自然の掟が破られ、起きた衝撃の物語!! 戸川幸夫&矢口高雄 動物シリーズ第1弾! 大正4年12月、北海道苫前村(とまこまえむら)の開拓地で、一頭の巨大な羆(ひぐま)による身も凍る事件が起きた。原生林の開拓・農地化が進み餌に窮した羆は人里に出現、農作物では満腹にならず、ついに村人たちに牙をむくようになる。 開拓という名のもと、人間の自然界への深入りが招いた惨劇。共存していた人間と野生動物の暗黙のルールは破られ、凶暴性むき出しに襲いかかる羆と、村の生活を必死に守る人間たちの壮絶な戦いが始まった! 動物文学の第一人者・戸川幸夫の原作を、矢口高雄がリアルな手法で鮮烈に描破。大自然における動物と人間の存在を浮き彫りにする。
大輔の家に子犬が誕生した。猟師の間で貴重視される虎毛の秋田犬・銀である。猟師である五兵衛の熊犬・リキは、殺人熊・赤カブトと戦い谷底へ転落、消息を絶った。復讐を誓った五兵衛は、生まれて1ヵ月もたたない銀に厳しい訓練をつけ、熊犬として鍛えあげていく。
ある日、空から一羽の鳩が落ちてきた。病に冒され弱った鳩は、拾った次郎の懸命の看病の甲斐あって何とか元気を取り戻す。それは国内外の鳩レースで輝かしい成績を残した名鳩だった。鳩の飼い主は、治療の御礼として次郎に別の鳩を一羽プレゼントする。その鳩は次郎が看病した鳩の子供だった。
主役は猫の家政婦「猫村ねこ」。昔かわいがってくれた坊ちゃんを探すべく、犬神家に奉公することになるが・・。家庭崩壊しつつある一家を猫村さんが救う!えんぴつの線画がほのぼのとした味わいをかもし出す。
時は戦国時代―。諸国大名は、天下をとろうと、他国侵略に命をかけていた。しかし、けっして他国侵略の戦いには加わらず、侵略者に対してのみ非情なほどの武勇をふるう忍の一段がいた。それこそ、龍玄を党首とし、雅武を筆頭とする忍犬部隊(牙忍)をもつ陽炎一族である!
山形県の山村に住む少年・藤原良は、白い子犬にケンカを助けられた。良は子犬を飼うことを決めたが、野犬の群れが綱を切り、子犬は群れとともに山に歩き去ってしまう。いっぽう村人たちは、野犬の群れによる家畜被害が多発したため、山へ野犬狩りへ向かう事を決める。それを知った良は、子犬を救うため山へ向かうのであった!
12種類の“色”をモチーフに、それぞれの人間模様を描き上げた珠玉の短編シリーズ。ナイーブな感覚、切々たる心情にあふれた詩情豊かな物語世界!!町で嫌われている一人の老人と一匹の老犬。誰もその名を知らず、町の家々を回り歩いて、ちょっとした雑用で生計を立てていた。そんな老人に強い興味を抱いた少年・ピヨートルは、そのあとをつけて町から2キロ離れたイバーラの森へと入るが……。
猫になった主人公が、ブラック企業をホワイト化していく癒やし系ねこコメディ!働き方改革で騒がれる現代。見直されつつあるものの、やはり存在するブラック企業。激務、長時間拘束、薄給…。三拍子揃ったブラック企業の1つで働いていた主人公のモフ田くんは、朝目覚めると猫になっていた!あまりのできごとに会社に休暇連絡を入れるも「いいからさっさと来い!」と、予想通り一蹴されてしまう。猫の姿で出社した彼に驚く周囲。しかし、自身が猫になってからというもの、社内の人間関係が修復され、会社も福利厚生の充実など徐々にホワイト化していく様に、モフ田くん自身が一番驚いているのだった。全ページフルカラー。twitterやpixivで数々の猫まんがを発表し、話題を呼んだ新進気鋭の作家 清水めりぃの初の単行本。単行本では、猫になった主人公の日常や恋愛模様などを描いた描き下ろしを40ページ掲載!
こどもの頃から動物が大の苦手だった私。だけど12年前のある日、家族が連れ帰ってきた1匹のトイプードル“クーさん”を飼うことに。こちらの気持ちも伝わっているのか、なかなか懐かず敵意をむき出しにしてくるクーさん。でもあるとき、動物の心も人間と一緒だと知ってからわたしとクーさんは少しずつ仲良くなっていって―。ツイッターとピクシブエッセイで人気沸騰!トイプーのかわいさにキュンキュンの実録コミックエッセイ。
あなたも疲れた現実からちょっと離れ、心の安息地アタゴオルに癒しにいきませんか?アタゴオルを舞台に繰り広げられる猫と人間の物語。立って歩くし、お酒が大好き、強引で、酢ダコと紅まぐろも大好物だけど、ヒデヨシは猫なんです(タヌキではありません)。アタゴオルはそんな猫たちと多少の人間が住む森。影食い退治や、古代遺跡の探検、ネズミトランプ博打に、鉢植えベゴニアの巨船で海賊の宝探しに出かけたりと、何かと忙しいです。
【人魚、クジラ、ウミガメ、クラゲ、ハリセンボン・・・さまざまな海の生き物が集う「バー・オクトパス」へようこそ】静かな青い海――。色とりどりの海藻やサンゴの奥に、ひっそりと佇む小さな酒場「バー・オクトパス」。バーテンダーは、8本の足を自由自在に操り、カクテルを作るタコのマスター。人見知りの人魚さん・関西弁のぐじさん・おしゃべりなチンアナゴさん・コワ~イ顔したサメ軍団・警察に追われる謎のウミガメさんなど、今夜も訪れるのは、個性豊かなお客様たち。おいしいお酒と、心地良い音楽が流れる空間で、至福のひとときを・・・。☆描き下ろしエピソード収録掲載時のカラーページを完全補完した、電子だけの特別版にてお届けします!★単行本カバー下画像収録★
人の道から外れた破戒坊、三蔵法師と真面目で純情な孫悟空が、天竺へお経を取るために、旅に出る。小池一夫・小島剛夕の名コンビがおくる、新感覚西遊記!
都会から逃げ出し、畑の中の小さなアパート暮らしを始めた青年。静かな生活を望むも、集金人やセールスマンがやって来るわ、夏には青年よりも大きな宿りバチやカエルたちの大合唱。その他、魚に釣られそうな猫、傘をパラシュートかわりにする猫、ハト時計のハトを狙う猫、秋のイワシ雲を眺める猫など、鬼才が描くカートゥーンの世界。
私立探偵ブラックサッドは警察のスミルノフに呼ばれ殺人現場に向かう。被害者はかつての恋人ナタリアだった。スミルノフの忠告をよそに、ブラックサッドは独自に事件を調べることにする。しかし殺害現場に残された手がかりはなく、ブラックサッドは以前ナタリアの用心棒にと紹介したボクサーのジェイクの所に向かう。調べていくうちにブラックサッド自身にも危険が… ブラックサッドはかつての恋人の無念を晴らすことができるのか? 50年代のニューヨークを舞台に、登場キャラクターが全員動物という斬新な設定のハード・ボイルドBDの記念すべきシリーズ第1巻。
電子版のみ全ページフルカラーで収録! ばあさんに先だたれ、猫のタマと二人暮らしの大吉じいちゃん。ひとりと一匹が繰り広げる、毎日がいとおしくなる四季折々の彩り。※なお、紙書籍に収録されている設定資料集は電子版には含まれません。
とあるサラリーマンが仕事を抱え、いそいそと店に入ると、そこは猫カフェだった。戸惑いながらも、椅子に座ると猫が膝に乗ってきた。聞こえてくるゴロゴロという音色。自分に流れる時間と猫に流れる時間の違いに思いを馳せる。彼は仕事の手を止め、そっと猫の頭をなでるのだった―――。やさしい刻が流れる猫カフェへようこそ。恋に悩む女子高生や猫の飼い方がわからないおじさんなどユニークなお客さんも来店します!
悩みを抱え、新しい自分に生まれ変わりたいという猫たち。 彼らが向かう「とあるお店」には、やさしい人間の店主がいた。 猫の悩みを受け止めながら、いちばん愛される色や柄を塗る職人『猫塗り屋』の物語。
よもぎちゃんは料理大好きな女の子。建物はちょっと古くさいけれど、ぬくもりのつまった神田荘で、パンダの大福と一緒に暮らしています。ちょっと無口で、でも優しい大福とよもぎちゃんの周りをとりまく 不思議と日常のお茶の間メルヘン。
犬と猫を愛するすべての人に 著者の実体験を基に、老いた愛犬の死までを丹念に描いた『犬を飼う』。そして、愛犬の死後、行き場をなくしてやってきた猫たちとの生活を描いた『そして…猫を飼う』。本シリーズに加え、谷口氏が犬と猫との生活を描いた珠玉のエッセイ『サスケとジロー』(全16000字超)、谷口氏の後期犬まんがの傑作『百年の系譜』を収録し、1冊丸ごと、犬と猫を題材とした作品集としました。発表時に大反響を呼び、知る人ぞ知る名作として読み継がれる感動傑作、決定版としてついに登場!! *本書は『犬を飼うと12の短編』(小学館)収録作品の一部を抜粋し、エッセイを加えて再編集した新装版となります。刊行にあたり、すべての原稿を新たに製版し、カラー画稿はすべて4色印刷にて収録、名作『犬を飼う』シリーズの決定版となります。
ネコを愛する人ならきっと共感できる!?illustrator フルカワオリエが描くネコちゃんたちの日常風景とネコちゃんの気持ちをつづった絵本。時間に追われる忙しい毎日のスキマ時間に眺めれば“ほっこり”癒されます。
ホラー漫画家・伊藤潤二のお笑い猫マンガ! 笑いと恐怖は紙一重、愛猫のコワかわいさにおののいちゃってください!! 実話エッセイコミックなのにギャグ漫画。こんな強烈な猫マンガ、他じゃ見あたらんよ。伊藤潤二ファン、必読の1冊ですヨ~。
『夕凪の街 桜の国』『この世界の片隅に』のこうの史代の初期傑作!ある日、迷子の小鳥“ぴっぴらさん”と出会ったキミ子。小さなセキセイインコ・ぴっぴらさんとの暮らしは、小さな発見と驚きの連続で、その日々はやがてかけがえのない宝物になってゆくーー。
魔女ってバレたら即刻、拷問&処刑!!スラップスティック魔女ライフコメディ! 魔女狩り最盛期の世で、正体を隠して生活する魔女のマリーはある日、教会の人間を助けた事が切っ掛けで生活が一変してしまい…。
【旧時代の文明の遺物・キューブを探すディストピア海洋ファンタジー】はるか昔に、陸地が沈んだ世界ーー少女はバディで海底遺跡「アトラ」の深層に挑む!!凶暴な軌跡クジラが棲む深層…。キューブを手に入れるには、バディとの協力が必要不可欠!!【あらすじ】かつて存在した陸地は沈み、人々が暮らす人工地盤以外は海だけが広がる世界・ブルーユニバース。潜水能力を認められた16歳の少女・ナギサは海底遺跡・アトラを探索するダイバーに抜擢され、エースチームで先輩のハルカとバディを組むことに。旧時代の情報が記録されたキューブや大型海獣・遺跡クジラなど、ナギサの未知との出会いが始まるーー。カバー下には、おまけ4コマ×2&あとがき漫画を収録!!★単行本カバー下画像収録★電子書籍限定でカバーイラストを巻末に収録しております!
タイトルの漢字を一つずつ勘違いしていた。パワーダウンする方向に。 誤りに気付いたあとで、両方ともパワーアップする言葉があるなんてすごいなと思った。 さて、三毛別羆事件と呼ばれる、開拓時代の北海道で起きた事件。 凄惨さと裏腹に、作中によれば、当時の都会では数日後に小さく記事が載った(内容も正確てはない)レベルのお話らしい。 それほど、北海道の山あいは遠かったようだ。 小さな新聞記事にしかならなかった凄惨な事件を、知る人が皆いなくなる前に聴き取りをして、書きとどめた人がいて、その人の記録と話を元にタイトルの漫画は作られたそうだ。 『ふしぎの国のバード』を読んだ方には、当時の都会以外がどれほどの環境だったか(とはいえ、都会もアスファルト敷ではないですが)、想像がつくかと思うのですが、北海道の開拓地はさらに過酷だったようです。 玄関ドアがむしろ?ござ?一枚。板ですらない。 窓ガラスも障子もなく、窓からは北海道の寒風入り放題。 だから、死なぬために、火を煌々と燃やし続けなければいけない。そのための薪があったのは幸いだ。 そして、自然を開拓して、人が使えるように手を加えていっているので、そこに住んでいた動物との遭遇もなくはない。 しかし、被害があった季節は、動物は冬眠しているはずの冬。 にも関わらず、不運に不運、人災も重なり、一匹のヒグマに多くの人が殺された。 やるせないなあ、と読んでいて思った。 後編に入っていたニホンカモシカの物語は、人間の勝手さを感じて、苦手だった。 カモシカって日本にいるの?と思ったものの「カモシカのような足」という表現があるので、馴染み深い生き物だったんだろう。 ※ここまで書いて、読んだのが「羆風(ひぐまかぜ)」という作品の方だったと気づきました。 そちらでしたら、KindleUnlimitedで書いている今日現在読むことができるので、興味がある方はぜひ。