はぐちさん
話題の大人気作品が待望の単行本化! 不思議な生き物とOLのキュートでシュールなゆるゆるライフ。日々の生活に追われるOL・八千代(やちよ)のもとに現れたのは、不思議な白い生き物・はぐちさん。玄関を開ければ、ただいまを言える相手がいる。カレーのいい匂いで、一緒にお夕食。お風呂でぽかぽか温まって。寝るまえに母へメッセージを送ろうとして… 「あらためて考えて何なんだろうこの子…」犬でもネコでもペットでもない、はぐちさん。どっちかっていうと、カワイイ系で、色白で、料理が得意で、ちょっと丸顔――、のはぐちさんと過ごす春夏秋冬。Twitterで発表された作品に加えて、大幅加筆修正&描き下ろし収録! ほっこり笑って癒される、話題の1作!
たべられうさ。【フルカラー】
うさぎ親子がスイーツに転生!!!? 「comico」で大人気、シュールな極上スイーツアドベンチャー!! はじめまして、父ちゃんと息子だ! 前世は、うさぎの親子! 現世では、気が付けば体が生クリームになっててパンケーキの上にいたんだ。パンケーキの上で×××されたり! マシュマロになったら、今度はパンの上!? オーブンで焼かれて、○○○!!!! どうしてこうなった――!?
小さなお茶会 完全版
本書の中にも使われていますが、「時が満ちる」という言葉があります。「ぷりん」と「もっぷ」という猫の夫婦が紡ぎ出し、多くの人々の心を豊かに満たした不朽のメルヘン『小さなお茶会』は、いろいろな意味で「時が満ちる」ことで結晶した作品です。少女マンガが、少女をきらびやかに飾るための作品から、少女の、さらには人間の心の揺らぎに沿った作品へと深化していったとき、『小さなお茶会』は誕生しました。当時、『ぷりん』と「もっぷ」の夫婦が繰り広げる、繊細で、豊かで、優しく、温かく、そして不思議な世界に多くの人が魅了され、癒されました。また華麗に描きあげられた私たちの宇宙の不思議に慄かされ、驚かされました。この時、『小さなお茶会』は少女マンガの到達点という、「時を満たした」作品として誕生し、少女マンガの枠を軽やかに超える普遍的な感動を与えてくれました。そして今、再びこの作品の時が満ちてきました。私たちはとても生きにくい時代にいます。どこか窮屈で、孤独で、ともすれば自分自身の時を失いがちです。そんな索漠とした思いを抱くとき、再びこの作品の輝きが、私たちにおりてきて、豊かに私たちを照らしなおしてくれます。懐かしく、温かく、時にはぞっとするように……。初めての方も、再読の方も、「ぷりんともっぷ」の世界の扉を開けれてください。不朽のメルヘンだけが持つ至高の世界が待っています。
うちのトイプーがアイドルすぎる。
こどもの頃から動物が大の苦手だった私。だけど12年前のある日、家族が連れ帰ってきた1匹のトイプードル“クーさん”を飼うことに。こちらの気持ちも伝わっているのか、なかなか懐かず敵意をむき出しにしてくるクーさん。でもあるとき、動物の心も人間と一緒だと知ってからわたしとクーさんは少しずつ仲良くなっていって―。ツイッターとピクシブエッセイで人気沸騰!トイプーのかわいさにキュンキュンの実録コミックエッセイ。
ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話
猫になった主人公が、ブラック企業をホワイト化していく癒やし系ねこコメディ!働き方改革で騒がれる現代。見直されつつあるものの、やはり存在するブラック企業。激務、長時間拘束、薄給…。三拍子揃ったブラック企業の1つで働いていた主人公のモフ田くんは、朝目覚めると猫になっていた!あまりのできごとに会社に休暇連絡を入れるも「いいからさっさと来い!」と、予想通り一蹴されてしまう。猫の姿で出社した彼に驚く周囲。しかし、自身が猫になってからというもの、社内の人間関係が修復され、会社も福利厚生の充実など徐々にホワイト化していく様に、モフ田くん自身が一番驚いているのだった。全ページフルカラー。twitterやpixivで数々の猫まんがを発表し、話題を呼んだ新進気鋭の作家 清水めりぃの初の単行本。単行本では、猫になった主人公の日常や恋愛模様などを描いた描き下ろしを40ページ掲載!
2200年ねこの国ニッポン
「2200年、人類の少子化が進んだこの国は――猫の国になりました。」これは猫も話し、学び、働くようになった近未来で暮らす、女子高生と飼い猫の物語。女子高生・麦島さんの飼い猫・ソラは、「麦島さん」と飼い主を苗字・さん付けで呼ぶ。理屈っぽいソラだけど、猫らしく気まぐれなところもあって振り回される麦島さん。でも、人より猫な世界で暮らすのは、思ったより幸せです!!
歩くひと
▼第1話/鳥を見る▼第2話/雪が降る▼第3話/町に出かける▼第4話/木のぼり▼第5話/雨が降る▼第6話/夜泳ぐ▼第7話/台風のあと▼第8話/長い道▼第9話/星の降る夜▼第10話/路地をぬける▼第11話/かすんだ風景▼第12話/桜の寝床▼第13話/忘れもの▼第14話/夜明け▼第15話/よしずを買って▼第16話/いい湯だな▼第17話/海を見に来て▼解説・村上知彦●登場人物/夫(郊外の借家に引っ越してきたばかりの男。年齢40歳前後)。妻(夫とともに郊外に移り住んできた)。ゆき(この家に迷い込み、飼われることになった飼い犬)。●あらすじ/仕事の都合で郊外の一軒家に引っ越すことになった夫婦。夫は着くなり、「ちょっと歩いてくるよ」と言い残し、家を後にする。行く先々で、都会では見られない自然を感じながら歩いていくうち、林でバードウォッチングをしている人を見かける。望遠鏡を覗かせてもらった彼の眼に、初めてシジュウカラの姿が飛び込んできた。そうして家に帰ってみると、一匹の白い犬が迷い込んで来ていた。前の飼い主が置いて行ったというその犬を、彼ら夫婦は飼うことにする(第1話)。●本巻の特徴/1回の掲載分8pのなかで、日ごろ眼に止めないようなある町の風景の数々を、「あるく人」の眼から繊細なタッチで畏敬や憧れの対象として描き出してみせる珠玉の小品。『「坊っちゃん」の時代』で98年手塚治虫漫画賞を関川夏央とともに受賞した谷口ジローが、その連載と平行して描いた異色作である。●その他データ/『モーニング・パーティー増刊』90年30号~91年47号掲載。
この物語でネコに危害はいっさい加えておりません。
にゃにゃにゃにゃにゃにゃんにゃにゃにゃにゃにゃんにゃんにゃ。にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃんにゃんにゃんにゃにゃんにゃんにゃにゃにゃにゃんにゃにゃにゃにゃんにゃにゃんにゃん!!にゃんにゃにゃにゃにゃんにゃんにゃにゃんにゃんにゃにゃにゃにゃ…。にゃにゃにゃにゃんにゃんにゃにゃんにゃんにゃん――!?
伊藤潤二の猫日記 よん&むー
ホラー漫画家・伊藤潤二のお笑い猫マンガ! 笑いと恐怖は紙一重、愛猫のコワかわいさにおののいちゃってください!! 実話エッセイコミックなのにギャグ漫画。こんな強烈な猫マンガ、他じゃ見あたらんよ。伊藤潤二ファン、必読の1冊ですヨ~。
ドーナツうさぎ こむぎちゃん
こむぎちゃんはとある洋菓子店に暮らしている不思議なうさぎ。あなたにぴったりなスイーツをマイペースに紹介するお仕事をしています。こむぎちゃん流のおもてなしにキュン必須!季節にちなんだ絶品ケーキと、お客さんとこむぎちゃんとの優しい日々……ハッピーがぎゅぎゅ~っと詰まった癒し系4コマです!
夢降るラビット・タウン
クチコミなし
服を着て立って歩くウサギと人間達が共に住む町“ラビット・タウン”。天文台で働く少年・辺太と太ったウサギのポンペイは今日も不思議な騒動に巻き込まれます。農薬を使い質の悪いイチゴを量産する強欲な霧吹オヤジに対し、自然を敬う天才・勾玉博士が取った手段とは?『イチゴ・ジュース』。脳ミソ活動液を飲んだポンペイが作った人体模型器械・骨平太が夏美に恋した!骨だらけの不気味な姿を嫌われた彼は肉体を持そうとする……『オリオン肉店』。天文台で働く少年・辺太と太ったウサギのポンペイは今日も不思議な騒動に巻き込まれます。都会から出たゴミを集めラビット・タウンに捨てる霧吹オヤジ、でも本当に悪いのは“もったいない”という気持ちを失った人々では?『GOMI』。
うさぎは正義シリーズ
クチコミなし
【狼のボスが…うさぎ!?】空腹でボロボロになっていた二頭のオオカミの前に現れたのは…圧倒的な戦闘力とカリスマ性を持つうさぎだった!? そして始まるボス(うさぎ)と手下(オオカミ)の自然界大逆転ヒエラルキーライフ!! その他、かわいいうさぎ達が人間社会をぶった切る2作品「新入社員はうさぎ」「うさぎと合コン」も収録!!
はぐちさん
話題の大人気作品が待望の単行本化! 不思議な生き物とOLのキュートでシュールなゆるゆるライフ。日々の生活に追われるOL・八千代(やちよ)のもとに現れたのは、不思議な白い生き物・はぐちさん。玄関を開ければ、ただいまを言える相手がいる。カレーのいい匂いで、一緒にお夕食。お風呂でぽかぽか温まって。寝るまえに母へメッセージを送ろうとして… 「あらためて考えて何なんだろうこの子…」犬でもネコでもペットでもない、はぐちさん。どっちかっていうと、カワイイ系で、色白で、料理が得意で、ちょっと丸顔――、のはぐちさんと過ごす春夏秋冬。Twitterで発表された作品に加えて、大幅加筆修正&描き下ろし収録! ほっこり笑って癒される、話題の1作!
ダルちゃん
普通の人に「擬態」しても、生きづらい。ダルダル星人の姿を隠して、一生懸命に「働く24歳女性」に「擬態」するダルちゃん。ダルちゃんは「普通」じゃない。そのままの姿だと気持ち悪がられます。だから社会のルールを一生懸命覚えて、居場所を探します。誰かに合わせて生きていると、自分が本当は何を考えているのかわからなくなるけれど、それで相手が喜んでくれているのなら、人に合わせることの、何がいけないのだろう――。資生堂のウェブ花椿にて2017年10月~2018年10月に連載されていた本作。連載時より「しんどいけれど、読む手がとまらない」「ダルちゃんは、私だ」と大反響の声が集まった傑作コミックを、フルカラーで単行本化。孤独への強烈な自覚のある人物が創作に目覚める過程を通じて、自身の「ほんとうの言葉」を獲得していく姿は、圧巻です。くるおしいほどの切実さが胸に迫る傑作コミック。
ヒヤマケンタロウの妊娠
「妊娠」「出産」。他人事だと思っていませんか?男が妊娠・出産するようになり、早10年。エリートサラリーマン桧山健太郎(ひやま・けんたろう)は、自分が妊娠したことを機に、世間の「男の妊娠・出産」に対する偏見を目の当たりにする。最初は自分の居場所を作るため、出産を決意した桧山だったが、その行動は、すこしずつ、周りの人を、そして自分自身を変えていき……?
WHITE NOTE PAD
「私」の人生は奪われた―― 1年前、体と人格が入れ替わった男女。小田薪葉菜(おだまきはな、女子高生・17)と木根正吾(きねしょうご、自動車工・38)は、ある日突然、体と人格が入れ替わってしまった。別人の体のままで1年が過ぎ、偶然2人は再会する。少女の体になった男は容姿を磨き美しい読者モデルに、中年男の体になった少女は記憶喪失扱いで定職を失っていた。再会した“自分”はあまりにも違う“自分”になっていて――。 女子高生(17)と中年男(38)。女と男、人格逆転ドラマ。
ゴゴゴゴーゴーゴースト
社内不倫で弄ばれた傷心ダメОLの明智ウシロ。彼女の前に突然現れたのは、オネエゴースト・正子。自暴自棄になっているウシロに正子が出した提案とは? おかしな2人の、奇妙でイケイケな祟り生活が始まる!
おるちゅばんエビちゅ ちゅ~
12年の時を経て、あのハムスターが復活! ご主人ちゃまと「かいしょなち」がめでたく結婚し、娘が誕生! そして月日は流れ、ご主人ちゃま夫婦にはある危機が訪れ、小学生になった娘は耳年増なお年頃……。エビちゅ、また忙しくなりそうでちゅ!!
白木蓮はきれいに散らない
しんどい現実を生きる女たちを照らす傑作! オカヤイヅミ、デビュー10周年を飾る記念碑的な作品が誕生!! 数々の紙誌評で絶讃されたベストセラー『ものするひと』の作者が新たに描く「女と記憶と友達の話」。◎「ほんとうは料理も掃除も洗濯も好きじゃない」専業主婦のマリ ◎「自分の身を守るなんてこの歳までしたことなかった」夫と離婚調停中のサヨ ◎「お嫁に行って子供を産まなきゃだめですか」キャリアウーマンのサトエ 1963年生まれの3人は高校時代の友達。同じクラスだったヒロミが、自らが所有する「白蓮荘」の部屋で孤独死したのをきっかけに久々に集まる。ヒロミが残した遺書にはなぜか、それほど親しくもなかった3人の名前が記されていて、庭に大きな白木蓮が植えられたアパートと謎の店子のその後についてのお願いが―― どうして3人だったのか。変わらない関係、変わりゆく状況の中で、それぞれ人生を見つめていく先に待ち受けているものは。「しんどい現実」を生きる3人の女性をあたたかな眼差しで描き出した野心作。
私はカレン、日本に恋したフランス人
【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】1996年、日本。1人のフランス人が成田空港に降り立った。フランス生まれフランス育ちのフランス人女性・カレン(26)。パリのテレビ局で技術部長として日々奮闘する彼女が5週間の長期休暇の先として選んだのは、それまで全く縁もゆかりもなかった国―― 日本だった! 軽い気持ちで訪れた日本で、彼女の人生は大きく変わる。清潔な空港、定刻通りに動くシステム、雑多な渋谷の街並み、ガングロギャル、山手線のアナウンス、ガラケーとiモード、歌舞伎、着物、ウォシュレット……。彼女を魅了した様々な「日本」は、意外にもあなたの傍にある。主人公カレンの日本との出会いから、日本人との結婚、母国と全く違う日本での育児に奮闘するまでの23年間を描く、ちょっぴりノスタルジックな異文化エッセイ漫画!
女の子がいる場所は
「ここに描かれている遠い国の少女と私たちは一緒だ。そう、私たちは差別される側。認めるのはつらいけど、事実を知れば知るほど『ぶち破ってやるぞ!』と力が湧いてくる」山内マリコ(作家)「こんな世界が情けなくてやるせないけど知らないままの方がよっぽど恥ずかしいからページをめくる手を止めない冷笑的な態度に負けたりするもんか生まれついた性別で育った場所で奪われる夢があるなんて絶対に間違ってる」宇垣美里(フリーアナウンサー)「わたしたちは結婚しないと生きていけないの?」サウジアラビアに暮らす10歳の少女サルマ。同級生の姉は、顔も見たことのない8つも年上の男性と結婚する。外ではヴェールが必要で、大好きだったサッカーはもうできない。モロッコ、インド、アフガニスタン、そして日本……国も宗教も文化も違う少女たちに降りかかる「女の子だから」を見つめる作品集。◎ダークでファニーな怪談御伽噺『かわいそうなミーナ』も同時発売。◎やまじえびね ビームコミックス好評既刊『レッド・シンブル』全3巻『ナイト・ワーカー』『アイム・ノット・ヒア やまじえびね作品集』『女神たちと』(共著:河井克夫他)◎コミックビーム 公式ツイッター@COMIC_BEAM
雑草たちよ 大志を抱け
いつか、この日々を忘れたとしても、魔法の言葉が私を生かし続ける。『プリンセスメゾン』の著者が描く、地方都市に生きる女子高生達の切なくも可愛い青春群像劇。 たえ子:成績トップの転校生。マラソンが苦手。家でも学校でも寡黙。 久子(ひさこ):読書や分筆を好む文学少女。毛深いのがコンプレックス。 ピコ:徹夜でゲームをして目にクマができがち。がんちゃんの膝によく座る。 ひーちゃん:がんちゃんを毎朝迎えに来る幼馴染み。基本無表情。足が速い。 がんちゃん:朝に弱い。おしゃれが苦手。心配性で誰にも優しい女の子。 「素直になったら恥かくだけや。私は鋼鉄のバリアで自分の心を守るんや」地味で平凡な女子達にとって、人生はかくも厳しきもの。けれど時に、友人の言葉が生涯を照らす魔法に変わることもある。苦味も優しさも抱き込んだ目映い青春を描く傑作連作集。
ドミトリーともきんす
不思議な学生寮「ともきんす」に暮らす〈科学する人たち〉朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹……彼らが遺した文章と一組の母娘の出会いを描く、高野文子11年ぶりの新作コミック。
歩くひと
▼第1話/鳥を見る▼第2話/雪が降る▼第3話/町に出かける▼第4話/木のぼり▼第5話/雨が降る▼第6話/夜泳ぐ▼第7話/台風のあと▼第8話/長い道▼第9話/星の降る夜▼第10話/路地をぬける▼第11話/かすんだ風景▼第12話/桜の寝床▼第13話/忘れもの▼第14話/夜明け▼第15話/よしずを買って▼第16話/いい湯だな▼第17話/海を見に来て▼解説・村上知彦●登場人物/夫(郊外の借家に引っ越してきたばかりの男。年齢40歳前後)。妻(夫とともに郊外に移り住んできた)。ゆき(この家に迷い込み、飼われることになった飼い犬)。●あらすじ/仕事の都合で郊外の一軒家に引っ越すことになった夫婦。夫は着くなり、「ちょっと歩いてくるよ」と言い残し、家を後にする。行く先々で、都会では見られない自然を感じながら歩いていくうち、林でバードウォッチングをしている人を見かける。望遠鏡を覗かせてもらった彼の眼に、初めてシジュウカラの姿が飛び込んできた。そうして家に帰ってみると、一匹の白い犬が迷い込んで来ていた。前の飼い主が置いて行ったというその犬を、彼ら夫婦は飼うことにする(第1話)。●本巻の特徴/1回の掲載分8pのなかで、日ごろ眼に止めないようなある町の風景の数々を、「あるく人」の眼から繊細なタッチで畏敬や憧れの対象として描き出してみせる珠玉の小品。『「坊っちゃん」の時代』で98年手塚治虫漫画賞を関川夏央とともに受賞した谷口ジローが、その連載と平行して描いた異色作である。●その他データ/『モーニング・パーティー増刊』90年30号~91年47号掲載。
この物語でネコに危害はいっさい加えておりません。
にゃにゃにゃにゃにゃにゃんにゃにゃにゃにゃにゃんにゃんにゃ。にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃんにゃんにゃんにゃにゃんにゃんにゃにゃにゃにゃんにゃにゃにゃにゃんにゃにゃんにゃん!!にゃんにゃにゃにゃにゃんにゃんにゃにゃんにゃんにゃにゃにゃにゃ…。にゃにゃにゃにゃんにゃんにゃにゃんにゃんにゃん――!?
犬を飼う そして…猫を飼う
犬と猫を愛するすべての人に 著者の実体験を基に、老いた愛犬の死までを丹念に描いた『犬を飼う』。そして、愛犬の死後、行き場をなくしてやってきた猫たちとの生活を描いた『そして…猫を飼う』。本シリーズに加え、谷口氏が犬と猫との生活を描いた珠玉のエッセイ『サスケとジロー』(全16000字超)、谷口氏の後期犬まんがの傑作『百年の系譜』を収録し、1冊丸ごと、犬と猫を題材とした作品集としました。発表時に大反響を呼び、知る人ぞ知る名作として読み継がれる感動傑作、決定版としてついに登場!! *本書は『犬を飼うと12の短編』(小学館)収録作品の一部を抜粋し、エッセイを加えて再編集した新装版となります。刊行にあたり、すべての原稿を新たに製版し、カラー画稿はすべて4色印刷にて収録、名作『犬を飼う』シリーズの決定版となります。
犬を飼う
▼第1話/犬を飼う▼第2話/そして…猫を飼う▼第3話/庭のながめ▼第4話/三人の日々▼第5話/約束の地 ●登場人物/私(仲間6人とデザイン事務所を開いている)、妻(陶芸教室の技術指導助手をしている)、タムタム(テリアと柴の雑種犬。オス)、ボロ(ペルシャ猫。メス) ●あらすじ/“私たち”の愛犬・タムタムは14歳の老犬。犬にとって食事の次に楽しみなのが散歩。日に日に衰えていくタムタムの足を気遣いながら、“私たち”は毎日タムタムを散歩に連れていく。しかし遂に起き上がれなくなり、死期を迎えるタムタム。最期までがんばり続けるタムタムの姿が“私たち”の胸を切なく打つ…「言葉を交わせない犬の死も人間の死も同じだ」(第1話)。タムタムを看取って1年、ひょんなことから“私たち”は飼い主に見捨てられたペルシャ猫のボロを飼うことになる。最初はひどいブスに見えたが、馴染んでくると何ともかわいい顔に見えてくるボロは3匹の子猫を産む。ボロの母親振りに純粋なものを感じ、“私たち”の心はやわらいでいく……(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/秋子(“私たち”の家に家出してきた妻の姪)、富田獣医(信頼できる獣医師)、宮本さん(動物保護協会のボランティアをしている)
僕の心がチューと鳴く
中年のおじさん・たかしくん。彼の一家は平和そのもの。やさしい妻と、おてんばな娘。そして「自分はネコだ」と主張するお義父さん!?でも、たかしくんも本当は「ネズミの心」を持っていて……。ちょっぴり(?)変なネズミとネコ。平和な日常は、シュール&チャーミーな毎日に変わり始める。自分が人間である事を疑うあなたに贈る、揺らめくアイデンティティーの物語。
透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記
看護学科の高校3年生の×華(ばっか)は母親のすすめで産婦人科医院の見習い看護師として働くことになる。中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになるが、出産の現場に立ち会い、生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。「多くの人に教えたい、読んでほしい」回を追うごとに読者からの反響が大きくなっていった感動作、いよいよコミックスで登場!
コタローは1人暮らし
「アパートの清水」に突如、コタローという4歳の少年が引っ越してきた。なんと彼は一人暮らし…! しかしながら妙に生活力があり、むしろアパートのちょっと駄目な隣人の大人たちよりも余程しっかりしていて!? そんなコタローのちょっとずつ明らかになる過去に、皆が心を震わせていく… 笑って泣けるアパートメントコメディーの開劇!!