高校1年の森野アリスは、ある日クラスメイトの音々子を見かけた。その後ろ姿を追ってアリスが迷い込んだのは……、女子高生感がまったくない釣り場!? アリスは釣りのワンダーランドに引きこまれて行く、のか!?
つれづれなる青春
時に19世紀――東南アジア。植物採集家のノアは、植物の根より記憶を辿ることができる「起源追想」という特殊能力を持つ。「起源追想」の最中、引き剥がすと精神を根に持って行かれ死んでしまう。そんな彼の助手兼護衛のラジャードは元海賊。かつて海賊の護衛をしていたほどの剣の腕。二人はディーバ商会から植物採集の依頼を受け、希少な植物を求め世界中を飛び回る!
服を着て立って歩くウサギと人間達が共に住む町“ラビット・タウン”。天文台で働く少年・辺太と太ったウサギのポンペイは今日も不思議な騒動に巻き込まれます。農薬を使い質の悪いイチゴを量産する強欲な霧吹オヤジに対し、自然を敬う天才・勾玉博士が取った手段とは?『イチゴ・ジュース』。脳ミソ活動液を飲んだポンペイが作った人体模型器械・骨平太が夏美に恋した!骨だらけの不気味な姿を嫌われた彼は肉体を持そうとする……『オリオン肉店』。天文台で働く少年・辺太と太ったウサギのポンペイは今日も不思議な騒動に巻き込まれます。都会から出たゴミを集めラビット・タウンに捨てる霧吹オヤジ、でも本当に悪いのは“もったいない”という気持ちを失った人々では?『GOMI』。
中学生の森川駿が暮らす牧場で、1頭の仔馬が誕生しようとしていた。母馬は桜花賞3着で、白い疾風とまで呼ばれたサザン。難産に苦しむサザンを駿は徹夜で看病するが、サザンは仔馬の命と引き換えに息をひきとってしまう。風のように速い馬になれ、という願いを込めてシルフィードと名付けられた仔馬と駿の、挑戦の物語が始まった!
『ぢべたぐらし』のマツダユカ最新作!! シニカル、のんびり屋、熱血、草食系(文字通り)な恐竜たちの日常をコミカルに描く愉快なジュラ紀! ビルサイズの超ビッグな生き物たちが幅をきかせる時代に、鳩サイズの小さな体でガンバる始祖鳥ちゃんのお話です。
明治初期、北海道の大地で繰りひろげられる、巨大なヒグマと武士の血をひく若き狩人・真之助との息づまる死闘!剣を手にすれば鬼神のように強かった父を殺した、巨大なヒグマに復しゅうを誓った真之助は、10年の歳月をかけてヒグマを追い詰めていく!「獣剣伝説」他、ヒマラヤに墜落してひとり生き残った少年を描いた「神の娘」を収録。
奔放で何物にも捉われない巨躯の青年・太児が10年ぶりに故郷に帰ってきた。故郷は酪農が主産業の町。祖父の遺産である山林で、牛という生物の母乳をいただくという行為を何の疑問も持たずに工業化していく周囲の酪農家を後目に、太児はマイペースで牧場作りを始めていく。
原作・横山秀夫、作画・ながてゆか―― 文学界と漫画界の奇跡のタッグが生んだ伝説のクライマー漫画、ここに復刻!! 緻密な感情ドラマと圧倒的な画力が、キャラクターと共に登攀しているかのような臨場感を生む!!
大自然の生命を相手に勇壮に立ち向かう男達、それがマタギである。中でも、「野いちご落としの三四郎」と呼ばれる主人公は、卓越した射撃の腕前を持っていた。ところがなぜか彼は「野いちご落とし」と呼ばれるのを極端に嫌った。そのわけには三四郎の出生の秘密が深く関わっていたのだ!
オオイタドリが青々している。きれいだな。いっぱいはえているなあ。そして白い花が咲くんだ。花が咲くとどうしても…縄文人が通りかかるような…気がするなあ。穴だらけのフキの葉をめくると、そこにはコロポックルがいた。コロポックルがひとりごとを言いながら食っていた…。天才・花輪和一が描く、北の国から届いた極上のメルヘン!!
両親の厳しい管理などほとんどなく、自由に飛び回っていたマンガ家・矢口高雄の少年時代は、映画館も喫茶店もデパートもないけれど、山や川の自然が遊び場であり、勉強部屋だった。昭和20年代、奥羽山脈の山間にある小さな村に住む矢口少年は、やまびこに不思議な怖さを感じる。冬になると、その正体がわかると言われ、冬が待ち遠しくて仕方なかったが…!?(ヤマビコの正体)/など、全4話を収録した、矢口高雄が少年時代をふり返りながら描く、自伝的エッセイ漫画!
ある日、大慌てでやって来た正治(まさはる)の手に握られていたのは、三平(さんぺい)宛の果たし状!?事情が飲み込めない三平に正治が説明するところによると、手紙の主は山伏姿の親子で、さらにはハリも糸もエサさえも使わずにたくさんの魚を釣ってみせたというのだ……!!到底信じ難いこの“念力釣り”の正体を見破るべく、三平は釣り勝負を受けて立つ――!!
ウチのダンナ、浮気してるみたいなんです!証拠をつかんでください!~フサ子(カブトムシ・メス・1歳)――ヨシミ探偵社は都内で唯一の昆虫専門探偵社。どんな生き物とでもコミュニケーションをとれるヨシミ探偵が、昆虫関係全般の依頼を請け負っちゃうぞ。そんなヨシミ探偵をサポートする心強い助手は犬とインコ。おやおや、なんだか深刻な羽音を響かせてカブトムシのメスが依頼にやって来たぞ~。
近未来SFアクション、ついに開幕!錬金術師の父が解き明かしかけた世界の秘密、それを異端だという帝国によって父は殺された。同じ傷を負っても生きながらえたゴドーは、自身の生い立ちの秘密を告げられる。腹部に残る窪みこそが、絶滅した古代人の証だと!裁きにかけられ、有罪となったゴドーは帝国の戦士たちと死闘を繰り広げる!
ところはアメリカ中西部。開拓時代を舞台にした映画の撮影が行われていた。バッファロー狩りのシーンの撮影中、謎の東洋人が画面を横切る。彼の名は岩丸知祐、通称IWAMAL。WAAC(全米動物愛護連盟)の役員でもある映画監督のケネス・ゴードンが呼んだ獣医である。前日の撮影中に火薬の仕掛けが暴発し、興奮したバッファローが高さ20メートルの鉄骨の足場に突っ込み、7頭が大怪我をしてしまったのだった。プロデューサーはWAACの視察に備え、バッファローを処分しようとするが…。
高校1年の森田かつみ。厳しい自然の中で逞しく、活動的なオテンバ娘。かつみの家は奥羽山脈の山間にある小さな村で、冬には2メートルもの積雪にみまわれる豪雪地帯。ほとんどの家が農家で、冬の間、男たちは都会へ出稼ぎに出る…。そんな習慣のもと、東京へと出ていたかつみの父親が、正月休みで帰省するのだが、東京で知り合った青年・北川育夫という男を伴っていて…?
山小屋で昆虫採集をして暮らす羽生のもとに、アンリという女性が訪ねてきた。とある事件で妹を殺されたショックで刑事をやめていた羽生だが、その犯人が新たな犯行を起こし始めたという。若い女ばかりを狙う猟奇殺人犯、通称「狩人蜂」を捕まえるため、警視庁警部補のアンリは「あなたの鑑識眼を貸してほしい」と復職を依頼するが…。
女子高生の千緒はある日、目が覚めると終末の世界にいた。荒廃した世界で、唯一見つけた人間が世界が終わる前に千緒がいじめていたクラスメイトの葵亜だった。ドジな葵亜だと思っていたけど、なぜかサバイバル術に長けていて…!? サバイバル術を駆使しながら、終末世界でほのぼのとふたりっきりで生き残れるのか…!? これを読めば、いつ世界が終わっても大丈夫!? 女子高生×ほのぼのサバイバル!
少女たちは、青春真っ盛りっ! 陸の大半が海に没した全世界規模の水害“大瀑震(だいばくしん)”から16年。今も緩やかに海へと沈んでいく街と文明。悲しみから生まれた“海異(かいい)”と人々は向き合いながら、僅かに残った地に住まい、精一杯生きようとしていた。江ノ島女子海洋学校に入学した“竜宮 湊”は、入学式の日に孤高に振る舞う“奥入瀬 汐”と運命の出会いをする。一癖も二癖もあるクラスメイトと泣き笑い、時には対立、時には助け合いながら、少女たちは少しずつ成長していく。ジャンル不問の全年齢向け無料コミックサイト【COMIC MeDu】にて、大好評配信中の袁藤沖人『乙姫ダイバー』待望の第1巻!
私立水瀬高等学校に転校してきた唐須一二三(からすひふみ)は、野外活動中のバード・ウォッチング部と出会う。そこで副部長の大潟新人(おおがたあらと)が写真に夢中になり、森の中にゴミを捨てていたのを見つけ、「鳥の住家(すみか)を汚すようじゃ、ド素人と同じ」と指摘する。バード・ウォッチング歴半年の唐須にド素人呼ばわりされた大潟は、カメラ・ハンティング(一定時間でどちらが多くの種類の鳥を写せるか)の勝負を挑むが……。 『すくらっぷ・ブック』『ぶるうピーター』に続く小山田いく青春三部作第3弾!! 小山田いく先生の当時の単行本コメント『ずいぶん小さな頃、ヤブの中でオナガの巣を見つけたことがあります。巣の中には、まだ羽も生えそろっていないヒナが4羽。ヒナに人間のにおいがつくと、親鳥はもう育てない…と聞かされていたので、一度だけヒナの頭にふれて、逃げるように帰りました。でもそのヒナの頭の温かさが未だに忘れられず、「ウッド・ノート」をはじめました。さてこの話、どうなりますことか。』
紡(つむぐ)が幼い頃よく遊んでいた幼馴染みのさぐりちゃん。彼女は病弱で家の中でしか遊べず、いつしか疎遠になっていた。時は経ち、ゲーム大好きなインドア派となった紡の前に現れたのは元気になってアウトドア派となったさぐりちゃんで――!? 行きたくなったら「明日行ける」探検コメディ第1巻!!
ジャングルの王パンジャは死んだ!王子レオはアフリカ目ざして旅立つが、帰った故郷は弱肉強食の世界だった。ジャングルを平和にすべく、レオの目ざましい活躍がはじまった!ひときわ輝く手塚漫画の代表作登場!!
舞台は東京あきる野市。中一のつむぎ、小四のもも、保育園児のりんの三姉妹を育てる漫画家とうたんは、今日も仕事そっちのけで山へ川へ遊びに出かけます! 美味しいものもいっぱいの、東京田舎暮らしストーリー!
初心者との釣行はメンドクサイと、ある釣り人から言われた事がある。 教えながら自分の釣りをするのは大変だ。大抵の釣り教師は、自分の釣りを半ば諦めている。なので初心者は、教師が目を輝かせて釣りの蘊蓄を語るのを、きちんと聞かなければならない。教師はそうやって、語り合える釣り仲間を増やしたいと思っているのだから……だそうだ。 十年以上前に聞いたこんな言葉を、『つれづれダイアリー』を読んでいてふと、思い出した。 ★★★★★ 橘音々子は、女子高生ながら極端な釣り至上主義者。人との交流を一切断ち、釣りのためだけに行動する。 そんな彼女を気に入ってしまった、同級生の森野アリス。何とかしてお近づきになりたいが、名前も覚えてもらえない。 しかし、アリスが「釣りに興味を示した」瞬間だけ、音々子が反応する。そして釣りについて滔々と話し、釣り方をレクチャーする。 独りで釣りをしたいという「釣り愛」と、釣りに興味のある者を無碍に出来ない「釣り愛」のせめぎ合いの結果、音々子はアリスに遭うと「チッ」と舌打ちしながら(恐っ)釣りを教えてしまう。 音々子の釣法の説明は丁寧で、魚の食べ方まで詳しい。釣りの教科書として初心者から、割とできる人でも楽しめる内容。(『週間つりニュース関東版』掲載の出張四コマが巻末にあるが、色々な釣りのあるあるが満載)陸っぱりの釣りにはかなり詳しくなれるので、初心者の方はこれを読んでから経験者と釣行すると、話が弾んで喜ばれるかもしれない。 描かれるフィールドは浜名湖。汽水域の広がる好漁場で魚種も多く、楽しそう。ウナギにまつわる回はひたすら音々子がかっこよく、必読! そして、あくまでアリスに興味が無い音々子を、アリスは少しでも振り向かせることが出来るか?という、ちょっと「片想い百合」的な楽しみ方も出来る作品でもある(出張四コマの二人の、本編との落差……これはアリスの妄想なのかも)。