ゴールデンカムイ
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あらすじ
『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!

一生、ナコルルに支配されるはずだった僕のアイヌ知識を更新してくれた

僕と同世代でゲームに夢中だった人間は、少しだけアイヌ語を知っているものです。「アムベヤトロ」とか「アンヌムツベ」とか、意味は全くわからなくてもなんとなく言えてしまうのは、格闘ゲーム『サムライスピリッツ』の美少女・ナコルルのおかげなのです。このままでは一生、ナコルルに支配されるはずだった僕のアイヌ知識を更新してくれたのが『ゴールデンカムイ』です。  『ゴールデンカムイ』の舞台は日露戦争直後の北海道。主人公である杉元は、一攫千金を狙って砂金掘りをしています。戦争中、鬼神のような戦いぶりから「不死身の杉元」と呼ばれた杉元が、なぜそのようなことをしているかというと、戦死した親友の妻の病気を直すため、どうしても大金が必要になったのです。  そんな杉元に、酔っ払った男が北の大地のどこかに隠された「金塊」の話をします。そして、大金の隠し場所を示した暗号が、網走監獄から脱走した死刑囚の身体に刺青として掘られていることも…。酔が覚めた男は「しゃべりすぎた」と杉元を殺そうとします。そこで杉元はこの話が与太話ではなく真実であると確信し、謎を追うことになります。  杉元の相棒となるのがアイヌの少女アシリパ。彼女の父は「金塊」のために殺されていて、その仇を探しています。アシリパのアイヌ猟師としての知恵と知識と、杉元の不屈の精神で、彼らは北の大地を巡っていくのです  それにしても『ゴールデンカムイ』の良い所は次から次に話が展開していくところですね。3巻の時点で杉元が戦った相手は熊→熊→囚人→屯田兵→集団屯田兵→熊→ベテラン猟師…大自然の脅威から新撰組まで次々と二人に襲いかかり、それを知恵と勇気で乗り越えていくのです。  『ゴールデンカムイ』にはサスペンスとド派手なアクション、異文化の知識と、面白い要素がたくさん詰まっています。中でも料理漫画としての要素を見逃してはいけません。戦い、追い、逃げる二人はとにかくよく食べます。鹿や熊はもちろん、兎やカワウソまで、捌き方から料理法まで詳しく書かれていて、なんだかとても美味しそうなのです。  脳みそから目玉までおいしく頂くアイヌの料理に戸惑う杉元や、味噌がうんこにしか見えないと拒否するアシリパさんの異文化交流ぶりも楽しく、料理が『ゴールデンカムイ』という作品の壮大さにもつながっているのです。  厳しい自然との戦いや、骨太のサスペンス、それていて生活感があるという『ゴールデンカムイ』不思議なエンターテイメント巨編なのです。

名無し

電子版は見開きで読めるデバイスを!

ストーリーはいろいろな方が書かれているので、私が気づいた読む環境についての感想。 電子版が無料公開されたときに初めて読んだ。 でも絵柄が嫌いなわけでもないのに何故か読みづらく、第一話を読み切ることなく挫折した。 自分でも何が起きたか理解できなかった。アニメはおもしろいし、趣味が合う友達は絶賛している。おかしい。 しばらくして気づいた理由が、スマホから1ページずつ読んでいたこと。 「ゴールデンカムイ」は、本誌連載時に近い環境のほうがたのしく読めるマンガなのだと思う。 見開きでバババン! めくってドドン!! しばしば、のびのびと、かつ迫力がある描き方をされているので、1ページずつ読む場合は見開き展開の魅力も、付随するストーリーも、いろいろとパワーダウンしてしまうようだ。 タブレットを使い、2ページ見開きにして読める環境にしてみたら、今度は読み止まらなくなった。 今はくつろげる時間とはいえ、他にもやりたいことはあるのだよと無理やり、きりは良くないけど、きりが良いところと思い込んで、読み止まることができた。 ゴールデンカムイ、恐ろしいマンガ! まだ未読の方は、できれば紙版を。 難しければ、電子版は2ページ見開きで、余裕を持って読めるデバイスから読むことをおすすめします。 話がブツ切れにならないうえ、迫力が増します。

ゆゆゆ
ゆゆゆ
きめつのやいば
鬼滅の刃
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あらすじ
時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!! 血風剣戟冒険譚、開幕!!

生まれて初めてジャンプを買った話

私は、幼い頃から漫画が好きだった。定かな記憶ではないが、初めて読んだ漫画は星のカービィとポケモンの四コマ劇場だったと思う。その後も、週刊少年ジャンプの漫画を中心に数々の作品に読み触れていった。 私は週刊少年ジャンプを買ったことがなかった。読み始めた小学生の頃から、読むのをやめた高校生の頃までずっと、隣に住む従兄弟のお兄さんに貰って読んでいたのだ。読み始めた頃には、アイシールド21でまだデスマーチが行われていたし、愛染もまだ良い人だと思っていた。テコンドーを題材にした漫画がすぐに打ち切りになってしまったり、リボーンやムヒョ、銀魂、SKET DANCE、ToLOVEる等等の作品が輝きを放っていたりと、沢山の漫画に囲まれていたあの頃を懐かしく思う。成人した今でも漫画は好きで、継続して読んでいる作品も少なくないが、週刊少年ジャンプの世界はもう私の知るところにはなくなってしまっていた。 鬼滅の刃を読もうと思ったのは別に奇跡でも必然でも数奇な巡り合わせでも何でもない。私がこの作品を読み始めた時には既に19巻まで刊行され、TVでは社会現象的な人気と報道されるほどの一大ムーブメントな作品として周知されていた。情けない話だが、私という人間は天邪鬼で人気で話題の作品ほど読むことを躊躇い、敬遠する。いつからこんな厄介な人間性になったのか…… 連休を迎える前、職場の後輩くんが「もうすぐ完結するかも」と、教えてくれたことで今が丁度良い頃合いかもしらんと思い、この度鬼滅の刃を読むに至ったのだ。 私が漫画を読んで泣いたのはこれが二回目だった。 この作品は、鬼狩りと呼ばれる鬼殺隊の青少年たちが、家族や友人の仇となる鬼を殲滅するまでのお話で、各登場人物が信念を胸に文字通り命懸けで鬼に立ち向かっていく。 3巻ほど読み終えた時の印象は、「サンデー作品っぽい」というところだった。想起したのは犬夜叉とうしおととら(こちらは未読)で、"妖怪奇譚"モノという印象を受けた。心地よいコメディ調、可愛らしいデフォルメ顔、インフレを起こさない"考える戦い方"に惹き込まれていった。 少年漫画から暫く距離が空いていた私がこの作品で感じたのは、"敵が強すぎる"ということ。ONE PIECEのアラバスタ編のように味方陣営、敵陣営ともに一人ずつが各人を相手に戦っていくスタイルに馴染みが深かった私は、「上限の鬼強すぎるぞ……」と、登場人物同様に絶望した。鬼滅の刃の戦いは基本的に鬼の首を斬り落とすことに注力して進んでいく。ただ、鬼が強すぎてまぁ斬れない斬れない。そこで現れるのが心強い味方。それも一人じゃなく二人。場合によっては何人でも味方が駆けつけて共闘してくれるのだ。まさに物量作戦!と思ったが、そんな糞みたいな冗談では片せないほどにこの作品のキャラクター達は生命力に溢れていて、強く優しい。どんなにボロボロになっても折れることなく進み続ける。弱きを助け悪しきを挫く彼らのその姿は、私がかつて憧れたジャンプヒーローそのものだった。 主人公・炭治郎は真っ直ぐでクソ真面目でとにかく優しい心の綺麗な少年。共に闘う仲間たちは勿論、命のやり取りをした鬼でさえも、炭治郎の温かな優しさに触れてしまえば、忘れていた大切なことを思い出してしまうのだ。その優しい炭治郎もまた、様々な人の優しさに助けられ、自らを奮い立たせ、どんな窮地でも諦めることを選ばなかった。誰かに守って貰ったように、自分も誰かを守る。優しさの連鎖は絶ち切れることなく繋がっていく。数珠繋ぎになり循環し、滅ぶことはない。 ONE PIECEのチョッパーの出自の話で泣いたのは小学生の頃のこと。齢二十五にもなった自分が漫画を読んで何度も泣いてしまうとは思わなかった。そのことに気恥ずかしさもあるが、少し嬉しくも感じた。素晴らしい少年漫画は、次話を渇望させる。コミックスで読み始めた私が、ジャンプ+のアプリで本誌を購入してまで続きを読んだように。サラリーマンの自分が月曜日を待ち遠しく感じるなんて有り得なかった。人生で最初で最後になるかもしれないが、私は週刊少年ジャンプを買いに行った。 ありがとう鬼滅の刃。 心を燃やせ。赫い刃を。折れない心を。 (204話で完結と思ったら205話で完結だったので結局二回買うことになりました)

TAT
TAT

鬼滅ミリしら状態で一巻だけ読んだ感想

ジャンプの漫画ってマサルさんとジャガーさんとアイズしか読んだことない気がするし、流行りすぎちゃって乗っかるタイミングを見失っていたのですが読む機会を得たので読んでみました。一巻だけだけど。 ・強くなりたい、が目的ではなく手段なのがよい 妹を助けたい優しい子っていうのがとてもよいですね。このままでは妹を守れないという気づきを最初に明示するのも素晴らしい。覚悟とか強さとか守るとかフワッとしているけれど物語の根幹になる概念を明確に示しているので、炭治郎とともにこちらの心持ちも変わっていけるのがよいなあと思いました。 ・死はいつだって辛く悲しいもの 結構グロテスクな描写が多いなあと。敵を倒すことはただの過程として捉えてしまうけれど、命を奪うってとんでもないことなんですよね。敵とは言え鬼とは言え、命を奪うことがしっかり悲しみを持って残酷さを持って描かれているのがかえって優しいなあと思いました。 ・単純にグッズとか売れそう アイコニックな色合いがいいですよね。緑と黒のあの色合い見るだけで鬼滅だって思うもんね。天才。 ほぼミリしら状態で読んだけど確かに面白いなあ、売れる理由もわかるわあと思ったんだけど、これが鬼滅だけのものなのか売れてる少年漫画あるあるなのかはわからないのでなんとも言えないのが困ったところ。でもわたしくらいの知識しかないひとも読んでハマってるんだろうからやっぱり凄いんだろうなあ。

野愛
野愛
ペリリュー ─楽園のゲルニカ─
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あらすじ
昭和19年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸はいた。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。当時、東洋一と謳われた飛行場奪取を目的に襲い掛かる米軍の精鋭4万。迎え撃つは『徹底持久』を命じられた日本軍守備隊1万。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか――!?『戦争』の時代に生きた若者の長く忘れ去られた真実の記録!
たこぴーのげんざい
タコピーの原罪
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あらすじ
【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】地球にハッピーを広めるため降り立ったハッピー星人・タコピー。助けてくれた少女・しずかの笑顔を取り戻すため奔走するが、少女を取り巻く環境は壮絶。無垢なタコピーには想像がつかないものだった。ただ笑って欲しかったタコピーが犯す罪とは…!?

君をハッピーにしてみせるっピ!

まずは単行本化おめでとうございます! ずっと待ってました!ずっとクチコミ書きたかった!! ハッピーを広めるために地球にやってきた、ハッピー星人タコピ―。 お腹が空いているところを小学生のしずかちゃんに助けてもらう。 助けてくれたお礼に、タコピ―は様々なハッピー道具を渡すも、しずかちゃんはなかなか使ってくれない。 ある日タコピ―はしずかちゃんの飼い犬であるチャッピーと出会う。 チャッピーの前で笑顔を見せるしずかちゃんに、タコピ―はしずかちゃんにもっと笑ってほしいと思うようになる。 いつものようにしずかちゃんと別れるタコピ―。 しかし次の日、しずかちゃんは変わり果てた姿でタコピ―の前に現れる。 全身痣だらけで、しずかちゃんは言う。「友達と喧嘩したの」 それなら!と、タコピ―は「仲直りリボン」というハッピー道具を渡す。 しずかちゃんと友達の小指をこのリボンで繋げば、すぐに仲直りができると。しかも無限に伸ばすことができ、遠くにいる友達も安心。 しずかちゃんはそれを一人で使いたいと言う。 しかし、ハッピー道具はハッピー星人の目の届くところで使うこと、異星人の手に委ねてはいけないという掟があった。 それでもしずかちゃんの頼みだっピ!と、タコピ―はその掟を破り、しずかちゃんにリボンを渡してしまう。 しずかちゃんはリボンを手にし、タコピ―に別れを告げる。 タコピ―はしずかちゃんが本当に仲直りができたか気になり、しずかちゃんの家に向かう。 そこでタコピ―は、しずかちゃんの衝撃的な姿を見ることになる。 天井の柱から、だらんと仲直りリボンで結ばれた輪っかに首をかけて浮いているしずかちゃんの姿。 「ぼくが掟を破ったから、しずかちゃんは死んでしまった」 しずかちゃんが自殺してしまったことを理解したタコピ―は、しずかちゃんが死ななくていい未来を考えたいと願い、ハッピー道具ハッピーカメラのタイムカメラ機能を使い、しずかちゃんが死ぬ前に戻る。 どうしてしずかちゃんは自殺してしまったのか、どうやったらしずかちゃんにもっと笑ってもらえるのか。 しずかちゃんをもっと知るために、タコピ―はしずかちゃんの通う学校へと連れて行ってもらうことに……。 というのが一話のあらすじ。 よくあるタイムリープ物だと思うかもしれません。 しかしタコピーはそうはいきません。 まじで展開が!予想できない! 毎週欠かさず読んでいるんですが、毎回頭を抱えています。 この物語がどう終わりを迎えるのか、楽しみで仕方ありません。 今超絶話題沸騰中の「タコピ―の原罪」ぜひご一読ください!

Nano
Nano
あれよほしくず
あれよ星屑
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あらすじ
敗戦から1年あまり。ぼろぼろに焼け落ちた東京で、酒浸りの暮らしをしていた川島徳太郎は、かつて死線を共にした戦友・黒田門松に再会し……。その非凡なる画力に、同業者からも熱烈な賛辞を受ける、異色の漫画家・山田参助が挑む初の長編作。闇市、パンパンガール、戦災孤児、進駐軍用慰安施設など、戦後日本のアンダーワールドの日常を、匂い立つような筆致で生々しく猥雑に描き出す、敗戦焼け跡グラフティ、開幕。
おとうとのおっと
弟の夫
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あらすじ
ゲイアートの巨匠、田亀源五郎、初の一般誌連載作品。弥一と夏菜、父娘二人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやって来た。マイクは、弥一の双子の弟の結婚相手だった。「パパに双子の弟がいたの?」「男同士で結婚って出来るの?」。幼い夏菜は突如現れたカナダ人の“おじさん”に大興奮。弥一と、“弟の夫”マイクの物語が始まる――。
はながみしゃらく
鼻紙写楽
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あらすじ
『茶箱広重』『裸のお百』『らんぷの下』などの名作で知られる伝説の漫画家・一ノ関圭、待望の単行本です。歌舞伎と浮世絵を題材にした『鼻紙写楽』は、2003年~2009年にビッグコミック増刊で不定期連載されました。その全8話を大幅に加筆・再構成し、三部作としてついに単行本化。多くの漫画家から、また漫画好きの読者から絶賛されるも、あまりに寡作なために幻の漫画家といわれる一ノ関圭の、代表作『茶箱広重』をこえる24年ぶりの傑作最新作です。物語は、江戸期・田沼の時代。町方役人の次男坊・勝十郎は長じて、座頭・五代目市川団十郎らの下で芝居小屋・中村座の囃子方「笛吹き勝」となって下働きをしていた。しかし、同心の兄・一馬が殺され、勝十郎は再び武士に戻り見習い同心に。時を同じくして江戸市中に連続幼女殺しが起き… (収録:「勝十郎」「卯之吉」「仲蔵」、巻末描き下ろし「初鰹」)
風雲児たち
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あらすじ
歴史大河ギャグ漫画の傑作が登場!!幕末に大活躍する維新の志士たち、そこにいたるまでの日本には「なが~い」歴史がある!!話はさかのぼって、四百年前の関ヶ原では…。ギャグマンガ初の試み、著者懇親の「ギャグ注」付き!!新しい歴史観が話題を呼んだ、第8回手塚治虫文化賞特別賞受賞作品!!

連綿と連なる歴史

中学時代、あまりに田舎すぎてエロ本を入手できなかった私は、思い余って図書館で林美一先生の春本解説本に手をだしました。そこには「好色一代男」など有名作品はもちろん、もうタイトルも思い出せないたくさんの作品が紹介されていました。その中で、ひとつだけ『長枕褥合戦』という作品は覚えています。たしか、北条政子と弓削道鏡の血を引く男があれやこれやする話だったように思いますが、この作者が実は平賀源内だったと知ったときはたいそう驚きました。江戸時代にエレキテルを発明して見世物にした、色物親父ではなくて、本物のイロモノ親父だったとは…。もちろん平賀源内の功績はそれだけではありません。多才な平賀源内の具体的な人物像を知ったのが『風雲児たち』です。  『風雲児たち』の連載開始は1979年で、30年たった今も続いています。当初は幕末だけを描くはずだったのが、幕末にいたる様々な伏線を根っこをちゃんと描くため関ヶ原の戦いからはじめたという経緯があります。その結果、260年以上におよぶ江戸時代の通史に『風雲児たち』はなったのです。  そこには教科書の味も素っ気もない、のっぺりした記述では知りえなかった数多くの魅力的なキャラクターが登場しています。保科正之、田沼意次、高山彦九郎、江川太郎左衛門英龍などなど、枚挙に暇がないというのはまさにこのこと。  彼らが魅力的なのは、信念をもっている人間として描かれているからです。その信念が、個人的ものであれ社会的なものであれ、こうしたいという信念をもち、抗う姿に心が動かされるのです。江戸幕府という、全体としては250年以上も続く安定した社会には、細部では様々な矛盾や齟齬や一部の人間の犠牲がありました。変化をとてもいやがる社会の目を気にせず彼らは彼らが思う最善を尽くす…。そのような“風雲児”が描かれた物語が面白く無いはずがありません。  連綿と連なる風雲児を追っていくことで知らず知らずに江戸時代の歴史の“流れ”がわかる。そういった稀有な作品なのです。

名無し
あさりちゃん
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あらすじ
日本一元気な小学4年生のあさりには、ケンカの強い姉のタタミや、さらに強い母のさんごがいる。この強敵2人をたおすため、あさりのハチャメチャなギャグパワーはいつも全開!この3人のドタバタギャグバトルに、父のいわしは毎日たじたじ…。浜野家の大騒動に爆笑!元気いっぱいの明るい美少女(?)あさりちゃんが巻き起こす、痛快ドタバタコメディー!!
しんそうばんこおりのてしべりあよくりゅうき
新装版 凍りの掌 シベリア抑留記
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あらすじ
小澤昌一は東洋大学予科生。東京・本郷の下宿先で銃後の暮らしの中にいた。戦況が悪化する昭和20年1月末、突然名古屋から父が上京し、直接手渡された臨時召集令状。北満州へ送られた後、上官から停戦命令の通達、すなわち終戦を知らされる。実弾を撃つことなく終わった戦争だったが、その後ソ連領の大地を北に向かわされ、ついにシベリアの荒野へ。待っていたのは粗末な収容所と、地獄のような重労働だった。 シベリア抑留の極限状況を生き抜いた著者の父親の実体験をもとに描かれた衝撃作、待望の新装版!
夕暮れへ
1巻を試し読み
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あらすじ
ベテラン作家の埋もれていた名作短編が待望の復刊! 現在入手困難となっている『片々草紙』(1992年/話の特集刊)から8作品、また近作2本(「アックスVol.108」「キッチュ 3.5号」)を収録。 普通に生きる人々の人間味溢れる物語を飾ることなく描き、また近作では最後まで枯れることのないあからさまな人間の煩悩を、著者自身も長年経験した介護の現場を舞台に、圧倒的な画力と巧みな人物描写で描かれたドラマは絶品! 恋愛、夫婦関係、介護、孤独な老人、と重たくなりがちなテーマを、気取らず自然体で、善も悪も平等に織り交ぜて描く事の出来る著者は日本マンガの歴史においても貴重な存在。2017年12月より「ビッグコミックオリジナル増刊号」にてシリーズ連載『ぼっち死の館』を開始、と70歳をすぎてもマンガ表現にさらに磨きがかかる齋藤なずな、久々の作品集です。 収録作品 「夕暮れへ」「沖の稲妻」「インコの神」「ドッグフードを買ってお家に帰ろう」「カウントダウン」「螺鈿の舟」「銀杏」「スカートの中」「トラワレノヒト」「ぼっち死の館」
るぱんさんせいいち
ルパン三世
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あらすじ
幅広いファンを抱えるモンキー・パンチの代表作。漫画をコミックに変えた、日本の漫画史上に残る傑作です。女好きだけど、変身と盗みのテクニックは超一流。そんなルパンと生涯のライバル ・銭形警部とのバトルは、まさにエンドレス。セクシーな峰不二子、次元、五右ェ門 など、多彩な脇役も魅力的。まさに不滅の名作です。
あとかたの街
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あらすじ
太平洋戦争末期の昭和19年、名古屋。木村家次女・あいは、国民学校高等科1年生。青春真っ只中にいるあいの関心は、かっこいい車掌さんに出会ったことや、今日の献立のこと。自分が戦争に参加しているなんて気持ちは、これっぽっちもなかった――。しかし、米軍にとって名古屋は、東京や大阪と並んで重要攻撃目標だった。少女・あいにとって、戦争とは、空襲とは、空から降り注いだ焼夷弾の雨とは、一体何だったのだろうか。
ふいちんつぁいちぇん
フイチン再見!
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あらすじ
漫画家・上田としこ。1917年(大正六)生まれ、2008年(平成二〇)没。これは、まだ誰も歩いたことがなかった「女流漫画家」という道を拓いた一人の実在した「女」を主人公とした物語である。上田としこという一人の素っ頓狂な少女が、戦前の満州ハルピンの高く広い空に、想像の絵を思いうかべた時から、日本の、女の、「漫画の歴史」ははじまったともいえる。村上もとかが渾身の力を込めて描く、漫画の青い青い春。待望の単行本第1集!
だれでもないところからのながめ
誰でもないところからの眺め
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あらすじ
人間やめますか? それとも生き物やめますか? 生存本能を揺さぶる物語 大震災から4年、見えないところから壊れ始めているこの世界。気付かずに暮らすあなたが正気なのか。逃げ出そうとあがく彼らこそが正気なのか。いがらしみきおが、あなたの理性と感性と、そして何より生存本能を揺さぶる ――藻谷浩介(『里山資本主義』『デフレの正体』) 不安と不安と不安と、そしてその先の針のような希望と。リアルってこういうことをいうんだと思う。 ――しりあがり寿(漫画家) 震災から数年経った東北の地。余震がしだいに強まり、住民たちに異変が生じていく……。 いがらしみきおの最高傑作。
ていねいなくらしをするがき
丁寧な暮らしをする餓鬼
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あらすじ
Twitterで大人気のイラストを4コマ漫画に大・改・編!!描きおろし短編漫画やお坊様のコラムを含む未公開作品50ページ以上を収録。丁寧な暮らしをするおちゃめな餓鬼・ガッキーの暮らしを餓鬼草紙タッチのイラストでお送りします。★☆★餓鬼とは?★☆★人間が生まれ変わり、死に変わりを果てしなく繰り返す世界である“六道(ろくどう)”の中にある「餓鬼道」に生まれた者のこと。餓鬼は飢えと渇きに苦しみ食べ物は食べられず骨と皮ばかり。ギョロっとした目とぽっこり出たお腹で、いつもお腹を空かせています。しかし本作に登場するガッキーは非常に優しく、心の清い餓鬼。コーヒー豆を半日かけてすり鉢ですったり、ビニール袋を三角形に畳んだり、茶殻を撒いて掃き掃除をしたりと、丁寧に生活を送っています。