アサウラのプロフィール

アサウラ(1984年5月29日 -本名非公表 )は、日本の男性小説家、ライトノベル作家。北海道出身。都内在住。
大学在籍中に『黄色い花の紅』で第5回スーパーダッシュ小説新人賞(集英社主催)・大賞を受賞。2006年9月、同作でデビュー。銃器マニアであるため初期はガンアクションものを書いていたが、担当との打ち合わせにより、ラブコメやファンタジーではなく取るに足らないことを真剣に取り組みつつ馬鹿をやる作品を求められ『ベン・トー サバの味噌煮290円』からなるベン・トーシリーズを執筆。同作は2011年にアニメ化された。
セガ好きを公言しており、作中でそれをネタにすることがよくある。

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DOUBLE HELIX BLOSSOM

コロコロ発SF少女バディアクション #1巻応援

DOUBLE HELIX BLOSSOM アサウラ 西馬ごめゆき
兎来栄寿
兎来栄寿

女の子同士のバディものは古来から名作が多いと相場が決まっています。そして、ちょっと啀み合っているくらいがちょうどいい。そう思う方には、うってつけの作品です。 コールドスリープから目覚めると、自分がいた2020年代から60年経った2080年代の東京にいた東雲菊。その時代では通称「特能」と呼ばれる外部神経を体外に伸ばしてコントロールする超能力が極一部の人間に発現しており、法規制されているものの犯罪が後を絶たない状況に。悪化する治安を食い止めるべく、民間企業に警察の業務が委託され「民警」と言われる民間警察が普及しているという世界設定です。 菊の相棒となるのが、菊のことを「おばあちゃん」と呼ぶ16歳の月下香(つきさがりきょう)。世界で唯一の「クラス9」の特能使いで、大量殺人を行った凶悪犯罪者です。地雷がどこに埋まっているかもわからず、何かあると菊も殺そうとすらする危う過ぎる人物なので緊張感もありながら、その中で発生するコミュニケーションに面白さがあるコンビです。 時代によって失われた誰かを守るために真っ直ぐであろうとする価値観を持ち続けて戦場で駆ける菊。そんな菊の在り方に、ときに苛つきときに戸惑いながらも少しずつ距離を縮めていく様子が良いです。 コロコロレーベルということで対象年齢はやや低めに作られていますが、子供のころからこうした良質なバディものに触れられたなら素敵な大人に育っていくだろうなと思わずにはいられない作品です。

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