家族を「許可」するのは、子ども。「扶養審査官」という名のもとに、子どもたちが親を審査する――。子どもを持つ事が免許制になり、人々は「理想」の社会を手に入れた。「扶養審査官」のヒカリは、日々、親たちの審査を繰り返すうちに、ある日、訳アリの夫婦と出会う。家族のカタチを見つめなおす、SFファミリーストーリー。●幌山あき ビームコミックス好評既刊●[マーブルビターチョコレート]●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM
古屋兎丸画業20周年記念作品! 女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人。彼の標的は1年3組の美少女・佐々木真帆(16歳)。彼女による“理想的な殺され方”の実現のため、密かに綿密に計画を練るのだった……! 鬼才・古屋兎丸、待望の最新作は「リアルな心理描写」×「緻密に練られたプロット」で紡ぐ異常なる犯罪計画! 新装版として一部修正を加え、巻末には電子書籍限定のカラーイラスト2枚を収録!
壮絶な遺体となって発見された一人の女性の白骨死体。刑事課強行犯係の奥貫綾乃は不可解な死を迎えた女が辿った転落人生を徐々に知っていくことになる…!?声なき声の意味を知る究極のサスペンスストーリー!
極寒の北海道。不可解な獣害事件を調査に出かけた科学者と自衛隊が、洞窟の中で氷漬けのミイラを発見する。その洞窟から戻った調査隊の一人が戦慄の変態を!暴走する細胞!人体破壊から発生する新生物!人類は、触れてはならない“HIGHER TRIBE(高等部族)”に遭遇した!絶体絶命SFホラー!
天才的な推理力を持った謎尾解美は極悪犯人七人衆に殺された父の遺言に従い、普通の人生を送るべく謎を解かないことを己に誓う。しかし5年後、学校で起きた猟奇的な殺人事件に耐えきれず解美は謎を解いてしまう! 彼女の存在は探偵界に激震を走らせ、解美の運命を大きく変えていく!
最旬の奇才・中島あきらが描く、奇跡の王道バトル、開幕! 武器は“唇”。“キス”で戦う新感覚ストーリー!! 鼻が敏感過ぎる男子高生・犬上は、“世界の臭さ”に苦しみ続けて生きていた。唯一落ち着けるのは、じいちゃんと暮らす家の中だけ。ところがある日、オデュールと呼ばれる激臭の化け物にじいちゃんが殺されるという悲劇が…。茫然自失の犬上だったが、突如現れた女の指示で、悪臭に耐えながらオデュールにキス(!!)をすると…。武器は“唇”。“キス”で戦う新感覚ストーリー!!
恋人の華織を連れて、沖縄にやって来た忠。だが、スキューバの最中に水中を弾丸のように泳ぐ生き物に出くわし、その直後にサメに襲われかける。海から上がり、別荘に戻った忠たちだったが、今度は華織がおかしな臭いがすると言い始めた。その事が元で口論になり、華織は部屋を飛び出す。戸外でもなぜか悪臭が漂い、今度は目にも止まらない勢いで走る生き物が…?
住人の立ち退きを依頼され、あるアパートの部屋を訪れた弁護士・緑川。不気味な顔をした“天使”の幻覚に悩まされるようになる。アパートの窓から、パソコンの画面から、理不尽に出現する“天使”たち。彼らは一体なんなのか…!?
もう一つの武富健治解禁!『鈴木先生』の著者が贈る異色の短編集!怪談、都市伝説、秘境……緻密な現場取材に基づく実話漫画を豪華収録。この異形世界から目を逸らすな!!■収録作品:心霊捜査は行われていた!/狐筋の一族/謎の自殺村/おっとい嫁じょ/童謡にひそむ飢餓と人肉食/レイプ村/ふさぎこんだ犬/恐るべき二つの偶然殺人/邪教集団クロの真相
この家に住んでた人って…どんな人だったの…?夢の一戸建てマイホームへと引っ越した神木家。しかし、家族7人揃ってのありふれた幸せを満喫する間もなく次々と不幸で不気味な出来事がこの一家にふりかかる…。鬼才・押切蓮介の超絶ホラー、開幕――。
やさしく起こして、朝ごはんも作ってくれる。そんな不思議な仕事をする少年と過ごす、やさしい朝の物語。※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
殺したはずの夫が帰ってきた…? 結婚以来、夫・亮からの暴力に耐え続けてきた夏奈。ある夏の日、彼女は亮の殺害を決意し、実行する。亮の死体を物置の冷凍庫に隠し、あとは自由な人生が待っている―― そう、信じていた。翌朝、何事もなかったかのように帰宅したのは、殺したはずの亮だった。人気小説サイト「エブリスタ」で話題となったラブ・サスペンス、待望のコミカライズ!
流浪の代闘士、ハイコ・スモッグス。旅をしながら行く先々で決闘裁判の代闘を引き受ける彼には、ある流儀があった。それは“必ず真実を明かしてから決闘に臨む”こと。剣士でありながら、探偵的推理能力を持つハイコが、魔法がらみの不可解な事件の謎を解き明かす、剣と魔法の異世界ミステリー、開幕! 「騎士圧殺事件」と「服従魔法殺人事件」の2編を収録!
耽美主義の作家、美倉洋介の家にころがりこんだフーテン娘、ばるぼら。その正体は悪魔か、ミューズか、あるいは美倉のつくりだした幻影なのか?ばるぼらにみちびかれるように、美倉洋介のトリップがはじまる!
【鳥肌保証】予測不能の終末世界ホラー開幕 ここからあなたが覗くのは、人類終焉最悪のシナリオ。まともじゃないこの世界で、あなたは正気を保てますか? 遺伝子改良を施した、生まれた時から優秀な才児。一切の不健全を許さない徹底した教育。死者の魂を呼び戻す儀式の流行。利便性のために、管理のために、欲望のために… 生まれてしまったディストピア。その果てに待つものは、生きている意味を見失うレベルの恐怖。予測不能のディストピアホラー。壮大な終末の物語が始まる。
父親を殺して逃げました。「家族」の幸せのために必要だと思ったからです。父親は、家族ではありません。ぼくはおねえさんと「家族」で、「家族」の幸せのためなら、どんな犠牲も許される。ずっと、そう思っていました。「家族」のかたちとしあわせを問い直す旅路。バイオレンス・ファミリードラマ第1巻。※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
名作『キャンディ・キャンディ』でおなじみ少女漫画界の巨匠・いがらしゆみこが、デビュー50周年を記念して『女性自身』に連載中の衝撃作が、待望の単行本化!天才子役として一世を風靡した遠山エレナが、突然の失踪から10年、センセーショナルな復帰宣言を。華やかな世界を生きるエレナだが、その真の目的は、謎の死をとげた父の、死の真相の追求と、その復讐だった。エレナのたぎる想いが芸能界、梨園、政財界に嵐を巻き起こす!
2001年2月のweb連載開始より1年余り。構想20年、著者初の描き下ろし劇画がついに単行本化!第9話までを収録した本作品、“ぼのぼの”ファンも必見です!
切断・解体・人体処理子供達だけが住むその場所では、罪深き禁断の”おしごと”が行われていた…。究極のサディスティック・ホラー開園!! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
リストラに遭い求職中の翔吾(32)の夢は、美人の妻とかわいい子供たちに囲まれたマイホームでの生活。しかし現実は、冴えない彼女に見つからない仕事…。そんな翔吾の唯一の楽しみは、名も知らぬ絶世の美女を電車の中で眺めること。しかしある日、駅のホームで高嶺の花だと思っていた彼女から、いきなりキスされる! なんと、彼女は翔吾のことを失踪した夫だと思っていて…!? ストーリーテラー・村生ミオと気鋭の人気作家・サカワキヒロ太がおくる、予測不能の刺激的エロティック・サスペンス!!
週刊ビッグコミックスピリッツ誌上にて1986年から連載された、ホラーの巨匠の名をほしいままにする、楳図かずおが満を持して描く、ホラーコミックの決定版! 悪夢、不条理、スプラッター、人間のすべての恐怖の本質を抉り取り、すくい上げたエッセンスが凝縮され、提示される。連作短編の体裁をとった本作は、全4巻だった文庫版に対し、UMEZZ PERFECTION!では全2巻とし、戦慄の内容を息つく暇も無く一気に読み進めることができるジェットコースター・ショッキング・ホラーとしてリリースする。第1集では、錆びたハサミ、消えた消しゴム、女王蜘蛛の舌、の3編を収録。
寒村・雛見沢で楽しく生活していた少年・前原圭一は、平和なこの村で起きたバラバラ殺人の事を知る。そしてその事件は、「オヤシロさまの祟り」と呼ばれる奇怪な連続怪死事件に繋がっていたのだった…。謎と恐怖でネット界を揺るがした同人ノベルゲーム、そのプロローグ・シナリオの「鬼隠し編」をコミック化!!
『マーブルビターチョコレート』や「二番目の運命」、「マイハートドライバー」などの幌山あきさんが送る2作目の単行本です。 『マーブルビターチョコレート』のクチコミでも描きましたが、幌山(と書いて読み方は「ぽろやま」)さんの描くマンガは本当に良いです。ジャンプ+で掲載となった読切もそれぞれ内容は全然違いますが、ただ「良い」という部分だけはすべて共通しています。出版社を横断していますが、短編集なども出して欲しいですね。 さて、この『星屑家族』ですが、「親になるのが免許制」という社会を描いています。 作中でも、 「親……扶養者というのは子どもに対して 無自覚な強権を得ています」 と語られる通り、しばしばその権力をもって暴虐を振るう親が存在します。また、扶養者たる資格を持たず本人の意志もないまま実質的に扶養者となってしまうケースもあります。ひとつの命に対して責任を持つべき存在である扶養者に、資質や資格を問うべきではないのかという話はしばしば出てきます。もしそれを実現したら、という思考実験として秀逸です。 子供の姿をした「扶養審査官」が扶養者になりたい者たちをジャッジしていく様はなかなかのディストピア感ですが、実際にその判断を行う者・される者の間に生じる歪みや困難が非常に的確に描写されています。 扶養者の資格を得た人は「正しい」人とされる社会で、それを望まず審査に落として欲しいと望む男性の下での生活が営まれていきます。そこで芽生える様々な感情と振れ幅が見所です。 ネタバレせずに言えるとしたら、繰り返しになりますが幌山さんの描く作品群のこのテイストは本当に好きだなぁということです。ひとつひとつのセリフも冴えていて心の内に響くものが多くあります。 読み終えたとき、1,2巻の表紙を見比べながら改めてタイトルの意味を考え返しました。星屑、スターダスト。美しく、儚いもの。僕たちも星屑のかけらである地球から発生し、その血はいわば星屑の液体であると歌った曲もありました。簡潔にして、秀逸なタイトルです。 単行本が上下巻同時に発売となったのは、英断だと思います。上巻から1冊ずつ買うことを否定はしませんが、上下巻一気に買ってしまうことを強くお薦めします。