今際の国のアリス
やりきれない日常に苛立つ高校生・有栖(アリス)良平が悪友の苅部(カルベ)や張太(チョータ)とブラつく夜、街は突然巨大な花火に包まれ、気づけば周囲の人気は消えていた。夜、ふらりと入った神社で告げられる「げぇむ」の始まり。一歩誤れば命が奪われる理不尽な難題の数々を前に、アリスの眠っていた能力が目覚め始める…麻生羽呂が全くスタイルを変えて挑む戦慄のサバイバル・サスペンス、開幕!
桜蘭高校ホスト部
超お金持ち高校・私立桜蘭学院。第三音楽室に迷い込んだ庶民特待生・ハルヒは、「ホスト部」の美麗男子6名と出会う。彼らには関心のないハルヒだったが、部室内の花瓶(800万円!)を割ってしまい、借金返済のためホスト部員になる羽目に…!?
リトのトラブルな日常が帰ってきた。ララの双子の妹・モモとナナが彩南高校に転入。モモは、「ハーレムを創る」という怪しい計画を練り、リトを肉食男子に変身させようとするが……!?更には、謎の敵がリトを襲撃して!?
少女ファイト
「あの日から、友達は作らないって決めたんだから」大石練(おおいしねり)・15歳。バレーボールの名門・白雲山(はくうんざん)学園中等部に在籍。練はずっと自分を抑え続けていた。小学校時代に全国大会で準優勝したチームのキャプテンであったほどの実力を隠しながら。集団スポーツの中で、自分を殺さなければいけない理由は――。それでもバレーを辞められない想いとは――!!バレーボール群像劇スタート!
ふしぎ遊戯
中学3年生の夕城美朱(みあか)は現在、花の受験生。女手ひとつで育ててくれた母親の期待に応えるために、超難関進学校の城南学院を目指して猛勉強の毎日を送っている。ある日、美朱は親友の唯と受験勉強をしていた図書館で「四神天地書」という古い本を見つけた。この本を読み終わると、本の主人公と同じように朱雀(すざく)の力を手に入れて、望みがかなうという。その本を開いてしまった2人は、本の中に吸い込まれてしまい…!?
天
顔に無数の傷をもつ男――天。見かけの豪放さとは違い彼の打つマージャンは繊細で思慮深い。権謀術数の卓上に彼の不敵な微笑が浮かぶ。ある日、なじみの雀荘のピンチを聞きつけた天はその店へとおもむく。しかしそこにいたのは、まだあどけなさの残る若者ひろゆきであった。
MONSTER
ヨーロッパを舞台に繰り広げられる、衝撃のサイコ・サスペンス!! デュッセルドルフ・アイスラー病院の日本人医師・天馬賢三は、人道的見地から少年ヨハンの命を救う。それがすべての始まりだった…。ヨハンの真の姿は? 天馬の運命は? ヨハンをめぐる天馬の旅は続く。
オルフェウスの窓
ドイツ・レーゲンスブルクの音楽学校、聖ゼバスチアンの塔に400年前から伝わる「オルフェウスの窓」―――男性がその窓から地上を見下ろしたとき、一番はじめに眼界に入った女性と宿命的な恋におちるという伝説を持ったその窓で、ユリウスとイザーク、またユリウスとクラウスはそれぞれ出会う。ところが伝説には続きがあり、その恋はオルフェウスとエウリディケの悲恋にならって必ず悲劇に終わるという…
罪(人間に危害を加えるなど)を犯した霊に対して刑を下し、あの世へ送る能力を持つ魔法律執行人・六氷透と、彼の助手を務める草野次郎。そんな彼らを、霊に悩める人たちが次々と訪れ…。戦慄の世界への扉が今、開かれた!!
本日のバーガー
食品商社マンとして世界中の食に触れてきた男・神宮寺慧。彼が脱サラして始めたのはハンバーガー店だった! 世界のバーガーを知り尽くした神宮寺が魅せる日本人の知らないバーガーとは!? 日本初! 本格ハンバーガーコミック!
黙示録の四騎士
『七つの大罪』正統続編! 全世界待望の冒険ファンタジー!! 予言は示された。「遠くない未来、世界を滅ぼす四人の聖騎士が現れる。――その名を〈黙示録の四騎士〉」。厄災の芽を摘まんと色めき立つは、アーサー王に忠誠を誓いし一騎当千の聖騎士たち。その余波は、遠く辺境にまで及び……、一人の少年の運命を揺るがす! 己が心の命ずるまま、一歩を踏み出す少年。その前途に待つは、夢か希望か栄光か罪か。古今無双のヒロイック・ファンタジー、開幕!!
ばくおん!!
ちょっと天然ぎみな女子高生・佐倉羽音は、登校途中の坂道にへこたれた事がきっかけで、バイクに興味を持ち始める。すでにバイクに乗っている同級生の天野恩紗とともにバイク部に入部することになった。羽音はさっそく免許の取得をめざすのだが……?初めて尽くしのワクワク女子高生オートバイ学園ライフ♪
「『鬼滅の刃』は難しいテーマを背負わず純粋な娯楽としての少年漫画だから万人にウケている」と何かのウェブ記事で読みました。確かにそうだと思います。面白いし、感動や勇気を与えてくれる、娯楽の本分を全うした作品だと思います。ですが敢えて厳しい言い方をすれば「消費されて終わり」なんですよね。 今際の国のアリスという作品は、ある意味カウンターのような、またある意味では一歩先を見据えたような、そんな漫画でした。少年漫画のサイズと値段で販売され、尚かつ一見して「デスゲームもの」という消費型の娯楽の最たるジャンルの皮を被っているので、いざ読んでみるとその想像を遥かに超える懐の深さに面食らうかと思います。手に汗握る心理戦やアクション、出会いと別れを経て成長していく主人公。心理学に精神医学、経済学、人文科学。死生観、命の価値。余りに予測不能な曇天返し。 「凄いものを読んだでしまったぞ」といてもたってもいられなくなるw 思考停止した娯楽を貪る社会への痛烈な問いかけのようでもあり、全てを肯定しているかのようでもあり。読むと世界のことをもっと知りたくなる、そんな本です。