平凡なサラリーマン水木は、荒れ果てた古寺に住みついた、不気味なお化けの夫婦と知り合う。おもい病気に罹った夫婦はやがて亡くなるが、死んだはずの母親を埋めた墓穴から、赤ん坊が生まれるのだった・・・・・・。滅亡の危機にある「妖怪族(幽霊族)」唯一の末裔。鬼太郎のあてのない旅がここから始まる!!
東西新聞文化部に配属された新入社員・栗田ゆう子は、希望あふれる出社初日から、憧れの新聞社にも山岡士郎のような無神経でぐうたらな先輩が居ることに驚かされる。だが文化部全員が受けた味覚テストに合格し、大原社主・肝入りの企画「究極のメニュー」の担当者に選ばれたのは、ゆう子と山岡の2人であった…。
やはり勉強になる
“さくらももこ”は小学3年生。とても小さくて女の子だから“ちびまる子ちゃん”とよばれている。そんなまる子ちゃんが、おかしな家族の人たちや学校のお友だちとくり広げる、愉快な日常絵日記コミック。
川の流れに押し流される小舟のように、「運命」というに波に翻弄される人生。そこには、人と人とが出会うがゆえの、愛や憎しみ、喜びや悲しみがある。そんな人間模様を痛切に描き出した人間ドラマの傑作版!
法外な報酬を要求するが、依頼人の希望に応じて料理を作り上げる天才シェフ・味沢匠(あじさわ・たくみ)の活躍を描いた料理劇画。石油産出国であるパミール王国でその全権を握る大臣は、外務省関係者がもてなす帝都ホテルの晩餐をほとんど食べ残して帰る。そこで「幻の料理人」と呼ばれる天才シェフ・味沢匠が、大臣を満足させる晩餐を作るように依頼されるが、味沢はその報酬として500万円を提示して……!?
植物を愛するように人を育てる異色の家庭裁判所判事・桑田義雄。父親が高裁の長官であり、自身も将来を嘱望される身であるにも関わらず、「家裁」にこだわり栄転を拒否したことのある桑田。そして、暇さえあれば裁判所の周囲の植物に会いに出かけたり、世話をしたりする彼を変人と言う者もいるが…。現代の人々の愛と孤独を優しく描く都会派森林浴ドラマ!!
『ダメおやじ』でお馴染みの大ベテラン・古谷三敏の長期連載作品にして、代表作。置いてない酒はないと豪語するマスターが経営するBARレモン・ハート。やってくるお客のリクエストに応えて、毎回一つのお酒を取り上げ、マスター得意の薀蓄(うんちく)が語られます。バーマンを志す者はこっそりこの漫画を読んで勉強しているとか。読んで楽しく酒の知識を得られる酒漫画の決定版的作品です。
鈴木建設に勤めるハマちゃんこと浜崎伝助は、とくにこれといった趣味もなく、かといって仕事に燃えるわけでもなく、ただのんびりと毎日を過ごしていた。ある日、上司の佐々木課長に釣りに誘われて、イヤイヤついていったのが運のツキ。すっかり釣りの面白さにはまってしまい、ここにひとりの釣りバカが誕生するのだった!ハマちゃんはいかにして釣りバカになってしまったのか!?釣りのおもしろさとサラリーマンの泣き笑いを描いた、国民的人気コミック!!
お日様みたいなお酒――。太陽の光がプリズムを通すと七色に輝くように、酒の透みきった無色の液体の中には、きめ細かなたくさんの味がひそみ、息づいている。そんな日本一の酒を造り出すことを目標としていた兄・康男の言葉が、夏子の心を占めてはなさない。だが今、夏子は、コピーライターとして大きな仕事にかかわりだしたばかり…。「酒」をめぐる情熱と夢。大いなる夢をめざす夏子たちの辛口人間ドラマ。
万年ヒラ社員でイタズラの天才、かりあげクン。初登場の時から、独特のヘアスタイルは変わっていません。サラリーマンの癒しバイブルコミック、バブル期もリストラ時代も平常心でスィースィー。植田まさし、永遠の笑宇宙。
伊橋は新宿の料亭『藤村』に入ったばかりの新米料理人。料理学校を首席で卒業した自信から、洗い物やゴミ捨てなど雑用ばかりやらされる「追い回し(アヒル)」に飽き飽きしていた。伊橋の不満を聞いた立板の横川は、その腕前がどの程度のものなのか、追い回し歴三年の谷沢と「桂剥き」をやらせてみるが…。板前の世界を描く異色の「食」コミック!!
大都会の北のはずれ、下赤塚に「あかつか探偵事務所」はある。その裏側の路地にある喫茶店でヒマそうにコーヒーをすする男、彼こそが泣く子もだまる名探偵(?)、ハリネズミこと七瀬五郎。カンは鋭いが情に脆く、映画にでてくるいわゆる名探偵とはひと味違う。都会の片隅に埋もれる心の闇を調査する男、ハリネズミの“探偵物語”。浮気、蒸発、殺人……荒廃した社会の中に一条の光を求め、ハリネズミは走る!
辻本夏実(つじもとなつみ)と小早川美幸(こばやかわみゆき)は婦人警官。しかしこの2人にハンパな常識は通用しない!!次々に起こるトラブルも、2人の絶妙なコンビネーションにかかればまるで遊園地のアトラクション!町の安全を守るためスーパーミニパトに乗り込んで、夏実と美幸は今日も行く!!
蘭学医・手塚良仙(てづか・りょうせん)の息子良庵(りょうあん)と府中藩士の伊武谷万二郎(いぶや・まんじろう)は、美女・おせきを巡り犬猿の仲だった。そんな最中、良庵は適塾で蘭学を学ぶため、大坂へ旅立った。万二郎は、江戸を襲った大地震で、民衆を安全な場所へ誘導するという大手柄を立てる。一方、良仙は奥医師たちの激しい妨害の中、娘婿の大槻俊斎(おおつき・しゅんさい)らとともに種痘所の江戸設立に向け頑張っていた。幕末に実在した著者の曽祖父をモデルにする長編時代作品。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT326~327『陽だまりの樹』第1~2巻収録 <初出掲載>1981年4月25日号~1986年12月25日号 ビッグコミック連載
Y大経済学部教授、柳沢良則。道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。安くてうまいさんまのためなら、足を棒にしても歩き続ける。これは、道路交通法を遵守し、自由経済の法則に忠実な学者の、克明で愉快な記録である。今日は、柳沢教授の末娘・世津子のY大入学式の日である。教え子となった世津子と共に教授は出勤しようとするが…!?
ホテルは、ひとつの巨大都市でもある。レストラン、美容室、宝石店、薬屋等々……病院から靴磨きまで、生活に必要な物は全て揃っている。そして、ルーム・キーは、ホテル内では万能である。レストランの食事からクリーニング、高価な宝石の購入まで現金を持たずに行うことが出来る。それ故に様々なドラマが、今日も繰り広げられる。勿論、この巨大ホテル「プラトン」でも……。テレビドラマ化でも話題をさらった大人気作、開幕!!
石川県片山津の温泉旅館「よしや」の仲居・はるちゃんは、1年前にこの温泉町に流れ着いた。温泉町を舞台に、さまざまな過去を背負った男と女の哀しくも清々しいドラマが生まれていく――。テレビドラマ化もされた大人気シリーズ、青柳裕介の代表作が登場!!
女優、デザイナー、そして芥川賞作家と、まるで昆虫が脱皮をくりかえすように次々と華麗な変身を続ける女、十村十枝子。はたして彼女は神が作りあげた天才なのか、それとも!?ヘビのように貪欲な女の執念を描く野心作!
草壁警察署・資料課の別名は“迷宮課”。課長・鳥居勘三郎は通称「おみやさん」と呼ばれ、迷宮入りした事件調書から、担当刑事たちが気づかなかった「失われた環」を見つけ出すことを至上の歓びとする男。そんな資料課に、署長の娘である新人婦警・七尾洋子が配属された。親心から安全な部署にねじ込まれものの、刑事を目指す洋子にとっては不満な職場で…!?緒形拳、渡瀬恒彦らの主演によるTVドラマの原作にもなった作品。
司大輔は平凡な15歳の高校1年生。親元を離れ、マンションで一人暮らしをしている。しかし、父親の命令で突然結婚することに!しかも、その花嫁が高校の担任の夢子先生!学校では生徒と先生で、家庭では夫と妻の間柄。美人でグラマーな夢子先生はみんなの人気者。バレたら大変……大輔と夢子のハラハラドキドキの新婚生活がはじまった!!
新米刑事・皇くるみにはちょっと不思議な超能力があった。それは、近くに犯罪の気配を感じると、胸の先のアンテナがきゅんときちゃうこと!覆面暴行魔の容疑者は県会議員!?自分のカンに確信を持ったくるみは、現行犯で逮捕してやろうと潜入して挑発作戦を開始した!!だけど逆に襲われちゃって大ピンチに…!?
私が子どもの頃からある漫画ですが、何度読み返しても夢中になってしまう不思議な魅力があります。子どもの頃は不気味さや怖さが多かったですが、今読むと人間関係の深さも感じられ読むたびに新しい感情がわいてきます。怖いだけでないというのがゲゲゲの鬼太郎の名作と言われるゆえんだと思っています。 また、いま8歳の子どもも私と一緒にこの漫画を読む事に夢中になっています。時代を超えて親子で楽しめるとても貴重な漫画です。