土門真子は女子大の英文科を卒業して、牛鍋工業高校にやってきた新米教師。「教師は残業がないし、夏休みと冬休みはたっぷりあるし、お金をためて海外旅行に行ったら、結婚退職でもしてやめちゃうわ」と軽く考えていた真子だったが、悪ガキだらけの2年D組の担任になってしまい、着任早々問題は山積み。その上、ラグビー部の顧問になってしまい…。新米教師・土門真子は生徒たちのマドンナになれるのか!?
無名の大衆演劇の女形から、超大作映画『ジーザス・クライスト』の主役への大抜擢を受けたキララ。彼の常識破りの演技は、ヘタながらも心の芯をゆさぶり注目の的となっていく。一方、ニューヨークで修行をしたスターの中条達彦は、主役を下ろされ脇役にまわされる。中条は、プライドと実力にかけて、キララを認めることができない。アクターたちの熱き火花が散り、輝きがスクリーンを彩る!!
笹錦洸(あきら)、この男の未来、文部大臣につき──!?壱河市立明北高等学校の数学教師・笹錦洸。Hで悪ふざけが大好きという教師らしからぬ彼の教育的指導はいつもハチャメチャ!トラブルメーカー・笹錦洸がゆく!!
オレはゴクウ。オレの左目には小型のコンピュータの端末機がしこまれている。そして、こいつは世界各地あらゆるコンピュータと直結している。あらゆる情報が瞬時にオレの左目の中にとび込んでくる。その気になりゃ米ソのミサイル基地に入り込んで世界を破滅させることもできるのだ。オレの名はゴクウ。左に神の目を持った男。
植物を愛するように人を育てる異色の家庭裁判所判事・桑田義雄。父親が高裁の長官であり、自身も将来を嘱望される身であるにも関わらず、「家裁」にこだわり栄転を拒否したことのある桑田。そして、暇さえあれば裁判所の周囲の植物に会いに出かけたり、世話をしたりする彼を変人と言う者もいるが…。現代の人々の愛と孤独を優しく描く都会派森林浴ドラマ!!
鈴木建設に勤めるハマちゃんこと浜崎伝助は、とくにこれといった趣味もなく、かといって仕事に燃えるわけでもなく、ただのんびりと毎日を過ごしていた。ある日、上司の佐々木課長に釣りに誘われて、イヤイヤついていったのが運のツキ。すっかり釣りの面白さにはまってしまい、ここにひとりの釣りバカが誕生するのだった!ハマちゃんはいかにして釣りバカになってしまったのか!?釣りのおもしろさとサラリーマンの泣き笑いを描いた、国民的人気コミック!!
伊橋は新宿の料亭『藤村』に入ったばかりの新米料理人。料理学校を首席で卒業した自信から、洗い物やゴミ捨てなど雑用ばかりやらされる「追い回し(アヒル)」に飽き飽きしていた。伊橋の不満を聞いた立板の横川は、その腕前がどの程度のものなのか、追い回し歴三年の谷沢と「桂剥き」をやらせてみるが…。板前の世界を描く異色の「食」コミック!!
高座で噺の最中に、客席の文士に「まずい!」と言われた左楽は、レアリスムの芸を磨こうと試練を重ねる『レアリスムの左楽』。なまりのひどい田舎者が、噺はダメだが踊りを覚えようと工夫を重ねる『電気踊りの又蔵』など13話。古谷三敏が話芸の世界をリアルに描いた名作集!
万年ヒラ社員でイタズラの天才、かりあげクン。初登場の時から、独特のヘアスタイルは変わっていません。サラリーマンの癒しバイブルコミック、バブル期もリストラ時代も平常心でスィースィー。植田まさし、永遠の笑宇宙。
大日自動車総務部総務課の山口六平太は一見、うだつの上がらないサラリーマン。だが、本当はどんな難問も解決するスーパーマンだ。とぼけた顔とたばこクルッの秘技を持つ六平太。今日も何でも引き受けます!総務という会社の要に所属する六平太の姿を通し、どこにでもある日本の会社社会の姿を描いた、サラリーマン傑作マンガ!!
星野鉄馬(ケンタ)、30代の青春――!!ひとりの男の面白うて悲しき人生を描く、成長ストーリー!1960年前後、横浜あたり。夜中オートバイを乗り回す“カミナリ族”の青年・星野鉄兵、22歳。世界一速いと言われたバイク・トライアンフの跨(またが)ったGI(米国兵)と日本人の少女に出会う鉄兵。売春婦としてGIに抱かれる少女の涙を見た鉄兵は、彼女を救おうと決意する。少女の名はマリア。鉄兵とマリアの出逢い……それは、星野鉄馬の物語の第0章……。
南米カニヴァリアに進出した大手商社の江戸商事。新支社長として赴任した日本人は専務の懐刀であり、元力士志望という変わり種であった。そんな彼がカニヴァリアの地で目にしたのは…。苛烈な競争社会を描く第一弾!
大型ホテルを舞台に繰り広げられる人間模様を描いた人気作! ▼第1話/オープニングストーリー▼第2話/ネバーチェックアウト▼第3話/大安吉日▼第4話/須田の婆さん▼第5話/女優▼第6話/オーバーブッキング▼第7話/モンスターズ・クリスマス▼第8話/109(テンク)の鐘▼第9話/雪螢 ●登場人物/東堂克生(プラトン・マネージャー)、松田利春(プラトン・フロントマン)、山崎(プラトン・ベテラン・スタッフ) ●あらすじ/田舎から出てきた老夫婦、人気アイドルの斎東かおる、政界に打って出ようと意欲満々の横山たかし……、大型ホテル・プラトンには、今日も様々な人が訪れる。しかし、なかには怪しげな人もいて…(第1話)。▼プラトンには、何年も前から封印されたままの部屋・908号室がある。若いスタッフはその空き部屋をチェックしようとするのだが、先輩・水野は例外だからそのままにしておけという。実はその部屋には以前、老人が8年も暮らしていたいたのだが…(第2話)。●その他の登場キャラクター/プラトン契約医師・神保(第3、6話)
大都会の北のはずれ、下赤塚に「あかつか探偵事務所」はある。その裏側の路地にある喫茶店でヒマそうにコーヒーをすする男、彼こそが泣く子もだまる名探偵(?)、ハリネズミこと七瀬五郎。カンは鋭いが情に脆く、映画にでてくるいわゆる名探偵とはひと味違う。都会の片隅に埋もれる心の闇を調査する男、ハリネズミの“探偵物語”。浮気、蒸発、殺人……荒廃した社会の中に一条の光を求め、ハリネズミは走る!
まるで昆虫が脱皮を繰り返すように次々と華麗な変身を続ける十村十枝子(とむら・としこ)。才能あふれる人物に寄り添い、そのすべてを奪ってたくましく一人で生きる女の姿から、不条理な1970年代の陰と陽を描く! 群がる男を次々と餌食にする彼女の行く末は!? <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT271~272『人間昆虫記』収録 <初出掲載>1970年5月9日号~1971年2月13日号 プレイコミック連載
【ライバル婦警同士がラブバトルに突入!】三崎ないるは警察学校を卒業して警官になったが、同期の鈴村詩織とは犬猿の仲で喧嘩が絶えない。ないるが警官になった動機というのが沖島刑事への恋であることを鼻で笑った詩織だったが、実は彼女も…。イケメン刑事と、お嬢さま婦人警官の爆笑三角関係コメディー、第1巻。
女優の魅力を引き出すことにかけては右に出る者なし!怪物ディレクター・ガマの生き様を描いた、かわぐちかいじの傑作がついに登場!!
ジャズピアニストと“ライブマシーン”というコードネームの殺し屋、二つの顔を持つ男・有山礼二(ありやま・れいじ)のダークな活躍を描いたハードボイルドアクション。ジャズピアニストの有山礼二は、自分が所有するダイヤモンドを狙う昔の傭兵仲間に襲撃され、その男をコンクリートに叩きつけて殺害する。そしてその時の興奮が忘れられない礼二は、靴磨きをする謎の中国人・Qに声をかけられて……!?
米国最大手の銀行のひとつ、マンハッタン・トラストに勤務する松本佐和子。その佐和子が日本支社の副社長として帰ってきた。銀行を舞台に繰り広げられる日米の企業競争。日米の金融行政の違い、自動車貿易摩擦、産業構造問題、財政赤字など、様々な問題が浮き彫りになっていく。1980年代、日本経済の激動期を描いたベストセラー作品。小学館漫画賞、日本漫画家協会賞大賞受賞。アニメ化もされた話題作!!
石川県片山津の温泉旅館「よしや」の仲居・はるちゃんは、1年前にこの温泉町に流れ着いた。温泉町を舞台に、さまざまな過去を背負った男と女の哀しくも清々しいドラマが生まれていく――。テレビドラマ化もされた大人気シリーズ、青柳裕介の代表作が登場!!
男の中の男を描き上げる漫画家・本宮ひろ志が、自分自身を主人公にして政治家を目指して行動していく姿を描いたドキュメンタリー作品。休筆宣言をしてからゴルフ三昧の日々を送っていた本宮ひろ志(もとみや・ひろし)は、町を歩いていた不良学生の言葉を聞いて一大決心をする。それは参議院選全国区に立候補することだった。それを知った本宮の周囲は猛反対するが……!?
事件屋カメラマンは追う―――その一瞬に夢を賭けて!マスコミ最前線を行く八木に次々と襲い掛かってくる現代という怪物が産み落とした”矛盾”。彼はこの冷たく光るレンズでスクープを狙い続ける!
頭がよくて、手のかからない良い子だった翔丸。いじめを受けていた彼が、己の頬をカッターで切り付けた瞬間に生まれ変わった。「悪の天才」に――。ずば抜けた頭脳を持ちながら不良の巣窟・曙高校に入学した翔丸は、たった2日で学校を掌握する。翔丸の野望はとどまる事を知らず、暴力団・佐伯組をも取り込もうとするが……!?
「コブラ」で有名な寺沢武一先生が描く 絶対的サイバー・ヒーロー漫画。 完全なるコンピューター社会となった近未来。 元警官で今は探偵の無頼漢・ゴクウは、ある事件に関わり 負傷し意識を失う。 気がついたときには何者かによって 左眼がコンピューターの端末に換わっていた。 世界中のコンピューターと、それにネットで繋がる全機械、 それらをゴクウの意思で自由にコントロールできる端末に。 ゴクウが望めば世界中のコンピュータが意のままになるのだ。 望む情報は瞬時に検索・分析されて左眼に映る。 敵も味方も関係ない。パスワードもセキュリティも意味が無い。 全コンピューターを入力の手間すら要らずに瞬時に動かせる。 ハイパー如意棒(伸縮自在で衝撃波も撃てる)も装備し、 神の眼をもつゴクウが、 ネオ東京CITYで巨悪を相手に大激闘! あえてツッコミを入れるならば 世界中のコンピューターを操れるゴクウは、 ベッドに寝転がりながらアメリカのICBMをソ連に 打ち込むことも可能な筈だし、 コーヒーを飲みながら軍隊を他国に侵攻させることも可能な筈。 部屋に篭ってゲーム三昧しながらネットバンクの貯金残高の 桁数のゼロを無限に増やす事だって可能・・な筈(笑)。 まあそれをやったら、漫画としてヤマもタニも なくなってしまうわけだから、絶体絶命の危機におちいり、 そこをサイバー能力で逆転してくれないと面白くない。 そこらへんを、読者にツッコマさせずに サイバーでハイパーでスペクタルな世界を演出し、 読者を面白がらせるのが「流石の」寺沢先生。 部屋から出なくてもいいのに、自らが動く。 ハイパーメカニカルだけれど妙にオリエンタルな 未来忍者やサイボーグ鬼や思念体の天女と戦う。 血ヘドを吐いて死にそうになりながら、 古臭くてキザなセリフを口にしつづけ、 報酬は助けた美女のキス。 なにかが足りなかったらただのトンデモ漫画だが、 寺沢先生独特なキャラや舞台設定の力で 凄くカッコイイ漫画にしてくれている。 世界中のコンピューターを操れる端末、なんてのも、 これをスマホみたいなアイテムにしていたら なんの面白味もロマンも生まないわけで、 端末をアイテムとしてではなく 左眼として肉体の一部にしてしまうところが 寺沢先生の上手さ、凄さ、ロマン。 ビバ!寺沢ワールド! コブラが好きな人が読んだら ゴクウも絶対に気に入ります。