【インタビュー】新しい漫画家の形とは。『やれたかも委員会』作者・吉田貴司さん【前編】 - take tama!
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生きるための糧とは何であろうか。人生の豊穣とは。迷い彷徨う人々が今日もその門を叩く。荘厳なプロローグで幕を開ける漫画がある。忘れがたき、やれたかもしれない甘く切ない夜を振り返る『やれたかも委員会』だ。SNSを駆使して作品を発表し、クラウドファンディングで書籍化。そしてドラマ化まで一気に駆け上がった『やれたかも委員会』作者の漫画家・吉田貴司さんは、立川を拠点に活動。SNSを活用した独自の取り組みや、
およそ、男が集まって酒飲みながら話すようなシモい内容なんだけど、どこかエモいから不思議な作品。 やれたかも ということで 実際やっていない(やれなかった) という点が、ピュアに感じる点なのかもしれない。 大人の関係にならず、少年時代の初恋に近しい印象をうける。 また、ただのエピソードの紹介だけでなく、「やれた」か「やれたとは言えない」の評価をしてくれるのも面白い。 3人の審査員で、「やれた」と全肯定する人もいれば、「やれたとは言えない」を出して全否定する女性もいる。 そして、この女性が的確すぎて現実に戻されるのも一興です。 なにはともわれ、 やれなくても、その妄想だけで楽しめるのが男なんすよね。 その妄想がつまった1冊です。 まったくもって追体験できるようなものが、私の過去にはありませんが。