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迷い家ステーション【第2巻】

迷い家ステーション

迷い家駅… それは上越新幹線で東京から1時間ちょっとの在来駅「湯の屁」から走る第3セクター「虹湯鉄道」の終着駅。駅に勤める検修、堺鉄行は今日も駅長を兼任する蕎麦屋の主人、安曇正直と共に乗客たちを見守っている…。虹湯鉄道に新人研修の季節がやって来た。今年迷い家駅に研修に来たのはなんと16歳の女の子、野田一葉。一葉は運転士志望で何にでも一生懸命で、のんびりとした鉄行のペースに不満気味だった。そんなある日、迷い家駅近辺に大雨洪水警報が発令され、線路の土が雨水に流される危険性が高まった! 鉄行たちが線路を守るため、現場に急行する中、一葉も自らの意思で迷い家に留まり、現場に向かう。自然の猛威と鉄道を守る人々の戦いが始まった! その他、苦しい幼少時代を経て幸せをつかんだ女の子を正直たち親子が祝福する「別れ」、虹湯の蛍祭りの夜、鉄行と正直の娘、菜月が迷い家駅で自然の蛍を眺めながらひと時を過ごす「蛍祭り」などを収録。田舎の第3セクター鉄道終着駅「迷い家駅」に勤める人々と、鉄道を通して出会う様々な人々との交流を等身大で描いた小山田いくの感動鉄道ロマン第2巻! 当時の小山田いく先生の単行本コメント 『小さい頃、“駅”は蒸気機関車を見に祖父に連れられていった所でした。学生時代、“駅”は下宿から帰省するための場所… それから“駅”は通勤の通過点になり、今は、旅行に出るための、心躍る場所になりました。今、その時々の“駅”に対する気持ちを思い出しながら、描いています。』

星のローカス【第2巻】

星のローカス

クラスメイトの松井の誘いで美術部に出入りをはじめた聡だったが、正式な「部員」として活動することに対してはまだ踏切りがつかないでいた。そんな中、部長の小木あい子は聡の美術部入りを強く勧めているが、聡はその中に「部長として」ではない感情も感じていた。そんなある日、聡がイラストに使うポーズ写真集を持っていないことを知った小木は聡にデッサンをさせるために、自ら服を脱ぎ始めたのであった! そしてそこに志保里が入ってきて…! その他、聡と長尾が旅先で出会った少女との交流を描いた「コーヌ、コピア」などを収録。自分の道を模索する二木聡、聡を一途に想う志保里、ふざけながらも2人を暖かく見守る長尾と、友人たち。彼らの軌跡(ローカス)は交錯しながら物語を紡ぎ出してゆく… とある田舎町の高校生たちの青春群像を星の神話になぞらえて描く小山田いくの青春ファンタジー! 当時の小山田いく先生の単行本コメント 『ぎょしゃ座、アルファ星・カペラ。この星を見るとなぜか、学生時代、下宿で仲間たちとおでんをつまみながら酒を飲んでいる光景が、頭にうかぶんです。笑っている自分の姿でだけが目に浮かぶんです。聡もきっと、何年か後に、そんなふうに下宿時代を思い出すんじゃないかな、笑顔の自分と、その笑顔を得る為に苦労した自分に少々満足しながら…』