第19回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作! 逢沢りく14歳、おしゃれなパパと、カンペキなママと暮らしている。タレントのように美しく、クラスメイトからは特別な存在と思われ、みずからもそう信じている。彼女は、蛇口をちょっとひねるように、ウソの涙をこぼす特技も持っているが、本当の悲しみがどんなものなのかは、わからないでいた――。そんな彼女が、ある日、大嫌いな関西にある親戚に預けられることになり……。あたたかな笑いと涙に包まれる感動長篇マンガ。
女子高生の雨井ちゃんと、担任の塩田先生は、実は付き合っているのです!ということを大前提とした、日常ラブコメ短編集。pixivで人気の連作が大幅加筆修正と描き下ろしを加えて書籍化。両思いまでの過程描写が中心なのが恋愛ものジャンルですが、今作は出来上がっているカップルのやり取りを楽しむ、少し異質なもの。好きな気持ちを全力表現な雨井ちゃんと、そんな彼女に引き気味ながら惚れこむ先生の、四季を通しての構成になっています。
猫で彼氏――? ドジだけど明るく素直な彼女と、彼女思いのやさしい彼(猫……?)。ほんわか癒やしカップルの、ゆったり「おデート」物語。あったかでモフモフな、幸せいっぱいラブコメディです。
かなり評判がいい作品なのでハードルが上がっていましたが…めっちゃ面白かったです!!想像していたよりも笑いの要素が多くて、これは何度でも読みたくなる!と思いました。最初は主人公の逢沢りくちゃんのお母さんの関西ディスがすごくてハラハラしましたが、お母さんの気まぐれでりくちゃんが関西のおばちゃんの家に住むことになってからは、関西の笑いと人情とほしよりこ節が炸裂していました。氷のようだったりくちゃんの心も、漫才のような会話をしているおばちゃん家族との交流によって徐々に変化していきます。エンタメとしても文学としても語れる作品ですね!