殺したはずの夫が帰ってきた…? 結婚以来、夫・亮からの暴力に耐え続けてきた夏奈。ある夏の日、彼女は亮の殺害を決意し、実行する。亮の死体を物置の冷凍庫に隠し、あとは自由な人生が待っている―― そう、信じていた。翌朝、何事もなかったかのように帰宅したのは、殺したはずの亮だった。人気小説サイト「エブリスタ」で話題となったラブ・サスペンス、待望のコミカライズ!
悪魔のような顔を持つ夫・亮を殺害して庭の倉庫にある冷凍庫に保管していた主人公の夏奈のもとへ、殺したはずの亮が帰ってきて…というサスペンスなのかホラーなのか、はたまたファンタジーなのか!?というびっくり展開。
1巻の時点ではその亮(だと思われる)男の正体や、完璧な"良き夫"となっている態度の理由は明かされませんが、2巻ではしっかりと明かされます。
途中まで、これ夢オチとかただの妄想的な展開だったら最悪だな…と思って読んでましたがそうではなかったので大丈夫です。最後の最後までハラハラドキドキできます。
1巻までは基本的には主人公夫婦(+夫の同僚)間で話が進むのですが、2巻になってお隣さんや夏奈の母親などが関わることで一気に見えてなかったものが見えだし「そうだったのか…!」につながってくのが楽しいです。
殺したはずの亮が生きていた謎が明らかになったあとも「いやこれはそうじゃなくてこうだろう…」という予測は多分ほとんどの人ができてそれにより最悪の結末を予想してしまうのですが、最終的なオチは考え方によってはハッピーエンド何じゃないかなと思います。でも背筋がヒヤッとしましたね。
しかし、夫の同僚である蒲田という男がなぜああいう事になったのか、ハッキリと明かされない終わり方もなんか絶妙に怖さを残してく感じでもぞっとします。
殺したはずの夫が帰ってきた…? 結婚以来、夫・亮からの暴力に耐え続けてきた夏奈。ある夏の日、彼女は亮の殺害を決意し、実行する。亮の死体を物置の冷凍庫に隠し、あとは自由な人生が待っている―― そう、信じていた。翌朝、何事もなかったかのように帰宅したのは、殺したはずの亮だった。人気小説サイト「エブリスタ」で話題となったラブ・サスペンス、待望のコミカライズ!