人を閉じ込めて餓死させるおぞましいハンガールーム。
家族がいる男の代わりにそこへ入った宣教師コルベは、地獄という言葉でも生ぬるいその部屋の中で2週間祈り続ける。
ついに神の国へ招かれたコルベは、長崎にいるマサルの前に現れ「水ヲ汲ンデキナサイ」と告げる。
死にゆく人々の絶望は筆舌に尽くし難く読んで打ちのめされたが、コルベが死してなおマサルを奉仕へと導き、傷ついた人々に光が届いたことに救われた。
人を閉じ込めて餓死させるおぞましいハンガールーム。
家族がいる男の代わりにそこへ入った宣教師コルベは、地獄という言葉でも生ぬるいその部屋の中で2週間祈り続ける。
ついに神の国へ招かれたコルベは、長崎にいるマサルの前に現れ「水ヲ汲ンデキナサイ」と告げる。
死にゆく人々の絶望は筆舌に尽くし難く読んで打ちのめされたが、コルベが死してなおマサルを奉仕へと導き、傷ついた人々に光が届いたことに救われた。
アウシュビッツとナガサキ、遠く離れた二つの地で、宣教師と名もなき少年は繫がる——。 (モーニング2019年24号)