ネタバレ

中学時代、柔道部最後の大会。友人の早苗と二人だけの柔道部に所属している主人公の未知は、気持ちのいい『いっぽん』を取れないまま、暑い夏を終える。
高校に入り、もう柔道はやらないと決めていた主人公だが、そこで最後の試合の相手と再会する……

少女×柔道という面白い題材。ゆるい部活モノの雰囲気はなく、技の応酬の描写も本格的。その熱量は『あさひなぐ』を彷彿させる。画力も高く、キャラはほどよくデフォルメされていて可愛い。期待の新連載作品。

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柔道部にもう一人加わって、
4人のうちのどの3人が大会に出るか、
っていう展開も面白いかな、とは思う。
もっとも南雲ちゃんが、
剣道をやめるかもしれないという事情が
よくわからんので、
まずそこに納得行く理由があるのならば、
だけれど。

描写を見る限りでは、柔道部の三人を羨ましそうに見てることが多いから、そこらへんも関係ありそう

剣道を修行して全国大会に行けるまでになって
それをやめるってのは、ありえない、と思う。
それが実は、親の期待に応えたかっただけで続けていたとか
運動神経が抜群すぎて、さして努力をしなかったけれど
そこまでの域に到達しちゃった、とかなら
ワカランでもないのだが。
でも親の気持ちを汲む部分はあったみたいだが、
努力はしてきた結果だったみたいだし。
普通に考えれば剣道が好きで
だからこそ練習も頑張れた結果
なのだろうからもったいなさ過ぎるし、
そもそも剣道が好きでやっていたんじゃないの、
柔道そのものは好きなの、と疑問を感じる。

けれども、だからありえないだろと思う感覚は
もしかしたら従来のスポ根漫画の
「継続は美徳」という価値観に(自分が)
悪い意味で毒されているからなのか、と思う部分もある。
そういう意味で、スポ根漫画に対する
今までになかった問いかけをしてきた
展開なのかな、と思う部分もある。

なので今回の南雲ちゃんの行動については
応援したい気持ちと理解しがたい気持ちが
半々くらいだな。

南雲さん転部したのか。もっと父親や剣道部員や先生と揉めるかと思ってた。たとえば、何か事件を起こして最終的に和解して、柔道部に入るみたいなよくある流れかな〜と予想してたけど、良い意味で裏切られたな。なんというかドラマ展開に頼ってない。父親に自分の気持ちを正直に伝えて転部の許可もらってるし、剣道部員一人一人にも丁寧な手紙を書いたりと、すべて自力で切り開いてるとこがね

柔道は将来警察官になる時にも役に立つから、南雲父も転部をあっさり許してくれたのかなぁ
それか娘に嫌われたくなかっただけかも笑

というか普通に考えたらありえない事だから悩んでたわけですよね。
勿体なさ過ぎるから悩んでた。
もっともな理由があれば悩む必要はないわけだし、
他人から理解されないかもしれないけど私はこっちを選ぶ、いい?
というお話な気がします。
目一杯の勇気でそれを宣言して、それを認めてあげられる親や部員。
とても素敵なお話だと感じました。

>>未知は受け身取れてないよね笑

あのあたりは漫画的なギャグ表現だったかもしれませんが(笑)。

南雲さんのポテンシャルについては
剣道を修行した後に柔道を始めた場合、
・摺り足
・サバキ(剣道で相手の竹刀を払う動き)
・相手の目を見る
 (真逆は相手の手足のほうを見る)
などの技術は、そのまま生かせると思います。
摺り足が出来れば、柔道の運足も習得しやすいでしょうし、
サバキも組み手争いに応用可能かと。
柔道初心者はついつい対戦相手の手足の動きに
目をやりがちですが、相手の目や胸を見ていないと
相手の全身の動きが掴めなくて後手後手に回りますしね。
目をみる習性が出来ていればこしたことはないかと。

あとは受身が出来る出来ないが
柔道の上達には関わるかも。
そのへん、顧問の美人先生がどう指導するとか
興味があります(笑)。

2巻出たので読み直したけど、やはり県予選のベストバウトは氷浦×天音戦だと感じた。

みっちがもう少し強ければ別の展開もありえたんだろうけど、そう都合よく勝たせないリアルさが良いのよね。

強敵相手にこそ輝く、未知かっこいいな。ワクワク感が伝わってくる
次回は大増巻頭カラー。めっちゃ楽しみ

いつの間にかもう四巻まで出てるのか。単行本で読むとまた違うのかな。
単行本組の感想がちょっと聴きたい

ここの部屋、しばらく感想書かれてないね。南雲のデビュー戦以降は、上を目指そうみたいな雰囲気だったけど今は方向性が変わりつつある。4人それぞれが同じ階級で戦うライバルになってバチバチな感じでこれまでの関係がどう変化するのか楽しみ。

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