歴史大河ギャグ漫画の傑作が登場!!幕末に大活躍する維新の志士たち、そこにいたるまでの日本には「なが~い」歴史がある!!話はさかのぼって、四百年前の関ヶ原では…。ギャグマンガ初の試み、著者懇親の「ギャグ注」付き!!新しい歴史観が話題を呼んだ、第8回手塚治虫文化賞特別賞受賞作品!!
ちさかあや(郷土を愛する実力派)×原恵一郎(漫画家兼農家) 長野県在住コンビが贈る、信州・幕末農業ドラマ!! 人の向上心が農業の発展を促す! 農政を司る郡奉行・目白逸之輔の周囲にはいつも農事にまつわる無理難題と悲喜こもごもが……
独特の武士魂が育った薩摩藩島津家。家中には上級武士と下級武士の対立が根強くのこっていたが・・・その薩摩藩に徳川幕府より、濃尾治水工事の命令が下った。時代劇画の巨匠平田弘史が描く凄絶な大河ドラマ第1弾!!
天明七年、火付盗賊改方・御頭(長官)をつとめることになった長谷川平蔵。金箔付きの盗賊たちをお縄にしていく彼を、人々は鬼の平蔵と恐れたのであったが……。池波正太郎原作、さいとう・たかを時代劇コミックの金字塔!「鬼平犯科帳」「血頭の丹兵衛」「老盗の夢」など4編を収録。
名将・北条氏康の重臣・清水康英は伊豆軍団の総大将。そして、その妻・寿は類い希なる怪力の持ち主だった。心優しく、頭の良い寿は領民たちにも慕われていて…。人生如何に生きるべきかを問う、強く優しく、戦国の世を生き抜いた武将の妻の物語!!
天下分け目の「関ヶ原の戦い」で徳川家康が天下を統一、それ以来の歴史を描いたのが「風雲児たち」。その続編「幕末編」がついに単行本化。風雲、急を告げる幕末に……。
徳川家最後の将軍である慶喜の孫娘・「おてんば姫」の「久美子さん」…彼女は関東大震災の前年(1922年)に生を受け、大正~昭和~平成という激動の時代を、「おてんば」な性格で、乗り越え生き抜いていきます。徳川慶喜家の広大な邸宅・第六天での歴史と伝統に包まれた暮らし、そして女子学習院の学校生活などなど、「おてんば姫のゆかいな日常」を、とくとご覧あれ♪
「猫好きすぎ若旦那」「手習い女子」「大人の悲恋」「こじらせ系カップル」などなど… 江戸の市井には「人」の数だけ悲喜こもごものドラマがございました。遠い昔の日常にも、たしかにあった喜怒哀楽。そこに生きた人々の物語を活写する短編集でございます! ★珠玉の6編を収録! 「ワカダンナ」「萩の宿」「蛙―かはづ―」「雪」「侠―きゃん―」「ふきちゃん」
江戸へ単身赴任していた、勤番者・酒井伴四郎が書き残した日記には幕末の食べ物事情が事細かに描かれていました。その日記を元に、幕末グルメを再現するのはグルメ漫画の第一人者である土山しげる! 日々のメシ事情に一喜一憂する姿は、あなたの胃袋に響くことうけあい!
幕末・明治を生き抜き、日本を近代国家に導いた資本主義の父・渋沢栄一。その知られざる、若かりし姿が描かれる。現在のみずほ銀行、三井住友銀行、JR東日本、キリンビール、サッポロビール、東京証券取引所、日本赤十字、日本郵船、川崎重工、清水建設、東京ガス、帝国ホテル、そして日本銀行、これらの礎となる481社もの企業を設立し、近代日本を築いた偉人! 令和新時代の今だからこそ知っておくべき日本No.1重要人物。農民から伝説の男へ。最強成り上がり歴史伝、開幕!
秩序の失われた室町の後期。死霊を追い斬り殺める少年と盗みを働きひとり生き抜く孤児が出会った。百鬼丸と名乗る少年の身体は冷たく、その腕には怪しく光る刀が仕込まれ…!?
識字率はほぼ100%!絵入りの貸本は大人気!私家版(同人誌)も存在!実は、江戸はマンガ都市だったのです。創作物を愛でる心は江戸(むかし)も現在(いま)も不変!一つ家で暮らす侍絵師&町娘の日常を通して、江戸に根づいていた<マンガ>を活写いたします!!手習い師匠でありながら貸本屋の店番でもある町娘・まりに支えられつつも、絵で生計を立てる侍・白河勝之進は一人前になるべく奮闘中。二人の日常には貸本・浮世絵・私家版の作り手やそれら作品を愛する人々の熱気が溢れていたのでした――■目次■・第一話手習い師匠/・第二話楽しや「連」/・第三話蟒蛇(うわばみ)/・第四話狐憑き/・第五話花魁道中/・第六話柳の下/・第七話乙女の道
応仁の乱の以後、黒田家は乞食同然で流れ者となっていた。しかし、誰にも恨みを抱かせずに多くの人々を喜ばせながら、流浪の身からついに豪邸を手に入れる。下剋上の乱世を「三十六計」の策を用い生き抜く、智将・黒田官兵衛!!その生涯を描く、大河時代劇巨編!!
合戦中の「首代」手形と、その清算人との間で繰り広げられる命の遣り取り── その中で浮き彫りになる、極限まで突き詰められた人間の本性をご覧じろ!!
1934年、田中角栄は三国峠を越え東京にやってくる。まだこの時は、何ももたない少年が後に世界に誇る名宰相へとなっていく。田中角栄、生誕から1世紀。その男の知られざる素顔が、令和に描かれる!! 小卒から総理大臣まで、昭和最強“成り上がり”ストーリー開幕!!
太閤・豊臣秀吉VS戦国に生きた夫婦の絆 【山内一豊と千代】【立花宗茂とぎん千代】【本願寺顕如と如春尼】【細川忠興と玉子】【真田幸村と渓】【宇喜多直家と福】好色家であり人妻好きの太閤・豊臣秀吉の「女房狩り」が勃発…!! それに直面する戦国武将とその妻の運命とは!?
「私の中には“女”がいない…?」江戸の剣術道場の紅一点・寒竹すずは男を打ち倒すほどの腕前。彼女が稽古に明け暮れる理由は女性らしく振る舞うことへの違和感で… 武芸者、夜鷹、大店の娘、尼僧、そして下手人… 幕末の江戸に生きたさまざまな女性の暮らしぶりとそれにまつわる悲喜こもごもを鮮やかに活写!
江戸時代にもさまざまな悩みごとがありました。ですが江戸庶民と猫の暮らしを通して見えてくるのは人や動物たちの「あたたかさ」だったのです。江戸の市井に生きるものたちが抱える悩みを機転を利かせて解決するのは何を隠そう、この「差配さん」です!(注:人ではなくて、猫なんです) ★珠玉の8編を収録! 【差配さん】【川のほとりで…】【乙女の祈り】【初夏のできごと】【約束】【雨後の晴色】【灯-ともしび-】【旱-ひでり-】
腹ペコ侍・春日拓ノ進が、うまいものを求めて全国津々浦々!!老鯛を見事な絶品料理に仕上げ、殿の舌をうならせた拓ノ進は、後世にまで残る料理書を作れとの命を受ける。刀と庖丁の二刀流で日本の美味を極める拓ノ進の、諸国漫遊グルメ時代劇!!
<異種武術戦>をリアルに描く、剣戟アクション!孤高の老剣士・辻月探が鎖使い、ローマ闘士、三国志の猛将などと真剣勝負!悪党を倒すために強くなりたいと弟子入りした青年・吾作は驚嘆と稽古に明け暮れる―――剣術に精通する著者が<異種武術戦>を通して日本剣術の神髄を活写!■目次■・第一抄振り・歩行の巻/・第二抄無駄を除いた「打ち」「反り」の効用の巻/・第三抄双手・片手による刀剣の形状の変遷の巻/・第四抄双手使いの巻/・第五抄抜刀・居合いの巻/・第六抄剣先のネバリと八方目の巻/・第七抄双手握りによる剣先のネバリの巻/・第八抄二刀流の巻
柳生新陰流史上、最強の男――開祖・石舟斎の孫で、幼少の頃よりの厳しい稽古と類い希なる天賦の才で、将来を嘱望されていた柳生の麒麟児・兵介(後の兵庫助)。厳しい剣の道を歩み始めた兵助が十二歳のとき、京都に道場を構える願流の遣い手・根岸矢柄が柳生新陰流に挑戦状を叩きつけてきた。その挑戦を受けるべく、京へ上った兵助たち一行だが、そこには、凄絶なる死闘が待ち構えていた。はるかなる技の高みを目指し、果てしない求道の道を歩む――それが柳生の家に生まれし者の運命!!
信州木谷藩の中老・真野寛兵衛(まやかんべえ)は一人娘・紗希(さき)の婿候補として文武両道で優秀な統一郎(とういちろう)を養子として招き入れた。だがこの統一郎にまったく気を許そうとしない紗希は、統一郎の仕掛けた罠にはまり寛兵衛に屋敷を追い出されてしまう。三年後、幕府より二万両のお手伝い普請の命が下され、その惣奉行となった寛兵衛は二万両を集め、統一郎とともに江戸に向かう。だが、実の息子同様に信頼していた統一郎はその二万両を持ち出し、姿をくらませてしまう。責任を負わされた寛兵衛は無念の自害を遂げ、そのあとを追って紗希の母も自害。統一郎の裏切りを許さない紗希は両親の仇を討つ決心をする……!! ヒロイン時代劇の匠・八月薫が活写する恩讐の女人剣!
中学時代、あまりに田舎すぎてエロ本を入手できなかった私は、思い余って図書館で林美一先生の春本解説本に手をだしました。そこには「好色一代男」など有名作品はもちろん、もうタイトルも思い出せないたくさんの作品が紹介されていました。その中で、ひとつだけ『長枕褥合戦』という作品は覚えています。たしか、北条政子と弓削道鏡の血を引く男があれやこれやする話だったように思いますが、この作者が実は平賀源内だったと知ったときはたいそう驚きました。江戸時代にエレキテルを発明して見世物にした、色物親父ではなくて、本物のイロモノ親父だったとは…。もちろん平賀源内の功績はそれだけではありません。多才な平賀源内の具体的な人物像を知ったのが『風雲児たち』です。 『風雲児たち』の連載開始は1979年で、30年たった今も続いています。当初は幕末だけを描くはずだったのが、幕末にいたる様々な伏線を根っこをちゃんと描くため関ヶ原の戦いからはじめたという経緯があります。その結果、260年以上におよぶ江戸時代の通史に『風雲児たち』はなったのです。 そこには教科書の味も素っ気もない、のっぺりした記述では知りえなかった数多くの魅力的なキャラクターが登場しています。保科正之、田沼意次、高山彦九郎、江川太郎左衛門英龍などなど、枚挙に暇がないというのはまさにこのこと。 彼らが魅力的なのは、信念をもっている人間として描かれているからです。その信念が、個人的ものであれ社会的なものであれ、こうしたいという信念をもち、抗う姿に心が動かされるのです。江戸幕府という、全体としては250年以上も続く安定した社会には、細部では様々な矛盾や齟齬や一部の人間の犠牲がありました。変化をとてもいやがる社会の目を気にせず彼らは彼らが思う最善を尽くす…。そのような“風雲児”が描かれた物語が面白く無いはずがありません。 連綿と連なる風雲児を追っていくことで知らず知らずに江戸時代の歴史の“流れ”がわかる。そういった稀有な作品なのです。