高齢者の「ぼっち死」描く77歳漫画家語る理想の最期「死ぬのは怖くないんです」 | 女性自身
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【女性自身】孤独死のニュースが増えている。そのたび、暗い気持ちになる人も多いだろう。そんな中で、独りぼっちで死ぬことを「日常茶飯事」だと、フラットな目線でとらえた漫画が話題を呼んでいる。「ぼっち飯、クリぼっちという言葉がはやり始めたとき、近所のおばあさん同士で『このままじゃ、ぼっち正月だし、死ぬときもぼっちだよね』って話題になったんです。そんなときに思い浮かんだ“ぼっち死”という言葉を、漫画のタイトルにしまし
原作小説を中学生の時に読んだことがあります。当時は「民さんは野菊のような人だ」「政夫さんはリンドウのようね」という有名なやり取りにキュンとしながら読んで、恋が成就しなかった2人が別々の道を歩くことになり、民さんが嫁ぎ先で亡くなってしまうのにすごく衝撃を受けました。子供だった自分には時代背景がよく分かってなかったんだと思います。 齋藤なずな先生が漫画化したものを読んで、登場人物の心の機微が初めてよく理解できたような気がします。離れ離れになることが決まっても恋心を自覚してしまったから反論できなかったのが切ないですね。再会することなく民さんは亡くなってしまいますが、政夫にとってはいつまでも野菊のような人として心に残り続けることが救いだと思いました。 個人的に一番好きなのは「私のせいで死んでしまった」と政夫の母が取り乱すところです。あり過ぎるくらいの人間味があって原作を超えてました。