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強烈すぎるサムネの絵に惹かれて読み始めたのですが、まさかあんな気持ちよく扉絵のシーンが回収されるとは思いませんでした!
思春期の暗い息子と明るさが空回る父親という、どこにでもあるような風景から始まって「えっ?えっ!?」と戸惑っている間に、息つく暇もなく2人がドンドコ滑り落ちてく怒涛の展開が面白い!
何より滑り落ちたんじゃなく「最初から落ちていた」……という残酷な種明かしも気持ちいい。
そしてカートゥーンみのあるデフォルメめちゃくちゃ好きです!!
舞台設定もサラリと実は西洋(ステーキ屋の看板とか警官の制服とか同級生とか)なのがオシャレで痺れる。終始陰鬱な内容ということあり、現代モノでありながらゴシックな雰囲気も感じて最高。ずっとこの世界に浸っていたい。
完成されたコントのように、新事実が明らかになっていく勢いが気持ちいい構成力が半端ない読切でした。絵も話も面白いだなんてすごすぎる。
近所には露出魔。父は能天気。もう全てがどうでもいい。いつも通り学校から帰宅したノアを待っていたのは、予想外の姿の父で…ずっと壊れていた親子が全てを解き放つとき、何かが変わり始める