先月の新刊を語る会 【2019年1月発売新刊漫画】小手川ゆあ 『グラスのマーメイド』 葵藍兎 『化物語』(4) 西尾維新/大暮維人 『アラ還 愛子 ときどき母 あなたへ ~一期一会・最後の恋~』(1〜2)金子節子 『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─』(6) 武田一義/平塚柾緒 『セーラー服と向日葵』(1) 中島ベガ 『十二人の死にたい子どもたち』(3) 熊倉隆敏/冲方丁 『LIMBO THE KING』(5) 田中相 『青のオーケストラ』 (5) 阿久井真 『月光社ボーレイ奇譚』 (1) 川端新 『トクサツガガガ』 (15) 丹羽庭 『オートマン』(1) 柞刈湯葉/中村ミリュウ 『バジーノイズ』(2) むつき潤 『DOG SIGNAL』(1) みやうち沙矢 『亜獣譚』(5) 江野スミ 『ニンジャスレイヤー・キョート・ヘル・オン・アース』 田畑由秋/余湖裕輝/ブラッドレー・ボンド/フィリップ・N・モーゼズ 『ハクメイとミコチ』(7) 樫木祐人 『いつも月夜に米の飯』(1) 小森江莉 『棚の上のなにか』 百名哲 『グヤバノ・ホリデー』 panpanya 『靴ずれ戦線 ペレストロイカ』(1) 速水螺旋人 『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』(12) 長田悠幸/町田一八 『ブレードガール 片脚のランナー』(1) 重松成美 『あなたに捧げる私のごはん』 松田洋子 『少女巡礼』(1) にしお栞 『異邦のオズワルド』(1) おかざきさと乃 『スキップとローファー』(1) 高松美咲 『金剛寺さんは面倒臭い』(3) とよ田みのる 『ライドンキング』(1) 馬場康誌 『漫画家さんのおいしいさしいれ』 いくえみ綾/池辺葵/磯谷友紀/久世番子/コナリミサト/早良朋/志村貴子/高野雀/谷川史子/猫とろ/ねむようこ/藤村真理/松田奈緒子 ほか総勢42人の女子漫画家 『北北西に曇と往け』(3) 入江亜季 『しまなみ誰そ彼』(4) 鎌谷悠希 『サクラコード』(5)(完)みなぎ得一 『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(14) 谷川ニコ 『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』(1) 北条司/えすとえむ 『うたかたダイアログ』(3) 稲井カオル 『付き合ってあげてもいいかな』(1) たみふる 『凛としてカレンな花のように』(1) ヒロアキ 『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』(13) 草水敏/恵三朗 『鬼滅の刃』(14) 吾峠呼世晴 『乙女怪獣キャラメリゼ』(2) 蒼木スピカ 『腐女子になって四半世紀経つとこうなる』(1) 御手洗直子 『転生悪女の黒歴史』(1) 冬夏アキハル 『前科者』(2) 香川まさひと/月島冬二 『侠医冬馬』(1) 村上もとか/かわのいちろう 『まめしばコ!の、いっしょう』(1) 一本木蛮 『春夏冬さんに呪われるっ!?』(1) 三ノ咲コノリ 『It’s MY LIFE』(アニメ化クラウドファンディング/描き下ろし小冊子) 成田芋虫 『さよならローズガーデン』(1) 毒田ペパ子 『マリッジパープル』(1) 林みかせ 『エコール・ド・プラトーン』(1) 永美太郎 『青色ストライプ』(1) 盛田賢司 『千歳鬼』(1) 小松万記 『ホウキにまたがる就活戦争』(1) 江戸川治 『恋せよキモノ乙女』(3) 山崎零 『ALL OUT!!』(15) 雨瀬シオリ 『針棘クレミーと王の家』(3) 唯根 『ガールズ&パンツァー プラウダ戦記』(1) 吉田創 『ラガーにゃん』(1)そにしけんじ/廣瀬俊朗 『天地創造デザイン部』(3) 蛇蔵/たら子 『電撃トラベラーズ』(1) 瀬川はじめ/オカザキトシノリ ■海外マンガ 『Dansker』Halfdan Pisket 『Moi, ce que j’aime, c’est les monstres』 Emil Ferris 『Les Chemins du Fantastique』 Guillaume Sorel 『A travers』 Tom Haugomat ■ムック本・雑誌など 『ザ花とゆめ無敵ガール』 https://www.hakusensha.co.jp/news/53964/ 『Spectator(スペクテイター)43号 特集:わび・さび』 http://www.spectatorweb.com/ 『SFマガジン2019年2月号 百合特集』 https://www.hayakawabooks.com/n/n92ff741b5e97
小手川ゆあTwitter漫画を描いています。 最新作はコミックタタンhttps://t.co/Q1nkQChgGw インスタはこちら https://t.co/vHbCzuURst BOOTHはこちら https://t.co/DpwwoVLTtt
総勢23人もの漫画家先生たちが、 肉に関する思いや思い出や思い込みなどを かなり自由にエッセイ的に描いていらっしゃる。 さすがに肉を嫌いという人は少ないし、 肉と言えばエネルギーの塊だし、 マンガ連載という激務をこなしている先生方は それぞれに肉を味わうことで英気を養って 仕事を頑張っている方が多いみたい。 それでも各先生ごとに結構な個性の違いがあり、 谷口奈津子先生と宇野ユキアキ先生は それぞれに「生肉」の持つ魔性的な魅力について 描かれていますが話の内容はかなり違う。 大井昌和先生と横田卓馬先生はともに 「編集さんにご馳走してもらった初の高級しゃぶしゃぶ」 について描かれていますが、感想は正反対。 棚橋なもしろ先生は肉食女子会エピソードをもとにして いかに肉が下衆トークの醍醐味を増すかについて語り、 大島千春先生は肉を煮込むことで心がいかに安らぐか を描いています。 こうした各先生のエピソードを読むと、 普通の書評を読むよりも、もっとよりわかりやすく 「ああ、この先生は多分こういうマンガを描いているのだろうな」 と、わかったような気になります。 大島千春先生の「いぶり暮らし」は読んだことがあるので 「いぶり暮らしの作者の先生らしい肉マンガだなあ」 と思いましたし。 こういうエッセイ漫画集って、 今まで知らなかった漫画や先生を知るいい本かもしれませんね。 読んでみて、自分と肉の好き嫌いや拘りが似ている先生とか、 先生の名前や代表作の名前は知っているけれども 読んだことは無かった、という先生に興味を覚えて その先生の作品を読んでみる気になる人も 多いのではないでしょうか? 最初から、そういうPR的な効果を狙ったエッセイ集なのかな? 私も棚橋先生の回を読んで、 「この先生の漫画って思っていたより下衆くて面白いかもな」 と興味を持ちました。 色々と違っていたらスミマセン(笑)