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ある日、空から一羽の鳩が落ちてきた。病に冒され弱った鳩は、拾った次郎の懸命の看病の甲斐あって何とか元気を取り戻す。それは国内外の鳩レースで輝かしい成績を残した名鳩だった。鳩の飼い主は、治療の御礼として次郎に別の鳩を一羽プレゼントする。その鳩は次郎が看病した鳩の子供だった。
次郎の愛鳩アラシがいよいよレースに出場することになった。その前には様々なライバルが立ちはだかる。ライバルとその飼い主たちも、日々過酷な訓練を重ね、レースでの入賞を目指していた。それぞれの鳩と人の間には厳しくも愛情あふれるドラマがあった。
過酷な500キロレース。デッドヒートを繰り広げるアラシたち3羽は、レースに熱中するあまり最悪のコースへ入ってしまう。しかし鳩たちはひるまなかった。たとえ死んでも息絶える瞬間までレース鳩として生きる!レース鳩としての誇りをかけて鳩たちは大空を翔ける。
アクシデント発生!青森で放鳩が行われ、レースが開始して間もなく鳩たちの帰還コースを地震が襲う。地震によって磁場を乱された鳩たちは方向感覚を失ってしまう。果たしてアラシは無事次郎の待つ東京に戻ってくることができるのか?
傷ついた風切り羽の影響で、以前のように速く飛べなくなってしまったアラシは、すっかり意気消沈。いくら尻を叩いても奮起しないアラシに飼い主の次郎までがやる気をなくしてしまう。しかし、そのうちに新しい羽が生えてきた。気を取り直した次郎は何とかアラシにやる気を取り戻させようと仲間とレースを開催する。
100キロの合同練習に出場する鳩を乗せた放鳩車が放鳩地へ向かう途中、大事故に巻き込まれる。車は横転し、炎上。運転手が急いで出口を開放し鳩たちを逃がしたので、どうにか半分の鳩は難を逃れることができた。果たしてアラシの安否は!?
上位2位以内の入賞で、飼い主をレース鳩取材ヘリコプターに乗せてもらえる特典のついたレースは、予想外のアクシデントに見舞われた。季節風が山脈を越えるとき、乾いた熱風となって吹きおろすフェーン現象が発生し、アラシたちはかつてない苦難に直面する。
津軽海峡をコースに含む800キロの長距離レース。アラシたちにとって初めての海越えレースだ。ところが、縦に長く地域によって気候変動の激しい日本列島。コース全域にわたる晴天に恵まれず中々スタートの判断が下せない。延期かと思われた直前に、やっと放鳩されたアラシたちを魔の津軽海峡が待ち受けていた・・・。
大変なレースが実施されることになった。台風シーズンの10月に新聞社主催で、1100キロに及ぶ長距離レースが開催されることが決定した。愛鳩を危険にさらす無謀なレースとの見方が広がる中、それでも挑戦したいと、次郎を含む多くの人間が参加の名乗りをあげた・・・。
1100キロレースを控え、次郎たちの所属とは違う連合会の会員が、見知らぬライバルを連れて続々と集結。その中にはグループで他の鳩の飛行を邪魔してゴールを目指す7羽の集団がいた。アラシは集団の卑怯な戦法から逃れることができるか!?