いつもマンバ通信をお読みいただき、ありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
ということで今回は、2021年中にマンバ通信で公開された記事からアクセスが多かったものを中心に、執筆者ごとにおすすめの記事を紹介してまいります。
常日頃からマンバ通信をバリバリ読み込んでいるあなたも、「マンバ通信!?初めて知ったよ!」というそこのあなたも気になる記事を見つけてお読みいただければ嬉しいです!
さて、トップバッターはV林田さんです。昨年も多くの記事が人気上位にランクインしました。
昨年の記事の中でもトップクラスの閲覧数を誇った『聖凡人伝』記事。
最後に紹介される「V林田さんが一番好きなコマ」まで読んでいただきたいです。
「出来らあっ!」で有名な『スーパーくいしん坊』、実際どんなマンガなのか「みんな見てみたいだろ!」ということで意外と知られていない本作の全貌を解き明かしていただきました。
「出来らあっ!」しか知らないという人にも読んでもらいたい、『スーパーくいしん坊』という作品
2021年は『ウマ娘』も大ヒット。マンバ通信からは『優駿劇場』紹介が出走となりました。V林田さんの記事を順々に読むとウマ娘のプレイ状況がちょっと分かるのもファンには嬉しいポイントかもしれませんね。
馬が喋べった!あんた信じるか—ツインターボの晴れ舞台、その舞台裏(?)を描くやまさき拓味『優駿劇場』
続いて我らがマンガソムリエ兎来栄寿さん。
松井優征先生のインタビュー記事に合わせて改めて『HUNTER×HUNTER』の魅力を分析した記事が注目を集めました。
『HUNTER×HUNTER』に見る「防御力」の高さ。冨樫義博はいかに「兼ね」ているのか
かつて人気だったあのマンガが今どうなっているのかを追跡する連載「あのマンガは今」シリーズからは『男坂』を紹介。はてしなく遠かった『男坂』の先がどうなっているのか気になった方はぜひ。
【あのマンガは今 第三回】伝説の再誕!令和に読みたい昭和の熱血と知性『男坂』
『こづかい万歳』『チ。』など様々な角度から今注目のマンガを取り上げていただいている前田隆弘さん。
昨年の目玉としては『古代戦士ハニワット』。マンバに来ていて「ハニワットのことをまだ知らないよ」という方も「やっぱりハニワット最高だよな…」という方どちらもお目通しください。
「オレたち何を見せられてるんだ!?」が氷解する頃には、きっと『古代戦士ハニワット』にハマっているに違いなく…
また、前田さんには「川島・山内のマンガ沼Web」の記事も執筆いただいています!
昨年マンバで人気だったのは板垣恵介先生登場回。板垣先生のオーラが文面からも伝わってきますね。
「ラオウは体が硬い」板垣恵介が語る、範馬勇次郎と戦わせたい相手とは?|川島・山内のマンガ沼web
貸本や絶版本など貴重な年代もののマンガを紹介してくださる水曜教授さん。
こちらは『こち亀』1巻のお話。秋本治先生が当時は別名だったり、昔の1巻と今の1巻の内容比較は必見!
若気の至りのペンネーム。山止たつひこ改め秋本治 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
ジャンプ繋がりで諸星大二郎先生のデビュー作を紹介した記事もおすすめです。当時の選評なんかも読めちゃいます。
31ページに凝縮された珠玉のSF作品は幻想でもあり、怪奇でもあり。諸星大二郎の初期傑作短編「生物都市」
ちなみに先月から連載が始まった夏目房之介さんの「マンガ与太話」の第1回も諸星大二郎!
「浦沢直樹の漫勉」と諸星大二郎の「謎」【夏目房之介のマンガ与太話】
4コママンガ誌19冊を購読されてきたえむさんの『トリコロ』記事も話題となりました。当時を振り返るコメント欄もアツい!
今のきらら読者にも知ってほしい。萌え4コママンガの始祖、海藍先生の『トリコロ』
可児洋介さんの連載記事第3回は『うきわ』。ドラマや続編も話題の本作、今こそチェックしてほしいです。
壊れやすい卵のための21世紀マンガレビュー(第3回) 野村宗弘『うきわ』
作中で切り落とされた指の本数で『凍牌』シリーズを振り返るいのけんさんの記事も迫力がスゴい。ちなみに足の指もカウントの対象です。
『綺譚花物語』邦訳クラウドファンディングの発起人、黒木夏兒さんの台湾マンガについての連載もそれぞれ大ボリュームでした。クラファン参加者で未読の方はぜひ。
台湾の「百合漫画」~フェミニズム、そして同性婚法との位置関係~
和久井香菜子さんの記事ではご自身が「竹宮作品で一番心揺さぶられた」と語るファンタジー『イズァローン伝説』の紹介がアクセスを集めました。
両性体として生まれる異世界を描く『イズァローン伝説』ではフェミニズムで人々を救う
「人情」をテーマにマンガを紹介する中野晴行さんの連載は第1回の『ブラック・ジャック』回がよく見られています。中野さん的ベストエピソードも選んでいただいていますよ!
マンガに出てくるメガネキャラとデブキャラにスポットライトを当てる南信長さんの連載も始動!こちらは現在第8回まで公開中です。これからもメガネとデブをよろしくお願いします。
マンガの中のメガネとデブ【第1回】倉橋永二(あだち充『ナイン』)
山田さんからは最近読んで特にハマった漫画として『スクールゾーン』を紹介いただきました。オムニバス形式で「ギャグ+友情と百合+ラブコメ」が繰り広げられていくの、いいですよね。
『スクールゾーン』は最高の女子同士のキャキャウフフ漫画だ!濃密濃厚なヒューマンドラマがある!
少女漫画ソムリエ田舎はるみさんの記事からは槙ようこ先生を。作品ごとの絵柄の変化についての洞察、興味深いです。
レジェンド作家・槙ようこ先生の隠れた名作『勝利の悪魔』の世界観が好きすぎる
エッセイマンガを取り上げていただいているbookishさんの記事ではベルリン移住を描いた『思えば遠くにオブスクラ』の紹介をピックアップ。海外との距離が遠のく昨今、読みたい作品です。
引っ越しですか?次はドイツとかどうですか『思えば遠くにオブスクラ』で楽しむベルリンライフ
最後に特別編としてインタビュー記事をひとつ紹介します!
昨年放送のTVアニメが反響を呼んでいる『王様ランキング』、マンバでは十日草輔先生のインタビュー記事が公開されています。今読むことできっと新たな発見があるはず!
遠回りが実ったマンガ家への道「王様ランキング」十日草輔(goriemon)インタビュー
以上、2021年のマンバ通信を振り返ってまいりました。今回紹介したもの以外にもたくさんの記事を公開していますので、ぜひ色々な記事を読んで、色々なマンガに触れていただければ嬉しいです!
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それでは2022年もマンバ通信とマンバをよろしくお願いします!