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たか
たか
2021/09/10
仙台弁が正確すぎてもはや教科書だでば!
camera
今まで人生で読んだ漫画の中で一番仙台弁が正確で笑いながら感動してしまいました。すごすぎる…!実家には1年8カ月間帰って居ないので読んでてめちゃくちゃ元気出ました。 先日新刊ページを眺めてたらパンチしかない表紙とタイトルを見つけ即購入し読んでみたら大当たり。 私の中の「漫画に出てくる仙台弁のネイティブ度ランキング」では今までいがらしみきお先生の作品がいつも断トツ1位だったのですがそれを上回って来ました(2位は相澤いくえ先生のモディリアーニにお願い)。もはや宮城県のその辺で撮影した動画を観てるレベル! 一番笑ったのが「いずい」の伏線回収のとこ。ラブコメの真っ最中に回収されて予想外すぎて普通に吹き出してしまいました。 正直「目の中にまつ毛」はいずいのレベル超えてる気がするけどそんなことどうでもよくなる面白さ。 Windows95のペイントで塗ったのか?って感じの表紙に反して、本編の絵は王道女性漫画という感じでとても素敵。 2巻まで読み終わったときに「えっ…ここで終わりなの」と残念に思うほど面白かったです。 (宮城県民以外が読んで面白いかどうかはちょっと自信ない) ▼感動したポイント 「1話の1コマ目の風景」 開始0秒で仙台じゃん!!www新幹線が減速し始める頃に左側の窓から見えるやつじゃん!! 「佐々木さえらさんだスペ!?」 なんの疑問も感じたことなかったけど「だスペ」って面白過ぎるな。 「まあズまズ」 よく言うよねばあちゃんが。意味は知らない。 「ほいなぐ」 「ハイカラだっちゃなイや!?」 笑いしか出ない!好き! 「なあーに語ってんの」 ファーーー!!言うわ!これ。 「とーちょーから来てけられんだォ」 ライティングが100点満点過ぎる。完璧にばあちゃんの声で脳内再生できた。 「ヤロッ子」 やろっこwwwリアルガチで15年ぶりくらいに聞いたし、漫画の中で見たのは初めてかも。 「んだがら」 「あらーやんだごどォ」 言うよね…!(ニッコリ) 「騙されったのか?」 うんうん、受動態は促音になるなる! 「んだすぺ?」 この1ワードだけで仙台力53万ある。 「んだ!こいなオマケのほーがいんだ!」 んだがらやァ。 【追記】 1話の「仙北担当希望」のところ。ルビが潰れて読めないけど読みは「せんぽく」のはず。キー局のアナが「けんぽく」という言い方に驚くというシーンを昔見て、「え…けんぽくって呼ばないの!?」とカルチャーショックを受けました。
ピサ朗
ピサ朗
2021/08/11
これはもう一種のホラー漫画だ
ギャンブルの恐怖、不快感、やるせなさ、人間の弱さ、クズさをこれでもかと描いていて、ネガティブな感情しか持てない最低の漫画なのだが、怖いほど、不快なほどむしろ優れたジャンルとなるホラー漫画と同じくギャンブル依存症の啓発漫画として見るならばこの酷さはむしろ絶賛すべき部分であろう…。 少々向こう見ずというか考えが浅いようには見えても、まともな人間だった主人公が些細な切っ掛けからパチンコに目覚め、完全な人間の屑に堕ちていく様は絶句するしかない。 恐るべきは「誰もがこう成り得る」というのを感じさせる生々しさで、登場するキャラクター全員パチンコを覚える前は、多かれ少なかれ善も悪も抱えた平凡な人間だという描かれ方なのだが、パチンコを覚えた途端善性を投げ捨て人間の悪性を恐るべき勢いで増大させていくのである。 そしてその被害にあうのは依存症者の財布だけでなく家庭そのもの、要は犠牲者は子供であるというやるせなさと生々しさが実に強烈、しかもそこまで身を崩しておきながら、ストーリー上の制裁的な部分が全く描かれず、ココもまた生々しい…。 普通の漫画なら破滅するか死の制裁か立ち直るか、そういう部分が入るがそんな救いも終わりも一切なく、最後のオチも恐怖しかないというか、もう勘弁してくれと言いたくなるその後が想像できる物で、ただただ一度ダメになった人間はダメなまま平気で生きていくという、そりゃそうだろうけど、そんな描かれ方を読まされるこっちの身にもなってくれと言いたくなる。 絵柄はファミリー4コマさながらの読みやすい物で、ストーリーも分かりやすく理解しやすいのだが、描かれている人間の醜さと屑さは理解を拒みたくなる強烈な物で、とにかく読んでいると精神を抉られる。 自分はここまでギャンブルにハマってないと思う人も多いだろうけど、些細な切っ掛けが有ればあっち側にいたというのを否定するには、でてくる人間が普通過ぎて、正直断言できないのがまた怖い。 ギャンブルの怖さを描くという点ではこれ以上ない作品で、恐怖と不快感はある種ホラー漫画やグロ漫画と同じく、マイナスだからこそ評価すべき部分でもあるが、それでも圧倒的な不快感は人に勧めるのを躊躇う物で、実際にパチンコ公営競技やガチャ、一番くじにハマってる人に見せても「自分はマシ」だと思わせかねないキャラクターの深刻な依存症っぷりはもう誰に見せるべき作品なのか分からない。 おススメはしないし、見て不快になってもしらないが、その強烈な内容と読みやすさの両立という点では、漫画としては相当に上手さを感じさせる作品ではある。