さんごくし
あらすじ
今から約1800年前、中国・後漢時代末、黄巾の乱と朝廷内の争いによって、漢王朝は滅びようとしていた。乱れた世を正し、人々の苦しみを救おうと、玄徳・関羽・張飛の三人は、桃園で義兄弟の契りを結び立ち上がった。巨匠・横山光輝の熱筆によって新たな生命を吹き込まれた英雄たちが、悠久の大地を舞台に繰り広げる壮大な歴史ドラマ、ここに開幕!
ほうしんえんぎ
あらすじ
【カラーページを収録したデジタル特別編集版!】紀元前11世紀の中国、殷(いん)の時代末期。崑崙山脈(こんろんさんみゃく)の仙人・太公望(たいこうぼう)は、悪しき仙人・道士を封印する「封神計画」という任務を受ける!殷の皇帝・紂王(ちゅうおう)を誘惑して暴虐の限りを尽くす仙女・妲己(だっき)を、太公望は真っ先に封神しようとするが…!?
るろうにけんしんめいじけんかくろまんたんものくろばん
あらすじ
逆刃刀を腰に下げ、不殺を誓う流浪人・緋村剣心――彼こそは維新志士の中で最強無比の伝説をもつ「人斬り抜刀斎」であった。維新後、その熱き想いで人々を守り続けた流浪人・剣心の活躍を描く! 【同時収録】「巻末特別編(1) るろうに―明治剣客浪漫譚―」
るろうにけんしんめいじけんかくろまんたんからーばん
あらすじ
逆刃刀を腰に下げ、不殺を誓う流浪人・緋村剣心――彼こそは維新志士の中で最強無比の伝説をもつ「人斬り抜刀斎」であった。維新後、その熱き想いで人々を守り続けた流浪人・剣心の活躍を描く! 【同時収録】「特別編(1) るろうに―明治剣客浪漫譚―」
れっかのほのお
あらすじ
花火師である父親と2人暮らしの少年・花菱烈火は、「忍者」に強い憧れを抱く高校1年生。地元では負けナシと恐れられている同級生・石島土門をも一蹴してしまう烈火は、日頃から「ケンカでオレに勝ったらその人の『忍』になる」と公言しているものの、いまだに自らの君主を見つけられずにいたが…。400年の時を超えた因縁を巡る戦いが幕を開ける!炎を操る烈火が繰り広げる、長編忍術スペクタクル!!
しき
あらすじ
中国第一の歴史書の完璧なコミック化!!宮刑に処せられ、宦官になってなお「史記」執筆に全力を尽した司馬遷自身の苦悩の生涯を第一話とし、最初の覇者・桓公を支えた管仲、大国・晋を内乱に陥れた側室・驪姫の陰謀、文公・重耳を覇者とした腹心の部下の活躍、など…春秋・戦国の世を駆け抜けた激しい人間たちの生きざまを描く!!
さむらいでぃーぱーきょう
あらすじ
関ヶ原の戦より4年、千人斬り伝説復活す!手には5尺の大太刀(おおだち)、背には太極図(たいきょくず)の紋、面(おもて)には鬼が如き深紅の眼(まなこ)!百万両の賞金首、その名は鬼眼の狂(おにめのきょう)!!賞金稼ぎ椎名(しいな)ゆやが知り合った薬売り、壬生京四郎(みぶ・きょうしろう)のもうひとつの顔が、鬼眼の狂だった。運命に導かれた2人の旅がはじまる――。
かいおうき
あらすじ
陸に領土を持たぬ海の一族、その守護神“影船”を操る謎の男ファン・ガンマ・ビゼンの正体とは!? 川原正敏が描く壮大なる海の冒険浪漫、満を持してここに発進!
らくだいにんじゃらんたろう
あらすじ
『朝日小学生新聞』で人気断トツのギャグマンガ、NHKテレビで全国的にヒットしたアニメ「忍たま乱太郎」の原作。ときは戦国時代、一流忍者をめざして忍術学園に入学した忍者のたまごたちが巻き起こすドタバタ劇の第1巻。勉強疲れに効果抜群。
まんがさいえんす
あらすじ
「5、6年の科学」に長期に渡り好評連載された科学まんが。毎回ユニークな専門家が登場して科学解説を担当。この巻では宇宙人や恐竜人間のなぞやイカの油がハイテクに使われている話、レタスをカプセルで育てる話などバラエティに富んだ27作品を収録。
しゅらのとき
あらすじ
各時代に生きた“陸奥”を描く「修羅の刻」シリーズ始動!――関ヶ原の合戦から十年余。この時代にも、修羅の業(わざ)をつかう男がいた。その名は――陸奥八雲(むつ・やくも)!宮本武蔵(みやもと・むさし)が吼え、剣が唸り、血しぶきが舞い、稲妻が走る!陸奥圓明流(むつえんめいりゅう)外伝、時代劇となって、見参!
ときのぎょうじゃ
あらすじ
ある日ふらりと村に現れた少年が、当時権勢を振るっていた織田信長の死ぬ日を予告した。その後も時をこえ、場所をこえて歴史上の大事件に登場しては、未来を予言する少年。並み居る大名たちも恐れをなす超能力を持つ謎の旅人「時の行者」、果たして彼の旅の目的は?横山光輝の超能力SFコミック!
あるけあいめいと
あらすじ
障害者福祉、地球環境問題――。不可能を可能にした男たちがいる!!視覚障害者の杖(つえ)、そして良きパートナーとなって欲しい。日本で初めての盲導犬(アイメイト)を作った男の苦闘を描く表題作のほか、沙漠(さばく)緑化に生涯をかけ、地球を救おうとする親子の物語「ひろがれ緑の大地~沙漠緑化に生涯をかけた父子~」を同時収録。『週刊少年マガジン』誌上で大反響の、感動実話ドキュメント・コミック!!!!
せんごくししでん
あらすじ
時は春秋戦国時代の中国。「鬼王」と呼ばれた斉の王を父に持つ文竜は訳あって父を殺害、斉の国を捨て、亡き母の国・倭を求めて流浪の旅に出る。唯一友とするのは、幼少より愛で育てた1頭の獅子・崑崙。彼の行く手には何が待ち受けるのか?広大な中国の大地を舞台に辻真先と横山光輝が組んだ入魂の大河ロマン!
てんかふぶのぶなが
あらすじ
今から400年も前、太陽がもっとギラギラ輝いていた時代。日本人がもっともアクティブだった時代、死ぬまでの49年間を「カブキモノ」で通し、日本の歴史を覆(くつがえ)した男がいた……。風雲児、織田信長の「天下取り」と、波乱の生涯の物語!!――1547年、尾張。若き日の信長は、当世最強の武具=鉄砲を掌中にするべく出立(しゅったつ)。「たわけ」「うつけ」と蔑(さげす)まれた男が、時代を疾走(しっそう)し始める……!!
いんしゅうでんせつ
あらすじ
聡明な名君と未来を嘱望されていた殷の第31代紂王は、殷の守護神・女禍御前に邪心を抱く。女禍は邪心に激怒し、守護神をやめ天界に去った。しかし、紂王は女禍を忘れられず、代わりに蘇護の娘・妲己を後宮入りさせる。しかし妖怪に魅入られた妲己は魔性の女に変身する…。横山光輝の遺作が登場!
ざこくぴっと
あらすじ
▼第1話/アフリカの鉄十字▼第2話/成層圏になくセミ▼第3話/幽霊軍団▼第4話/パイロット・ハンター▼第5話/鉄の墓標▼第6話/独立重機関銃隊▼第7話/成層圏戦闘機▼第8話/グリーン・スナイパー▼第9話/スタンレーの魔女▼第10話/メコンの落日 ●あらすじ/舞台は1942年、北アフリカ。ドイツ空軍大尉ワルターフォン・ラインハルトは、戦闘機メッサーシュミットBf109Gでエルアラメイン上空を飛んでいた。敵機との交戦で無線器とコンパスを壊されていた彼は、運悪く視界ゼロの砂嵐の中に入ってしまう。燃料を節約するため、コンクリートデザートあるいはロックデザートとよばれる硬い砂漠地帯に降りる。そこで彼が目にしたものは、砂嵐を避け着陸していたイギリス戦闘機スピットファイア2機であった(第1話)。▼終戦の雰囲気が漂いはじめたベルリン。狙撃兵レステルマイヤーは謎の女性レヤと出会う。彼女が住み家としている放置された突撃砲戦車ファントムには、燃料こそなかったものの、砲弾は残っていた。どうにか燃料を手に入れた彼は、彼女とともに、戦車一台でアメリカ軍の戦車隊に向かっていく。砲弾が最後の一発となり、彼は死を意識した。その時……(第3話)。▼1944年、ガダルカナル。狙撃兵・野山二等兵は、友軍が撤退する時間を稼ぐために、戦線にとどまるよう命令される。その際に手渡されたのが、新しく開発されたばかりの新型自動小銃だった。一方、野山に義理の弟を殺されたアメリカ軍狙撃兵ウォーカーは、義弟の敵・日本人狙撃兵を必ず殺すと固く誓っていた。そしてついにふたりは相まみえる(第8話)。
ぼくさー
あらすじ
拳に秘められた、魂のドラマがある――。元プロボクサー作家が描く、迫真のノンフィクション・コミックス!!
はおうでんせつたける
あらすじ
武将たちの私利私欲からおこした戦によって、民衆が飢え苦しんでいた戦国時代。北の地の武将・鳳典膳だけは勇猛さと慈愛を兼ね備えた名将と、名をはせていた。しかしその典膳も、義弟・八朶冥鬼の謀略でとらわれの身に…。鳳国嫡子・驍(タケル)は、家臣と民衆を助けるため、身を裂く思いで父・典膳に向け矢を放つ!「この悲しみをくり返してはならない」壮絶な決意のもと、愛と自由の国を造るため、驍がいま立ち上がる!
まんがにほんのこてんげんじものがたり
あらすじ
多くの妃が居る中で、桐壺という局を賜った更衣が帝の寵愛を一身に集めていました。しかし皆に妬まれて苛められた挙句、玉のように美しい二ノ宮お一人を残して亡くなられたのです。帝は後見のない皇子を臣籍に下して、源の姓を与えました。以後この皇子は、光源氏と呼ばれることに…。「桐壺」十一世紀初頭、紫式部によって創作された一大長編物語。日本最古の小説であり、四代の帝、七十余年に渡る貴族社会の叙情詩を、入魂のコミック化!以下「帚木」「空蝉」「夕顔」「若紫」「末摘花」「紅葉賀」「花宴」「葵」「賢木」「花散里」「須磨」「明石」を収録。
ほうしんえんぎからーばん
あらすじ
紀元前11世紀の中国、殷(いん)の時代末期。崑崙山脈(こんろんさんみゃく)の仙人・太公望(たいこうぼう)は、悪しき仙人・道士を封印する「封神計画」という任務を受ける! 殷の皇帝・紂王(ちゅうおう)を誘惑して暴虐の限りを尽くす仙女・妲己(だっき)を、太公望は真っ先に封神しようとするが…!?
ちぇるのぶいりのしょうねんたち
あらすじ
今と未来を生きる少年たちへ――。悲劇は終わったのではない。始まったのだ……!!1986年4月、旧ソ連で勃発(ぼっぱつ)した人類史上最悪の大惨事“チェルノブイリ原発事故”。人びとの生活を豊かにするはずの発電所が、人びとの生命を奪ってゆく……。見えない放射能の恐怖に翻弄(ほんろう)される一家の運命を描く、社会派ドキュメントコミック!!表題作のほか、日本の環境保護運動の先駆けとなった感動の実録ドキュメント「尾瀬に死す」もあわせて収録!!
無類の夏好きとしては、日に日に日没が早くなり、重々しいほどの陽射しと蝉時雨が軽やかに感じられるようになる、この晩夏という季節には、言うに謂われぬ気持ちが沸き起こってくるのですが、そんなときは秋の楽しみを言い連ねて心を落ち着かせています。 秋の夜長、秋晴れの高い空、お月見の秋、紅葉の秋、食欲の秋、芸術の秋、そして、読書の秋。むかしの人は、夏が終わるというのに、今度は秋のなかに次々と醍醐味を見出していて、何て前向きなんだろうと感心してしまいます。 さて、「夏草や 兵どもが 夢の跡」とは、芭蕉が平泉の古戦場(源義経が追い詰められて討ち死にした場所)を目にして詠んだ俳句ですが、夏の終わりが来ると、この句のことを自然と思い浮かべます。兵どもを熱かった夏の思い出に置き換えているんだと思います。兵ども、それは今年も涙した高校球児たちのことかもしれませんし、狂ったように鳴き続けるセミたちのことかもしれません。過ぎていった夏の数々の記憶に、芭蕉の句がふしぎと寄り添うんです。 そうはいっても、時も季節も前にしか進んでいきませんから、せっかくの秋の夜長なら、その時間を読書に費やしてみる。そうだ、長編を読もう。久しぶりに横山光輝の『三国志』を読み返してみよう。 読み始めて驚いてしまう。なんと、桃園の誓いを先駆けに、そこには熱かった夏の記憶のような熱戦や駆け引きが繰り広げられているんです。兵どもが頁のそこかしこで腕を奮っているんです。蜀の面々だけで言えば、劉備、関羽、張飛の三人が出合い、趙雲が仲間に加わり、関羽の右腕として元山賊の周倉、養子として関平が加わり、劉備の養子として劉邦が加わり、そして諸葛亮孔明に三顧の礼をつくし、さらには孔明についで龐統までが加わり、黄忠・厳顔の老将コンビが加わり、馬超一族が加わり、ここに関羽・張飛・趙雲・黄忠・馬超からなる五虎大将軍が生まれます。まさに夏の絶頂。 しかしながら、いつの世だって季節のというものは過ぎてゆきます。関羽、関平、周倉、劉邦の相次ぐ死を皮切りに、五虎大将軍たちがあっけなく逝ってしまいます。季節というものは驚くほど正確に時を刻んでゆくのです。 新世代の台頭として期待された張苞・関興の義兄弟コンビもあっけなく逝ってしまい、泣いて馬謖を斬り、姜維との新たな出会いや馬超一族から馬岱の献身的な活躍などがありながら、蜀の戦力はしだいに痩せ衰えてゆき、ついに孔明が逝き、後を継いだ姜維が孤軍奮闘しているさなかに首都成都を襲われた蜀は簡単に降参してしまう。なんというあっけない最期。 そして、また芭蕉の句が頭によぎるのです。 夏草や 兵どもが 夢の跡