努力という言葉に縁のない兄・上杉達也と、何事にも一生懸命努力する弟・上杉和也。二人は、双子の兄弟。隣の喫茶店「南風」の一人娘・浅倉南とは幼なじみ。三人の「青春」から、目が離せない……!
少年時代
柏原兵三の青春小説「長い道」を原作に描いた、日本人誰もが涙する感動作。昭和19年から終戦までの一年間、主人公の進一とガキ大将タケシの友情と葛藤を描いた長編ドラマ。その後、作者自らプロデューサーとなった映画は日本アカデミー賞最優秀作品賞はじめ各映画賞を総なめにした。
川の流れに押し流される小舟のように、「運命」というに波に翻弄される人生。そこには、人と人とが出会うがゆえの、愛や憎しみ、喜びや悲しみがある。そんな人間模様を痛切に描き出した人間ドラマの傑作版!
寄席芸人伝
高座で噺の最中に、客席の文士に「まずい!」と言われた左楽は、レアリスムの芸を磨こうと試練を重ねる『レアリスムの左楽』。なまりのひどい田舎者が、噺はダメだが踊りを覚えようと工夫を重ねる『電気踊りの又蔵』など13話。古谷三敏が話芸の世界をリアルに描いた名作集!
アドルフに告ぐ
神戸に住むドイツ領事の息子のアドルフは、パン屋の息子でユダヤ人のアドルフを通じて、アドルフ・ヒットラーのある秘密を知る。第二次世界大戦を背景に、その秘密をめぐり交錯する三人のアドルフの運命は? 初の一般週刊誌連載作品にして、第10回講談社漫画賞を受賞した著者後期の代表作、ついに登場! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT372~373『アドルフに告ぐ』第1・2巻収録
1・2の三四郎2
今世紀最強の闘魂プロレスラー、あの東三四郎(あずま・さんしろう)が帰ってきた! さぁ、その勇姿が拝めるぞ、と思ったら、新東京プロレスはすでに倒産。え~、ウソだろぉ、じゃあ、三四郎はいったいどうなっちゃうのぉ、とおもったら、ファミリーレストランの店長をしてるのでしたぁ!! ……あれ? 何かヘンだぞ!?
アドルフに告ぐ
神戸に住むドイツ領事の息子のアドルフは、パン屋の息子でユダヤ人のアドルフを通じて、アドルフ・ヒットラーの秘密を知る。その秘密とは…!?第二次世界大戦を背景に、三人のアドルフの運命を描く著者の代表作・第一弾。
リングにかけろ1
【竜児ボクシングに覚醒!!】世界チャンピオンも夢ではないと言われた偉大なボクサーを父に持つ高嶺竜児と姉の菊は、暴力を振るう再婚相手から母を救うため、おもしろくない日々を変えるため、実家を飛び出し東京へ向かう!ボクシングに導かれた二人を東京で待ち受ける運命とは…。熱血格闘マンガのバイブル、開幕!!
のたり松太郎
角界きっての暴れ者、坂口松太郎が大暴れする痛快・大相撲コミック! ▼第1話/鞭声粛々(べんせいしゅくしゅく)▼第2話/暴走トラック▼第3話/酒乱色乱馬鹿二人▼第4話/円満中退▼第5話/就職行脚▼第6話/オランウータン復讐鬼▼第7話/のたり奮戦す▼第8話/“松”獲得大作戦▼第9話/のたりのたりと東京へ▼第10話/“可愛がられる”タイプの新弟子●登場人物/坂口松太郎(現在19歳の中学3年生。近所の鼻つまみ者で、石炭運びで鍛えた怪力が唯一の取り柄)、南令子(松太郎が通う中学校の教師。松太郎のマドンナ)、島田先生(松太郎の担任)、西尾留次(廃坑の石炭掘りで生計を立てる変わり者)●あらすじ/落第を繰り返し、19歳ながら中学校に通う松太郎。担任・島田の小言もまさに馬耳東風で、職員室に呼び出されても、マドンナの南先生に目を奪われる始末。今日も学校を早退しては、のたりのたりと家路をたどる(第1話)。▼早退した松太郎は、いつものとおり廃坑へ行き、小遣い稼ぎに西尾の石炭運びを手伝うことに。ところが、松太郎のリヤカーが道をふさいでいたため、うしろから来た運送会社のトラックとさっそく一悶着。荒くれ運転手相手に、松太郎は怪力ぶりを発揮し……(第2話)。●本巻のハイライト/結局、学校を中退することになった松太郎。だが、長崎で巡業中の関取を相手に大暴れしたことから、その怪力ぶりが親方衆の目にとまり、ついには東京・両国の雷神部屋へ入門することになる(第8話)。
三つ目がとおる
気弱な中学二年生・写楽保介(しゃらく・ほうすけ)。だが額のばんそうこうの下から「第三の目」が現れるとき、古代人の超能力が発動し大活躍! 美少女・和登千代子(わと・ちよこ)とともに怪事件の数々に挑む! 長編「三つ目族の謎編」、手塚治虫漫画全集未収録の「文福登場」を含む短編八編を収録。<収録作品>三つ目登場/第三の目の怪/魔法産院/酒船石奇談/寿命院邸の地下牢/三角錐コネクション/文福登場/三つ目族の謎編/めおと岩がくっついた <手塚治虫漫画全集収録巻数>「三つ目登場」「第三の目の怪」「酒船石奇談」「寿命院邸の地下牢」「三角錐コネクション」 MT107『三つ目がとおる』第7巻収録/「三つ目族の謎編」 MT109『三つ目がとおる』第9巻収録/「めおと岩がくっついた」 MT110『三つ目がとおる』第10巻収録/「文福登場」 *手塚治虫漫画全集未収録 <初出掲載>『三つ目登場』 1974年7月7日号 「週刊少年マガジン」掲載/『第三の目の怪』 1974年8月11日号 「週刊少年マガジン」掲載/『魔法産院』 1974年9月15日号 「週刊少年マガジン」掲載/『酒船石奇談』 1974年10月13日号 「週刊少年マガジン」掲載/『寿命院邸の地下牢』 1974年11月10日号 「週刊少年マガジン」掲載/『三角錐コネクション』 1974年12月8日号 「週刊少年マガジン」掲載/『文福登場』 1975年1月19・26日合併号~2月16日号 「週刊少年マガジン」連載/『三つ目族の謎』 1975年2月23日号~5月25日号 「週刊少年マガジン」連載
【顔ぶれも新たに高校生活がスタート!】“おかしな顔”の5人「奇面組」をはじめ、中学生時代に留年を重ねた名物集団が、こぞって「一応高等学校」に進学! 世間知らずのお嬢様新人教師・若人蘭(わかとらん)など、バラエティ豊かな新キャラクターも加わり、各人の個性はますますパワーアップ! 『3年奇面組』の続編にあたる、青春ドタバタ学園ギャグコメディ、第1巻!
ある地域の、ある年代の男性ならわかってくれると思うが、 「タッチ」は夏になると妙に読みたくなる。 かくいう私も、2年ぶり10回目である。 というのも、理由は単純で、子供の頃自分たちの地域は(ひょっとしたら全国区か?)夏休みになると「タッチ」のアニメがやっていたからだ。 数十年前の小学生の頃、夏休み平日お昼前(10時くらいだっと記憶している)、再放送されていた「タッチ」を何度もみていた。 それも毎年。(あと「少年アシベ」) 「タッチ」と「少年アシベ」は、夏休みの数少ない日々の楽しみだった。 ただ残念なことに、夏休み期間中に最終回まではいけなかったのか、 新田率いる須見工業高校との試合あたりでいつも終わっていたと記憶している。 (それか、夏休みの最後あたりは、私が泣きながら宿題をやっていたから「タッチ」どころではなかったというのも百理ある) 年食って最終回が気になり読んだら、その素晴らしさに、以降、何度も引き寄せられてます。 不思議と何回も読みたくなるんですよね。 あだち充は、1980年代、バンカラというかスポ根というか、努力と根性的なスポーツ漫画にラブコメを入れた天才的な作家だとか言われてますが、本当にそのとおりで、やはり元祖は強いなと感じます。 フォロワーではなく、ルーツになるような作品は強い。 展開もそうですが、ラブコメで大事なテンポ感も全然古くないし、 やきもきしている感じや青春時代の甘酸っぱい感じは、不変なんだと痛感させられます。(言葉センスは時代を反映するので、令和の御仁にはその点ご容赦いただきたいが) 何より、浅倉南の絶対的ヒロイン感がすごい。 可愛いを通り越して、今風にいうと尊いです。 拝みたくなる。 聖地巡礼のごとく、定期的に訪問したくなるのは、彼女の存在が大きいです。 野球漫画としてだけでなく、ラブコメ、青春、全人類における若い時代の美しさが全てがつまっていると思います。 夏になると思い出し、そして何度でも「青春」をさせていただくのです。 ま、おっさんなんですけどね。