジャンルを越える恋物語、待望のコミックス第一弾!
この夏、漫画誌ハルタから、増刊『テラン』が誕生します。ハルタは年2回(1月・7月)におやすみがありますが、その月にも漫画を届けたい! という思いから企画しました。全20作品、すべて新作、すべて読切。ハルタ執筆陣に加え、ハルタ未登場の作家も10名以上が参加! インドネシア語で「光」という名を冠する『テラン』、1号目は画(え)のチカラを強力に推す1冊になります。カバーイラストは気鋭のイラストレーター・あき氏が飾り、その画力を余すところなく発揮。そして巻頭・巻中カラーなど色で楽しませる仕掛けも盛りだくさん。きらめく読切作品を集めた宝箱のような増刊『テラン』、どうぞよろしくね!●作家紹介●【初お目見え! テランにて商業誌デビュー】飴石/岩宗治生/家路ゆこさ/野澤佑季恵/楽弌思慕/綿野マイコ【ハルタ未登場! すでに他誌で活躍中】イヌヅカヒロ/波花/浪川修作/三卜和貴/三ッ葉稔/もりょ【新しい一面に注目! ハルタ執筆陣】樫木祐人/かわもとまい/三星たま/天野実樹/松本水星/佐久間葉/洲澤麟太郎/大島琳太郎【カバーイラスト】あき
「僕はこれから、戦争に行く――」戦時下にある、架空の日本。国を占領され、家族を失い、友も、故郷も、自我も、平穏も、恋も、夢も。すべてを失った8名の少年少女兵士たちは、「福神(ふくじん)」と名付けられた戦闘兵器に乗り込み、戦場へと出撃する!!『少年少女』で手塚治虫文化賞にノミネートされた実力派・福島聡が描き出す傑作シリーズ第一巻。ついに電子化!
闇社会で“アンタッチャブル”と恐れられる孤高の殺し屋・J(ジェイ)。家にも学校にも居場所のない孤独な少女・恵(めぐみ)。二人が出会った時、予想もつかない物語が始まる――。『ヒナまつり』の大武政夫が描く、殺し屋と小学生のスイッチングライフ!12ページの描き下ろし掌編を加えて、第一巻刊行!
※ネタバレを含むクチコミです。