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聡明な名君と未来を嘱望されていた殷の第31代紂王は、殷の守護神・女禍御前に邪心を抱く。女禍は邪心に激怒し、守護神をやめ天界に去った。しかし、紂王は女禍を忘れられず、代わりに蘇護の娘・妲己を後宮入りさせる。しかし妖怪に魅入られた妲己は魔性の女に変身する…。横山光輝の遺作が登場!
妲己が側室となってから紂王は政務を放棄、快楽にふけるようになる。諫言した忠臣の梅伯は、炮烙の刑の最初の犠牲者となった。妲己は皇后の位を手に入れようと、陰謀を企て皇后を惨殺する。母の無念を晴らそうとした紂王の息子にまで妲己の魔の手が迫り、朝廷内は騒然となる。
父・紂王に命を狙われた殷郊、殷洪は難を逃れた。皇后の殺害・息子の暗殺を命じた紂王に、妲己はさらに殷を守る四大諸侯の抹殺を仕向ける。結果、東伯侯、南伯侯は処刑、北伯侯・崇侯虎は筋書き通り助かり、西伯侯・姫昌は幽閉となった。
東・南伯侯の息子たちは紂王に反旗をひるがえした。一方、殷滅亡の兆候を予見した崑崙山の太乙真人は、弟子の太公望呂尚に世の建て直しを命じる。下山した呂尚は早速妖怪の正体を暴き、下大夫に任命され、宮廷に入った。そこには妲己が思惑を持って待ち受けていた!
萬盆の刑の執行など殷の紂王の残虐ぶりは増すばかり。伯邑考は父・姫昌の赦免を紂王に働きかけて失敗、朝歌で無念の死をとげる。その後、紂王側近への賄賂が効き、姫昌は幽閉を解かれた上、文王に任命される。しかし周建国を決意し、朝歌を脱出した姫昌に追手が迫る。
西岐に帰国した文王(姫昌)は、まず国内政治に力をそそぐ。太公(祖父)と飛熊の夢見から大賢人に巡り合い周を興すことを確信。播渓のほとりで、天下を釣らんという太公望・呂尚と出会う。文王は彼に礼をつくし、丞相に迎え入れる。同じ頃、朝歌には聞仲太師が凱旋を果たした。
太公望呂尚は文王に今こそ天下を正すときだと諭し、紂王の側近・崇侯虎討伐に初陣。崇父子の首を討ち西岐が勝利を収めた矢先、文王は呂尚にすべてを託し、病没する。姫発が武王に即位したことが直ちに都朝歌に伝わるが、正月の準備に忙しい紂王は聞き流す。
妲己の陰謀により、黄飛虎の妻と妹は紂王の手によって死に追いやられた。激怒した黄飛虎は、黄家が7代200年仕えた殷朝を捨て、西岐へ投降旅を開始。息子の黄天化に危機を救われ、父も味方につけ、4つの関門を突破。最後のシ水関では、強敵・余化が待ち受ける。
黄飛虎一行はナタの救援によりシ水関を突破、西岐に到着した。東海討伐を終え、都朝歌に凱旋した聞仲太師を待っていたのは、黄飛虎謀反の報せだった。呂尚の存在を脅威に感じた大師は、晁兄弟に西岐討伐を命じる。呂尚は太師を欺き、晁一族を西岐に見事帰順させた。
二十万の第二次西岐討伐軍は、殷の主力四将を正規軍が討ち、勝利に終わった。第三次討伐軍には、呂尚が天空の動向を読みきって岐山の祭壇で祈り、猛暑に豪雪を呼び殷軍に壊滅的な打撃を与えた。しかし恐るべき術を使う魔家四兄弟の出現により正規軍は、大惨敗を喫する。