山へ行く
「そうだ、今日は山へ行こう」 …ある日の朝、小説家の生方(うぶかた)は目覚めと共にそう思い立つ。一切の日常を後にして、取材でもなんでもなく、ただ山に行くため、彼は自転車で出発するが…!? 表題作ほか、母と子を描く「春の小川」、実験的な野心作「柳の木」など、日常と非日常が混じり合う瞬間を切り取った、シリーズ“ここではないどこか”連作集・第一弾。 ※このコンテンツは「山へ行く」文庫版をデジタル化したものです。
会社員のshin5がなにげなく始めた妻と3人の子供との日常を綴ったツイート。その幸せ溢れる日々は理想の結婚生活として話題になった。妻への恋心と子供達への愛情いっぱいの本当にあった結婚生活ラブコメディ。
逢沢りく
第19回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作! 逢沢りく14歳、おしゃれなパパと、カンペキなママと暮らしている。タレントのように美しく、クラスメイトからは特別な存在と思われ、みずからもそう信じている。彼女は、蛇口をちょっとひねるように、ウソの涙をこぼす特技も持っているが、本当の悲しみがどんなものなのかは、わからないでいた――。そんな彼女が、ある日、大嫌いな関西にある親戚に預けられることになり……。あたたかな笑いと涙に包まれる感動長篇マンガ。
【ebookjapan限定特典イラスト付き】科学捜査研究所。通称、科捜研。警察組織にありながら、被害者でも組織のためでもなく、ただひたすらに真実究明のためにのみ存在する特異な機関。犯罪捜査の最前線を、『元科学捜査官』の異色作家が描く、本格警察サスペンス。
殺し愛
クールな女性殺し屋と、彼女をストーキングする最強の男性殺し屋。その執着の理由ははたして…!? pixiv閲覧数300万突破の愛と狂気の殺し屋×殺し屋サスペンス、ついに登場!!
哭きの竜
鳴くと必ず和了る男がいる。男の名は竜。鳴くことで運を引き寄せ、勝負に勝つ。そんな竜の強運を手に入れようとする男たちがいた。桜道会―― 関東一円に勢力を持つ東日本最大の広域暴力団。その一翼を担う甲斐組組長・甲斐正三もその一人だった。抗争が激しさを増すなか、甲斐は竜の強運を自分のものにしようとするが…!? 竜を手に入れようとする男たちの熾烈な戦いの幕が、ここに切って落とされる…!! ※こちらの作品は、以前配信しておりました『哭きの竜』の新装版です。重複購入にご注意ください。
恋のツキ
《前作『あそびあい』が「このマンガがすごい! 2015[オトコ編](宝島社)」にランクインした注目作家が、「女の浮気心」を生々しく描き出した最新作!!》 平ワコ31歳、彼氏と同棲中。そんな中「運命の出会い」が…!? 結婚はしてくれそうなマンネリ彼氏か、トキメキが止まらない超タイプ(でも高校生…)か。今さら一人になる勇気もない“適齢期オンナ”は、どの恋を選べば幸せをつかめるのか!?
よろこびのうた
北陸の勝野市、田園地帯の集落で火葬場から老夫婦の焼死体が見つかる。警察は老老介護の末の心中と結論付ける。事件から半年後、東京で週刊誌記者をしている伊能は取材ため勝野市を訪れる。近隣住民の口は重く難航する取材のなか伊能は、地域の雑貨屋の駐車場に残る濃いタイヤ痕、焼死した夫婦が事件の半年前に車を買い替えたこと、挙動不審な小学生という三つの『不自然』に気付く。それは事件の深淵へ至る第一歩であった。
名人、コンピューターに敗れる! すべてはそこから始まった!! 将棋を愛する者たちの10年に渡る挑戦と激動の物語!!
別の萩尾先生の作品で、少女向けのものはわたしにあまり刺さらないんではないかとの不安を感じていたのですが、この作品はとても良かったです!! 特に、生方さんの子供がマタタビ(飼い猫)のお産の際に背中をさすっていたところ(会話中で出てくるだけですが)!!わたしも小学生の頃、飼い猫の出産に立ち会い、夜を徹しておなかをさすっていたので、すごく親近感が湧いて、一気に面白く感じられました!! また、手塚先生の火の鳥復活編が引き合いに出されたところもすごく興奮しました!!! 他の方のレビューを見ると、「柳の木」の評判が高いようでしたが、私は良い話とは思いつつも、そこまでの感動はできませんでした。これもわたしが子供を産んでないためかと思います。 萩尾先生の作風がわかってきたので、次は大長編ものにチャレンジしてみたいと思いました!