「アラタの獣」特集|「恋の門」と「ニンジャスレイヤー」のタッグが放つ、振り切れっぱなしのド直球アクション!! - コミックナタリー 特集・インタビュー
natalie.mu
「恋の門」の羽生生純と「ニンジャスレイヤー」のダイハードテイルズ(本兌有・杉ライカ)がタッグを組んだ、“混ぜるな危険”のアクション活劇「アラタの獣」。その単行本1・2巻が一挙に刊行された。物語の舞台は異形化ヤクザの集団・箆鮒會(ヘラブナカイ)のシマ、東京湾市・希望捨ストリート。欲望ひしめき合うこの街の片隅で、会社員の黎(レイ)は満たされぬ本能を満たすように、夜毎カラダを売っていた。しかし奇妙な少年・新(アラタ)との出会いから、彼女は箆鮒會との壮絶な戦いに身を投じていく。
漫画家と編集者が沖縄を舞台にヤクザと殺しを繰り広げる話…なのだが、途中でこれ漫画家と編集者の設定いる?と感じ始めた頃にどんどん「フィクションである漫画とノンフィクションである人生」や「物語の幕引き」みたいな話になっていき、漫画家が自分の人生にオチを付けに行くメタ的な話になっていくのが凄まじい。 全編通してドライブ感があって先が読めない展開が続くが、線子とかいう最強ババア殺し屋の存在が強烈。殺し屋史に残る殺し屋なのでは。