完結してた。指食ったナマズを皆で食べてたとこ好き
意識はギャンブル好き暴虐オヤジ 身体は子供
※ネタバレを含むクチコミです。
ギャンブルがなにより好きな荒くれ者の男が、ヤクザに殺されて、自殺した子供の身体に転生する話。
主人公の精神構造はまさしくワルガキ、そこがいい。ただの「悪」でなく、一本筋の通った理屈から「悪童」らしく解決していく。敵対する敵は「邪悪」な人間が多いのでスッキリとした読み応えもある。
志名坂高次作品のファンとしては、主人公が適度な「怯え」をもっているという点が面白い。ヤバそうな敵はなんと避けようとして、チンケな邪悪は蹴散らしていく。なんというか普通の「暴れん坊」の感性を保持している。
これから勝負が過激になっていくだろうから、バランスを維持するのか、ガラっと変わるのか、楽しみな作品
ひとつの身体に宿った二人の復讐劇――。冷たい海の底。最悪の日常に、新たなる明日がうまれる。★単行本カバー下イラスト収録★