作品情報著者高野文子arrow_forward_ios巻数全1巻arrow_forward_iosカテゴリ女性マンガarrow_forward_ios出版社中央公論新社arrow_forward_iosレーベルその他arrow_forward_ios年代2010年代arrow_forward_ios登場人物登場人物・キャラクター(7)
あとがきを読むと、高野文子はフィクションの世界と実用性を同時に持つ物語を志向し、著した作品であると語っている。 ドミトリーともきんすは、その言葉通りの作品だ。日本の名研究者の若かりし頃に想いを馳せて、もしも自分が寮で暮らしていたら、という空想から展開される。 私は研究者には詳しくないが、なんとなくキャラを掴んでるんだろうなぁと思えるくらい魅力的に彼らが語られている。偉大な研究者に対して、こんなに親しみを抱かせてくれる作品が他にあるだろうか? 物語の世界の中で、研究者たちと仲良くなれたような気になってしまう素敵な作品だった