死んだ夫のあとを受け、念願の刑事となった紅谷留美。彼女が配属された東都警察署は、『羅生門』の異名を持ついわくつきの署だった。赴任早々、警察署の前でオデン屋を営む刑事課長・吉見や、そのオデン屋で食い逃げを働く警部補・黒田など、タダモノでない男たちが留美を迎える。翌日、コンビを組む黒田と共に、窃盗事件の現場へ出向いた留美は……。
剣道一途の熱血漢・桜井一平は憧れの剣道家を追い自らも警察官の道へ。様々な事件や人々との出会いの中で成長し、派出所勤務の巡査から生活課刑事へと警察官としても成長していく。笑いあり涙ありアクションありの青春警官物語!
50年前、雪鬼の仮面をかぶった大男が村人達を惨殺したという雪鬼伝説。この噂が残る雪鬼ヶ岳のスキーリゾートにスタッフモニターとしてやってきた一(はじめ)と美雪(みゆき)。主催者のIT企業関係者、招待客とともに楽しいひとときを過ごすはずだったが‥‥。やがて起きる不可解な事件!雪鬼ヶ岳に潜む雪鬼の伝説が、恐怖へと姿を変え、人々を喰らう!!
「田代組を知らないか…?」。10年前に潰れた暴力団のことを聞き回る謎めいた青年の雪人。朴訥な秋田弁を話す田舎者の彼は、一体何を企んでいるのか。雪人の登場が欲望の街・新宿に波乱を巻き起こす…!『新宿鮫』シリーズのベストセラー作家・大沢在昌の傑作小説「北の狩人」を、実力派作家・もんでんあきこが完全漫画化! 超強力タッグが描く本格ハードボイルドが、新宿に新たなヒーローを誕生させた!!
数年前に妻を亡くし、自らの体もガンに冒されていることを知った武田(たけだ)は、人生に絶望していた。自殺しようとしていた寸前、警察から一本の電話が入る。それは14年前に行方不明となった、娘の佐和子(さわこ)がなんと死体で発見されたのだという。時効を間近に控え、警察も諦めたこの事件に、武田は残された生命を懸け、犯人を見つけ出す決意をする──。
山田朝顔は興雲大学医学部法医学教室助教授にして、警察からの嘱託で司法解剖を行う監察医を兼務している。刑事をしている父・万平からの連絡が入り、朝顔は河原で上がった溺死体を司法解剖する。その結果、遺体の胃の中から15mmくらいの小さな発泡ウレタンが見つかった。自殺、他殺、事故……さまざまな可能性があるなか、外傷はなく着衣の乱れもないことから、警察は遺体を自殺とみなす。しかし朝顔は、被害者の胃のなかから見つかった発砲ウレタンと、遺体にすがりついた男の態度を不審に思う。誰もが迎える死の瞬間(とき)。その最期のメッセージに込められた真実とは?遺体と向き合う壮絶な現場で奮闘する一人の女性監察医が今、花開く――!!
「ボクは三億円事件の犯人の息子です」――1968年12月10日に起きた昭和史最大の未解決事件、三億円事件。大規模な捜査が行われたが、7年後に時効を迎えた……。そして時は流れ現代。一人の少年が瀕死の老刑事に「おまえの父親は、三億円事件の犯人だ」と告げられた!!運命の輪に巻き込まれた少年は、三億円事件の謎を明らかにできるのか!?列島縦断クライムサスペンス!!
殺人課の黒人刑事・マグローと、全身傷だらけの謎の老人・マーカスのタッグが様々な難事件に挑む!! しかもマーカスはかつて江戸を震撼させた十手者“かみそり半蔵”で、今は既に90歳を超えてるだって……!?
▼第1話/というわけで相沢光司です▼第2話/3日遅れの権藤刑事▼第3話/金だ金だ、ネコババだ▼第4話/俺がご主人、おめーが家来▼第5話/白衣の天使とニワトリ男▼第6話/私の勘はよくあたる▼第7話/キレイな心にキレイな瞳▼第8話/洋子ちゃんは私がいただく▼第9話/さらば権藤、こんにちは麻子▼第10話/チカン野郎がふざけやがって▼第11話/バカだけどかわいい男
殺人事件を被疑者視点の夢で予知するも、防げたことがない新米刑事の来栖日和。ある日彼女が見た夢に、只ならぬ雰囲気の男の射殺場面が…。夢をヒントに男を見つけ出した日和の眼前で、実際に銃弾が彼を捉え!? 運命干渉型クライムアクション開幕!!
人気美少女モデルばかりを狙う連続殺人事件が発生する。そんな折、事件を担当する刑事・秋葉の元に、被害者のモデル仲間である女子高生・久保みずほが訪ねてくる。犯人に狙われる可能性の高いみずほの協力を得て、秋葉は囮捜査を開始するのだが…!?
近未来の東京・浅草。超人的な身体能力を有する烏丸響子・16歳は、浅草署の保安課の刑事。彼女の職務は異端の抹殺。鬼や神隠し、ヒトイヌなど人外の異端を追って、響子は闇を駆け抜ける!本格ミステリ・アクション登場!
“妖艶JKは泥棒だった!? 美こそが正義の学園BF(バトルファンタジー)” 20XX年、レオナルド・ダ・ヴィンチの隠された遺産が拡散され、人類滅亡の危機に…。「美しさこそが正義」をモットーに刑事を目指す高校生、御家乱治郎。骨董屋の祖父に鍛えられた、善悪を判断する鑑定眼で街の悪事を事前に解決する日々。そんなある日、黄金比の顔を持つ百名リザが転校してくる。彼女はただのJKではなく、Dの遺産を壊して盗む泥棒だった――。泥棒JK×熱血正義DKの学園バトルファンタジー!
安田財閥の跡取り、安田一平が刑事となって帰ってきた!!新米ながらも事件に体当たりでぶつかっていく一平の前に、権力者達の理不尽な犯罪が立ちはだかる。一平は男の正義をつらぬくことができるか!?
▼第1話/ノウハウ ▼第2話/赤山家庭事情 ▼第3話/王国再建 ▼第4話/更年期だ赤山 ▼第5話/タイムサービスだ赤山 ▼第6話/警視庁・秋の祭典 ▼第7話/赤山米騒動 ▼第8話/死のフチ・前編 ▼第9話/死のフチ・後編 ▼第10話/刑事犬(デカけん) ▼第11話/至近家族 ▼第12話/万引きランナー ▼第13話/テレパシー ▼第14話/刑事として ▼第15話/刑事、藤峰子 ▼第16話/赤山家庭事情II ▼第17話/刑事(デカ)適性テスト ▼第18話/上京物語 ▼第19話/赤山と水 ▼第20話/黒川弱る ▼第21話/2階同士 ▼第22話/コソ泥志願 ▼第23話/赤山家庭事情III ▼第24話/ホルモンの挑戦 ▼第25話/続・ホルモンの挑戦 ▼第26話/赤山VS宇野宙太 ▼第27話/藤、人を捜している ▼第28話/はたらくあかやま ▼第29話/落谷刑事 ▼第30話/団地24時 ▼第31話/古いモノ ▼第32話/ムボー君 ▼第33話/ムボー君II ▼第34話/藤、人を捜し当てる ▼第35話/過原(すぎはら)・前編 ▼第36話/過原・後編 ▼第37話/ムボー君VS宇野宙太 ▼第38話/ムボー君マジックショー ▼第39話/ムボー君マジックショーII ▼第40話/雨の日 ▼第41話/血だらけ ▼第42話/過原、考えが渦巻く ▼第43話/過原と赤山 ▼第44話/休日 ▼第45話/赤山、捕まる ▼第46話/黒川と間田(はざまだ) ▼第47話/再会 ▼第48話/ホルモンの歯 ▼第49話/マカナイの傘 ▼最終話/走れ赤山 ▼(被)警察24時+ ▼その後のホルモン ▼凶器カタログ’04 ▼高速扉道路 ▼けむたいあんた ▼ファンシー住宅●主な登場人物/赤川(ベテラン刑事。バツイチ)、黒川(若手刑事。素直)、藤蜂子(女刑事。多感)、ホルモン(刑事犬。鼻炎)●本巻の特徴/街の治安を守るハズの刑事たちが引き起こす、余計な事件! 小田扉独特のテンポで、個性派刑事たちが暴走、そして脱線する、脱力刑事ギャグ!!
「この世界」は、かくして生まれた――『BLAME!』の世界から遙かに時をさかのぼった時代。まだ確立されたばかりの超巨大ネットワーク世界で、謎の組織「教団」はシステムの僅かな歪みを利用し次々と魔物を生み出していた。不可解な児童連続誘拐事件への「教団」の関与を突きとめた女刑事・裾野結の追跡が今、始まる!!
山小屋で昆虫採集をして暮らす羽生のもとに、アンリという女性が訪ねてきた。とある事件で妹を殺されたショックで刑事をやめていた羽生だが、その犯人が新たな犯行を起こし始めたという。若い女ばかりを狙う猟奇殺人犯、通称「狩人蜂」を捕まえるため、警視庁警部補のアンリは「あなたの鑑識眼を貸してほしい」と復職を依頼するが…。
夕暮れの商店街で、全裸の男が怪死を遂げた。検死の結果、体から新種の寄生虫が発見される。ベテラン刑事・溝口とその部下・井上は事件を追う内、ひとつのマンホールへとたどり着く。暗闇の中、そこには謎の“施設”の存在が…!? 加速する恐怖、戦慄のバイオ・ホラー!!
「あなたの怨み晴らします」自分勝手な理屈でスリを働き被害者をいたぶる性悪女。泥酔した女性に乱暴し金を盗み取る男。偽装離婚を持ちかけ妻に借金させる屈折した心を持つ男……。連鎖する人々の情念が消えぬ限り、「必要悪」の暗躍は続く──!怨み屋の新たなる闘いが、新シリーズでついに開幕!!
凶悪犯罪専門の警視庁特別犯罪課に所属する、「ドーベルマン」と呼ばれる刑事・加納錠治の活躍を描いたハードボイルド・アクション。ハイジャック事件を起こし、乗客全員を人質に取った犯人・三杉は、かつて自分の片腕を銃で吹き飛ばした刑事・加納錠治の身柄を要求する。そして現場に現れた加納は、三杉の命令によって銃を捨てて全裸にされるが……!?
北赫羽(きたあかばね)署に勤務する新谷舞は突然「組織犯罪対策課」に配属される事に。早速、管内で勢力を拡大する武闘派ヤクザ組織「竜神組」組長・三黒翔吾の動向を探る為に尾行する新谷。しかし突然、新谷の目の前で三黒が苦しみだし…なぜか全長20センチに!!? 三黒が頼れるのは目の前にいる新谷だけ――…警察史上最大の不祥事!? 武闘派“短小”ヤクザと臆病“凄腕”刑事(デカ)の仁義なき“内密”同居コメディー開幕――!! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
この捜査は、「悪夢」に捕まったら終わり… 夢を直接覗いて、無意識下の情報を探る「サイコシーク」。そのシステムを用いた捜査に抜擢された新人刑事のムツキは、案内人のクララと共に、連続する少年犯罪の容疑者たちの夢に潜るが…。
身元不明の右手首が発見された。捜査が行き詰まる中、別の事件の参考人の手相占い師が「この手は男で服飾デザイナーですね」と分析する。試しに失踪者リストを検索すると、占い師の言う通りの人物像が浮かび上がってきた。その占い師は手の特徴や手相からその人物像や背景を知る事ができるというので、事件を解決するためにミン刑事は男を脅して捜査に協力させる事に。手相占い師×捜査官の異色のクライムサスペンスが開幕。
九頭見灯(くずみともし)は、家庭を顧みない両親、退屈な学校生活に嫌気が差し、スリに身を落としている。ある日、灯は悪名高い政治家からスリを働く。彼の師匠・政二郎は危険を感じ、灯のスった財布を戻そうとするが、財布と一緒にスった手帳が原因でその政治家の秘書に殺害されてしまう。灯は参考人として警察に呼ばれるが、河鹿川署の諸戸刑事は彼の境遇を知り、人形劇団「泡雲」に彼を紹介する。以来、灯はマリオネットを相棒としたスリとなる。 マリオネットをつれた天才スリ師『九頭竜(くずりゅう)』が財布の中からドラマを盗む! 「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第1巻! 小山田いく先生の当時の単行本コメント『10年ほど前、当時の国電の車内で、一度財布をすられたことがあります。幸い被害は二千円ですみましたが、いつすられたのか全くわからなかったのには、感心しました。そしてそれからです。東京に行く時は、胸ポケットにはダミーの財布を入れるようになったのは。中にはスリが頭ふっとぶほどの悪口を書いた紙が入っているのですが…以来一度もすられないのです。おもしろくないな…。』
「2年間くらい一緒に昼食ってた同僚の嫁の話が面白くて好きだったんだけど、嫁も彼女もいないって他の人から聞いて仕事が手につかない」というまとめを読んでたら、その中に「PS-羅生門-みたいだな」というコメントがあって気になって1巻を読んでみた。 https://togetter.com/li/1748063 とにかく絵がメチャクチャうまい!!キャラデザもコマ割りも演出もすごく良くてアニメ映画を観てるみたいな格好良さがあって、現代が舞台のはずなのになぜか近未来感がする。 羅生門と呼ばれる署は、警察官としてどころか一般人として社会不適合な人間ばかりで構成されている。 借金がやめられない男、死んだ息子の死に苦しみ続けている男……。 普通だったら集団から排除されてしまうような人間たちが、受容されているところが本当に懐深くて好き。 ハッキリ言って長所と短所を比べると遥かに短所(とそれによって周囲にかける迷惑)は大きいんだけど、それをみんなが全く気にせず飲み込んでいるところがいい。 こういうそれぞれが好き勝手に生きて、それを互いに受け入れあってるのを見るのは気持ちがいいですね。 1話ごとにそれぞれの事件が解決するショートショートスタイルなのも読んでて楽しい。 読んでよかった。なんで今までこの作品のこと知らなかったんだろう。