タイトルに反して至って"普通の”恋愛模様を描く作品。でもそれがこの作品の真髄だと私は感じた。結局周りにどう思われようとも、自分たち2人が納得し満足してるのであればそれだけで充分なんですよね。 ちょいちょい読んでたジェンダー的なテーマの作品に抱いてた僅かな違和感をこの作品は綺麗に払拭してくれた。"普通"とは違うことを周りにも認めてほしいなら外野へのアピールも重要だし、本人が望んで行動しているならばそれがベストだけども、自分たち、もしく近しい人たちが理解してくれてるならそれで良い、そういう考えだってアリなんじゃないかな、と思わせてくれる。 1巻まで読了
知る人ぞ知るモンスター娘ハーレム漫画。異世界にトリップした理系大学生のヘンタイ紳士が欲と好奇心のままにつき進む。ただし、チートは無いうえに電気、エンジン、蒸気機関は不可の縛りプレイだ。生き残りハーレムをつくるには知恵をしぼれ!それにみあった代価は保証する。クリ娘ハーレムはすばらしいぞ!!
前編を読んだ。 じわじわしんどい内容。 どう終わるのか次週後編が楽しみ。
人を殺すための道具、日本刀。 生殺与奪の究極の実用品にして美的な存在。 天下泰平の世を経て、武器としてよりも 侍の権威の象徴であり美的な存在になりつつあった日本刀が 幕末・維新の時代に武器として再評価された時代。 それは日本刀が最期の輝きを示した時代でもあった。 人を斬るために、命を守るために、 美の追求のために、金儲けのために、 様々な目的と思惑で日本刀が扱われた時代。 そんな時代に生まれた女性刀鍛冶師・お涼。 刀鍛冶師であった父が残した玉鋼・青玉砂の存在と 自身が刀を打つ意味、打ちたい刀の姿、 それらを自問自答しながらたどりついたのが 「水の剣 火の刀」 お涼は、その刀を打てるのか? 悩むお涼を追い越すように時代は流れ動き、 人は生きて死んでいく。
キャラクターや世界観の作り込みが凄い作品。 一回読んだだけでは読者に伝わらないくらい細かいところまで作者の中で設定が作られているように思う。 二回目に読んだ時にはキャラクターの性格や行動原理が掴めてきているので、「ああ確かにこいつはこういう行動に出るわ・・・」と妙に納得する。 キャラクター同士の掛け合いはこの作品の大きな魅力の一つ。 ストーリー上に張り巡らされた伏線がすぐに回収されたり、しばらく後で判明したりと一時も目が離せない。 竜が出てくる中世風の世界、いわゆる王道ファンタジーだが、学園物的要素、寮生活のわちゃわちゃ感も色濃い。
もうそういう性癖なんでしょう。食欲と一緒に性欲も湧いてるみたいです。 主人公はとにかくイケメン好きのイケメンオタク。なのに細見くんからの好意には全く気づかないお決まりパターン。 作家さんの絵が上手いので、出てくるイケメンは本当にみんなイケメンで文句なし。 たぶん1巻完結なんだけど、最後の方に他の編集部員が出てきたり(しかも面白そう)、細見くんとの恋もこれから!というところで終わってしまったのが本当に残念。
※ネタバレを含むクチコミです。
いや〜これめちゃくちゃ沁みるというか、夏目漱石大先生と自分を重ねるというのは畏れ多すぎるんですけど、年齢も大体同じで、仕事と自分がやりたいことの折り合いをつけながら日々を過ごし、時代の流れを意識しつつも安易にそこには乗らんぞ、という姿勢に非常に共感します。というか教科書に載ってる文豪に共感なんてできるんだ!というのが驚きですよね。それは谷口さん関川さんの描き方が素晴らしいからなんですけど。あとがきもめちゃくちゃ面白い。編集者の懐の深さもすごい。これだよこれ。 2019年の日本ではシリコンバレー流スタートアップがタイムマシンビジネスでグローバルなオポチュニティをクリエイティブにイノベーション、OKRをグロースさせてムーンショットでIPOとか言って数億円調達してたりしてて、そういうニュースを見るたびに添付の画像みたいな気持ちになるんですけど、いじけてないで私も『坊っちゃん』みたいな快作で世の中に一石を投じるべきだよな!と元気が出てきます。
ホラー漫画じゃないんだよね?
なかなかの年長でデビューしたと書いてあったので40代そこらでデビューされてるのかなと思います。(wikiより) カレチとはなんぞや?カバチ?と思ったのですが、違いました。 『長距離列車に乗務する客扱専務車掌をさす国鉄内部の呼称』だそうで。 雪国での電車、乗車する客、降車する客。鉄道運営する側、上司部下。 色々ドラマあるんだなという感想 運行していた時代に寝台列車など乗っていた方は懐かしい気持ちになるのでは。 1話1話ほろっと泣ける話が多い! 個人的に旅のお供に最適な漫画なんじゃないかと思います。 私は旅行とか長距離移動中買う漫画と本が結構好きなのですが、何読むかはいつもちょい迷う… どこかへ向かう途中、電車の中で読んでみてください〜
モーニングで連載しているあらゐけいいちの最新作 単行本の最初に収録されている話が、その2〜3話あとで繋がってきたりするから、単行本で読むとちょうどいい面白さがある。1巻も2巻もそんなバランスで話が作られているから、たぶん意識していると思う。 ドタバタコメディって感じで内容も面白いのでおすすめ 審判を挑発しまくるのがメインのひどすぎるサッカー回が特に好きだった
杜野亜希先生の新連載。 熱血で突っ走って空回りしがちな新人警察官が、病院で起きる事件を解決していくミステリー。 屍活師と同じ病院を舞台にしていながらも、ヒロインのキャラは真逆。 第一話ではいかにもミスリードを狙うために配置されたモブキャラ的動きをしていて、事件解決時のカタルシスは今ひとつだった。 今後の成長に期待。
今を全力で生きる少女2人のとある夏の物語。 どちらかというと森瀬くんのほうが壮絶な生涯をおくるにもかかわらず、サブ的な扱いになっているところが最高です。 CUTiEなつかしいなぁ〜!!
ヨボヨボのおじいちゃんを乗せた車椅子を押す眼鏡をかけた孫は、いつもコンビニのATMで大金を送金するのだが、捨てた明細から預金が4000万あることが武闘派ヤクザにバレて目をつけられてしまう。人気のない場所に連れ込まれ、おじいちゃんを人質に金を渡すように脅されるが、実はおじいちゃんには秘密があって―――というあらすじ。 車椅子からマシンガン、時速100kmでトンネルの壁を走行は流石に笑ったww おじいちゃんが止めを刺すために車の屋根に立ったとき、着物がめくれて紋紋が見えたのが格好良い…!あと「おじいちゃん立てたのかよ!!」とジワジワきた。
時に、途方もない才能が世に生まれ落ち、そして、それほど大きな支持を得ることなく、シーンからフェイドアウトしていってしまう。 そんなことは、どんなジャンルにも、よくあることだろう。漫画界にも、それこそ数え切れないほど「幻の逸材」は存在してきたと思う。 しかし、明らかな才能のきらめきに満ちているにも関わらず、なぜ彼らの作品は多くの読者を得ることができなかったのか。 もちろん理由はそれぞれだろうし、それは読者サイドからは掴みきれないことだ。 私たちは、ただ、その単行本を初めて読んだ時の、新しい「なにか」に触れたという心の震えだけを、それ以降、モヤモヤとただ胸中で反芻することしかできない。 私にとって、下村富美はそういう才能だった。 『仏師』のプチフラワー版コミックスを読んだ時、「ああ、この漫画家さんはすごい。絶対来る」と確信したのだが、それ以降、下村はそれほど活躍することなく消えていってしまった。 後にイラストレーターとして多くのヒット小説の装画などを担当しているので、「消えた」と言ってしまったら失礼かもしれない。 しかし、その漫画作品が持つ、素晴らしい絵のクオリティーと奥行きのある物語は、「花の24年組」や「ポスト24年組」に匹敵するような才能であったと、今も思う。 もっと下村富美の漫画を読みたいと、ずっと願っているのです。
20歳でデビュー!イキナリ新連載!すごい。 第1話は、かなり歪んだ片思いをしている女の子が主人公で、好意を抱いてる相手は同じクラスの女の子。同性愛です。人を疑うことを知らないような純粋な彼女を落とし入れて傷ついてる姿に興奮する主人公。あらすじだと割とよくあるストーリーですが、独特なセンス(言葉とか)を感じます。煽り文にオムニバスとありますが、第2話もこの二人の女の子の話のようなので、ここからの展開にも期待大。
からかい上手の高木さんの作者が原作の作品。個人的にはあっちより好き。びっくりするとしっぽが切れるとこがよい。トカゲの表情も絶妙
今まで全くゾーン外だったんだけど、1巻の始めだけ読んでみたら面白くて、どうしようかなって思ってる。シリーズがいくつかあるみたいだし、読み終わるまで他に手を出せない雰囲気がある。 割った瓶の先で舎弟の頭を刺した時はとんでもない漫画だ!と思ったけどちゃんと理由があったし。こういう筋通ってる系のヤクザ漫画って面白い。
ヒナまつりの作者の短編集 どれも面白いが、「銀行強盗は同窓会の始まり」と「三田村桜子(仮)の一生」 「銀行強盗は同窓会の始まり」はタイトル通りの内容で口で説明したら面白くないが、漫画で読むと面白い感じの短編。 「三田村桜子(仮)の一生」は、タイトルからは想像できない内容で、異世界物の短編でトラックにひかれそうなところから始まり、最終的にはいいオチがある面白い短編だったz
まさにアニメを切り出して漫画にでもしたような高クオリティの作画で、作監でもつけてんのかってくらい異様に安定しています。表紙もアニメ塗りでなんかキービジュアルみたいです。あるいはラノベの表紙。10年前のアニメ好きな人が好きそうな絵柄ですよね、とらドラ!とか、ゼロ使とか、かんなぎとか。私も好きです。 この「可愛さが高い水準で安定している」というのが非常に素晴らしいのです。音楽に無理やり例えるなら、音圧が高くRMS値が高い状態です(音圧競争には賛否ありますがダンスミュージックなどでは大事な要素です)。私は以後これを『可愛さの音圧が高い』と呼び表したいと思います。 話は一話完結式で、落語みたいに丁寧で笑える話や人情系の話が多いですね。そして1巻の一話くらいの割合でたまにあるラブ濃度の高い話数はかなり尊みが深く、美麗な絵ばかりに目がいきがちですがラブコメとしてもかなり質が高いです。 作品内で頻繁に使われる「カメラを固定したまま時間の経過を数コマに渡って描く」やつ、ARIAやよつばとを読んだとき初めて「こんな素敵な技法が!」と感動したのですが、めちゃめちゃ上手くないとできないやつですよねこれ。他にも視覚的に飽きさせないカメラワークやつけPANみたいな動き(1巻で宇佐美さんが泣く前のページ)とか、映像的な演出が各所に盛り込まれています。 一方でコマをぶち抜いた立ち絵(さよなら絶望先生でよく見るやつ)とか可愛い描き文字など漫画的な表現もしっかりしていて、よくあるイラストだけ上手い人とは一線を画します。 基本的にマンガは話の面白さと同じかそれ以上に絵のうまさと完成度が大事だと考えているので、そういう意味で文句のつけどころがほとんどないなと感じました。欲をいえば、シリアス展開とか恋敵とか、好みが別れるような刺激的な展開があったほうがより私好みではあるんですが(笑)
この作品に興味を持ってくれた人は、まず1話の試し読みを読んでみてください。世界観や主人公の能力を端的に説明し、登場人物のキャラクターも見せてくれて、それでいて導入部としての物語の盛り上がりもある、そして読み終わるとタイトルのハマり具合に膝を打つ、まさに作品の魅力を集約した見事な1話です。 2話以降も、主人公の属性をちゃんと活かしつつ想像以上にサクサク物語が進行していくので、ストレスなく読み進められます。主人公の華宮とキッカの関係性もしっかり描かれているので、物語の初めから登場人物に愛着を感じる事ができます。 この作品、設定が割とハードモードなのに全体の雰囲気は明るい、でも何処となく懐かしい感じがあって不思議だな―と思っていました。読み進めるうちに気付いたのですが、「鋼の錬金術師」「東京アンダーグラウンド」「ソウルイーター」等、2000年代のガンガンっぽさを全面に感じられる作品に仕上がっています。なので、物語自体はがっつりファンタジーなのに、なぜかノスタルジックな雰囲気を感じられるレアな作品だと思います。 1巻まで読了
カーチェイスしかけられてんのに全く気にも留めず女をいじる図おもしろすぎる アオリ運転してくる奴がこんな奴だったら笑っちゃうけど 真面目にハンドルを握れと言いたいところだけどもっとやれと思ってしまうなw
作中の個人の動機付けに対して、納得することが出来るのは良い物語だと勝手に思っているのですが、この作品の登場人物たちが抱えている事情は、読者に対してとても強い印象を与えてくれます。主人公の小野君、荒井さん、神田さん、佐川さん…。それぞれが抱える、蝶に対する背景が明かされる度に、読者はただただ圧倒されます。 設定の素晴らしさが語られることが多い作品ですが、それに負けず劣らず登場人物も魅力的であり、このサーガを紡いでくれた安堂先生、掲載してくれたコミックリュウ編集部、そして転生を遂げさせてくれたアワーズ編集部に感謝しています。 漫画を好きでもこの作品を知らないという人が多くて、でも勧めて読むと本当に面白くてびっくりする、ということが自分の経験でもう十指に余るくらいあって、理屈は良いからとりあえず読んでくれ、とまあ鬱陶しいくらい言い続けてる作品です。 この投稿で、一人でも多くの人にこの作品を知って貰えれば幸いです。
第一次大戦後のフランスを舞台に、重くるしい情勢の中でも、逞しく生きていく人々の物語。セリフで多くを語らないタイプの作品ではるが、それでもちゃんと伝わってくるものがあって素晴らしい。どうしても単純に「良いお話」として読むことが難しいのは、次の大戦が控えていることを歴史として私達が知っているからに他ならない。子どもたちの明るい笑顔をもってしても、戦争の虚しさや悲しさから目を逸らすことはできないのだ…。 ちなみに、読み切り版がWeb公開されているのでこちらもおすすめ。(ビッグコミック2017.vol7に掲載) http://comic-soon.shogakukan.co.jp/blog/news/marco-artiste-preview/
普通に読みながら泣いてた ①
いわゆるストーリー重視の大人向け 漫画を読み進み内容の質の高さから、中年の私が数年ぶりに漫画一巻を買いに行ったくらい。 この漫画は細部まで読み込むような人がみたら絶対に惚れ惚れします。 緻密に計算された作品が好きな方は是非。
独身なのに既婚者設定にしてしまってミスり続ける主人公。 展開が読めなくてワクワクします!
なにせ、三井寿(にめっちゃ似ている)が野球のユニフォームを着ている
昔読んでた漫画を今読むのにハマってます。 魔ロキ読んでた人いませんか? まだガンガンとか本屋であの分厚いの買ってたなと思い出しました。 絵、今見てもめちゃくちゃうまいですよね…。 画集持ってた子を羨ましがってた記憶あります。 少年ロキが探偵をやっててそこに女の子が転がり込む話。 主人公ロキがいいキャラなんですよね。 少年でチビなのに頭がキレるからかっこいい。 今読むとオカルトファンタジーなのにロキ、ちゃんと探偵してる…。 邪神ロキ、トール神、女神フレイヤ…読んだ当時はわからなかったけど北欧神話なんですよね。 懐かしくて好きだった本でした。
私的『カッコいいハゲベスト10』3位以内に必ず入っているアシェラッドが もうすぐアニメで観れる! 楽しみです
開幕からいきなり心を抉ってくる展開。モノローグ、表情、マンガ的な表現、様々な方法で登場人物の心情が描かれる。同性愛というものがテーマにあることは間違いないんだけど、それ以上に"普通の高校生の恋愛マンガ"が描かれているという印象を受けた。 気になっているのは、「弟の夫」では見られたゲイカルチャー然とした男性のイラスト表現があまり見られなかったこと。田亀さんが意図してそう描かれてるのかは分からないけど、「弟の夫」より更に一般層向けを意識してるのかなと感じた。 1巻まで読了。
昔に試し読みしたのですが、ちゃんと買って1巻読み始めました。 感想云々の前にカバディって本当にあるスポーツだったんですね…!! 暑苦しい漫画を探してました。ドンピシャでした。 小ネタも面白いし普通のスポーツ漫画にない大胆ポーズとか、驚かされます。 熱いコマ、熱苦しいほどの描写、少年漫画好きとしては血沸くと言うか、もはや生きる活力をもらうというか。 絵もめちゃくちゃうまい方ですね〜読み進めます。
Twitterでファンになり、マンバで単行本が出ていると知り読みました(KindleUnlimitedで読めますのでぜひ!) 表紙から伝わる自費出版感が作風とマッチしていてたまらない…! 雑誌でよくある、話の最後に書かれる「★付きのアオリ」を作品の一部にしているところがすごい好き。 単行本描き下ろしの、若い頃のじいさんとばあさんのエピソードにはいつも以上にキュンとしました。じいさんやるな〜!! LINEスタンプもあるのでこれで大切な人を困らせましょう。 https://store.line.me/stickershop/product/6835839/ja
俺の好きな義理人情とハードボイルドが混ざってる傑作。コメディ要素もいいし登場人物の全員に美学がある モンローの過去編はすげー好き
い、言いてぇ…
ギャンブルがなにより好きな荒くれ者の男が、ヤクザに殺されて、自殺した子供の身体に転生する話。 主人公の精神構造はまさしくワルガキ、そこがいい。ただの「悪」でなく、一本筋の通った理屈から「悪童」らしく解決していく。敵対する敵は「邪悪」な人間が多いのでスッキリとした読み応えもある。 志名坂高次作品のファンとしては、主人公が適度な「怯え」をもっているという点が面白い。ヤバそうな敵はなんと避けようとして、チンケな邪悪は蹴散らしていく。なんというか普通の「暴れん坊」の感性を保持している。 これから勝負が過激になっていくだろうから、バランスを維持するのか、ガラっと変わるのか、楽しみな作品
ロクでもない男子校のロクでもない日常。 夏とか甲子園とか屋上とか。閉塞感とか焦りとか。青春ですね。 映画の松田龍平が死ぬほどかっこいいのでまだの人は観てください。
ガンって鼻にもできるのかと初めて知った。 単なるイボだろうと思い医者に行ったら悪性の腫瘍だと言われ鼻の摘出を勧められるも、セカンドオピニオンで重粒子線治療を知りトライする闘病エッセイ。ピンポイントでガンをやっつける最先端の治療らしい。 入院のことは編集者にも秘密にしてたらしいので知らなかったが、中川いさみ先生がご病気だったというショックは大きい。現在ではガンも治らない病気ではないだろうけど、やはり身構えてしまう。副作用は今もあるようです。 けれども、病院内のリクリエーションでふなっしーに仮装した職員が登場する場面も、治療と同じトーンで描いてて思わず爆笑してしまった。作家はどんな時でも作家なのだと、ファンも安心して読める内容になっていると思います。
こういうの小説ではたまにあるけど、マンガでみるとえぐくてー。
17歳の高校生が描いたという情報があると、画力とか、作画の基礎技法とか、重箱の隅をつつこうとすればいくらでも出てくるけれど(この作品に限ったことではないが)、そんなことを吹っ飛ばすくらいのものを読んで感じました。 モノクロの世界で鮮やかな色彩を感じられる作品もある一方で、この作品はその逆だと思ったのですが、色味を感じないことが良い方にこの漫画の世界観に影響している気がします。 無料公開しているので内容は是非読んでとしか言えませんが、窃盗症という一種の病におかされた女子高生が主人公だという時点で、もう面白い。
丸尾末広のモーニング初掲載作品(モーニング2019年24号) 《あらすじ》 1936年の長崎に住む少年・マサルは、人々から「オランダさん」と呼ばれるカトリックの宣教師たちに好意を抱いている。 マサルに「聖女の弾丸」と呼ばれるメダイを渡した宣教師・コルベはポーランドへ帰国し、1941年にアウシュビッツで飢餓室(ハンガールーム)へと送られる。
下手くそから一気に成長してく姿が熱くなる
タイトルに反して至って"普通の”恋愛模様を描く作品。でもそれがこの作品の真髄だと私は感じた。結局周りにどう思われようとも、自分たち2人が納得し満足してるのであればそれだけで充分なんですよね。 ちょいちょい読んでたジェンダー的なテーマの作品に抱いてた僅かな違和感をこの作品は綺麗に払拭してくれた。"普通"とは違うことを周りにも認めてほしいなら外野へのアピールも重要だし、本人が望んで行動しているならばそれがベストだけども、自分たち、もしく近しい人たちが理解してくれてるならそれで良い、そういう考えだってアリなんじゃないかな、と思わせてくれる。 1巻まで読了