世田谷文学館で開催されてるあしたのジョー展に行くか行かないか迷ってましたが、紀ちゃんと西の結婚式でジョーがスピーチをするシーンで、ネームの段階では紀ちゃんは泣いてたけど完成原稿では涙がホワイトで消されている…これが観れるらしいので行こうかなと思います。
ジョーってこんなに不良だったんだ…って思いました。有名作品なのでキャラクターの名前と名セリフくらいは知ってましたが、実際に読むまでジョーってもっといい子だと思ってました。力石徹との出会いも少年院なんですね。自分みたいに勘違いしてる人は世の中にたくさんいそうです。恥ずかしながら力石の死がクライマックスだと思ってたので、終生のライバルがこんなに早く死んでしまうのかと驚きました。でもそこから力石に致命傷を与えて殺してしまったトラウマをジョーが乗り越えていくという、さらに踏み込んだ物語になっていくのがすごく面白かったです。トラウマがフラッシュバックしてリングでジョーが吐いてしまうシーンが印象的でした。ジョー以外は黒塗りのシンプルな見開きなんですけど、ジョーのショックの大きさが見えて辛い、けどそれを乗り越えていかなきゃいけないんだって思いました。もう一つ好きなのはやっぱり紀ちゃんとデートするシーンです。あれも存分にページを取って一日デートした最後に「わたしついていけそうにない…」と紀ちゃんが言うなんてガーンときますね。これもちばてつや先生がよくおっしゃってる漫画の「間」の効果なのでしょうか。前半は自分が感情移入しやすかったのでチビ連のサチが好きでしたが、脇役って言っちゃうのが失礼なくらい全員が登場人物として必要なキャラになっているので、読み終わると全員好きになりますね。こんなにどのキャラも人生を持ってる漫画は初めて読みました。
世田谷文学館で開催されてるあしたのジョー展に行くか行かないか迷ってましたが、紀ちゃんと西の結婚式でジョーがスピーチをするシーンで、ネームの段階では紀ちゃんは泣いてたけど完成原稿では涙がホワイトで消されている…これが観れるらしいので行こうかなと思います。
これ見てきたけど泣いてたかどうかは微妙だったなぁ。目の下にホワイトはあったけど…。
このシーンの紀ちゃんのジョーに対して気持ちがはっきり切り替わる感じの顔がむちゃくちゃいいんだよね...
すごい表情してますよね…!最初は一体どういう感情なのか分からなかったです。今思うといい顔してるなと思います。あれは涙がない方がいいですね。
のりちゃんがジョーにフラれてるはずなのに「真っ白に燃え尽きたい」「私ついていけないかも…」って、あれ?いつの間にかジョーがフラれたみたいになってるな…って思うけど好きなシーンだ。女としては葉子さんよりのりちゃんの方が一枚上手な気がする。