ちさかあや(郷土を愛する実力派)×原恵一郎(漫画家兼農家) 長野県在住コンビが贈る、信州・幕末農業ドラマ!! 人の向上心が農業の発展を促す! 農政を司る郡奉行・目白逸之輔の周囲にはいつも農事にまつわる無理難題と悲喜こもごもが……
無垢な少年は、幕末最強の「狼」となる。幕末――浅葱色の羽織を身にまとい京都の街を駆け抜けて、人々から「狼」と恐れられた「新選組」。時はさかのぼり、江戸――のちに沖田総司となる惣次郎12歳は、その「強さ」を持て余しながら少年時代を過ごしていたが、一転…!?鬼才ヒラマツ・ミツルが放つ「新選組」堂々始動!!
侍の時代は終焉し、武は廃れた。学問の徒こそが輝きを放つ時代、『明治』。だが皮肉にも、この変革の世こそが真に餓狼なる男たちを生んだ!!時代に選ばれし少年・丹波文吉、希代の柔道家・前田光世に挑む!!夢枕獏初の書き下ろし漫画原作にておくる純潔格闘ロマン、ここに開幕!!
南方仁は東都大学附属病院に勤める脳外科医である。ある日、彼が頭部裂傷の緊急手術を執刀した患者が、病院を脱走しようとする。患者と揉みあう内に仁はなんと幕末の1862年にタイムスリップしてしまった。電気も消毒薬も抗生物質もない世界で、医師南方仁の戦いが始まる。
蘭学医・手塚良仙の息子の良庵と、府中藩士の伊武谷万二郎は、美女・おせきをめぐって犬猿の仲。そんな最中、良庵は適塾で蘭学を学ぶため、大坂へ旅立つ。幕末に実在した著者の曽祖父をモデルにする長編歴史作品・第一弾。
土佐井ノ口村の地下浪人・岩崎弥太郎は、何の役にもつけぬ自分の身分と世の役にも立たぬ学問に失望し、荒れた毎日を送っていた。そんな時、アメリカ帰りのジョン万次郎から、広大な外国と、「カンパニー」の話を聞き、触発された弥太郎は江戸へ出る決意をするが……!?後に日本最大の三菱財閥を創り上げることになる弥太郎の、幕末太閤記!!
描かれるのは、幕末の器才・吉田松陰! 幕末という狂乱の時代の中で、教育とは何か、人とはどう生きるべきなのかを説く。今まで描かれていなかった伊藤博文のやりのこした想い。高杉晋作がなぜ、狂乱のカリスマとなれたのか。そして、なぜ吉田松陰という幕府転覆の核が生まれ、その男の目に日本の未来がどう映っていたのか。全日本人必読の美麗ヒストリーコミック。時代を越えて“狂”のレクイエムが鳴る……。
警察で正義の剣を振るう少年の物語、開幕! 時は明治、激動の世を迎えた日本… 成否に不満を抱いた武士は、各地で反乱を起こす。戦争によって父と兄を失った主人公・帯刀は、武士の魂を胸に燃やし、警察官になることを決意する!
時は幕末、処は大坂。 日本中から学徒が集まる商都で先進医術を学ぶ医家の青年・松崎冬馬。類まれなる探求心を持ち、剣とメス、二つの刃を振るう青雲の志の向かう先は――。『JIN―仁―』の巨匠が描く、新たなる幕末医療ドラマ開幕!
帝国主義国家が覇を唱える時代。産業革命により劇的な進歩を遂げた大英帝国の地へ、当時はまだ黎明の小国日本から学究の徒として海を渡った者たちがいる――― 史実を元に再現された、偉人たちの軌跡を追え!
1860年、あの有名な咸臨丸(かんりんまる)でアメリカへ渡った日本の侍たちがいた。勝海舟や福沢諭吉、ジョン万次郎…そして、刺客として幕末の世を震え上がらせた岡田以蔵の姿があった!侍に無礼する者は斬る、と血気盛んに刀を携えてアメリカ本土に立った以蔵の目的とは?悪漢から美女を救い、ゴールドラッシュに目を輝かせ、野球で真剣勝負する…アメリカ大陸を縦横無尽に駆け巡る、誰も知らなかった以蔵の大活劇にかつ目せよ!!
「オランダおいね」の幕末医療事件簿!幕末の日本で西洋医学教育を行ったオランダ商館医・シーボルト。そのシーボルトと楠本瀧の間に生まれたひとりの娘・おいね。シーボルトの弟子・二宮敬作を頼り、宇和島藩卯之町にやってきた「オランダおいね」の波乱に満ちた青春時代がここに始まる!シーボルトの残した文献と二宮敬作仕込みの医療知識で世間を騒がす難事件を次々と解決していくオランダおいねを、『島根の弁護士』『緋が走る』ほか、女性ヒロインに定評のある“あおきてつお”が法医学ミステリー仕立てに描きます!「おいね」の奮闘にご期待ください![収録タイトル]・第一診ハシリドコロ茶屋の若旦那変死事件の容疑者となった遊女の無実を信じたおいねは……・第二診ジンメンソ村を滅ぼす災厄といわれるジンメンソを発症した子供が村人から……・第三診ヒトヨタケ村一番の酒豪が泥酔して事故死した………不信に思ったおいねは……・第四診オトギリソウ正体不明の皮膚疾患に悩む遊女、皆は呪いのせいだと騒ぐが……・第五診ガンビョウ宇和島藩の若殿が突如、視力を損ない……三人の医師が城に呼び出され……・第六診アシキミ四国八十八ヶ所を巡るお遍路の一人が中毒死した……死因は意外にも……
幕末迫る天保年間、大坂を火の海に変えた「大塩の乱」。その首魁・大塩平八郎。真面目な性格で、役人でありながら出世の企てや不正の横行ばかり目立つ役人社会の堕落に嫌悪し、「武士としての功名気節が叶わないのであれば、学問を究め真の道徳者を目指す!!」と江戸へ旅立つ。剛直で正義感の強い平八郎が、挙兵に至るまでに辿った激動の道筋とは!?平八郎の波乱万丈な人生を軸に、歴史的大事件の核心に迫る意欲作!!
時は明治末期。長崎で西洋医学を学び、東京の下町で長屋暮らしを送る青年・一条寺開。長崎で見聞した珍しい物から様々な発明をする彼は、実は警視総監の息子でもある。急速に発展する帝都・東京で次々と起こる犯罪・事件を、開の科学捜査と閃きが鮮やかに暴く…!
壬生浪を率いた芹沢鴨と愛妾の絆、沖田総司の愛刀に秘められた想い、幕末動乱に散った土方歳三、荒木又右衛門、柳生十兵衛、塚原ト伝、千葉周作――刀刃が如く研ぎ澄まされた剣客たちの生き様と、その刹那に生まれた美しくも儚き情愛の物語。美麗な筆致で魅せた鬼才・三山のぼるが最後に遺した珠玉の単行本!!
幕末の動乱が迫る嘉永3年、子宝を求めて多羅岳の天狗大明神に願を掛けた、薩摩の国川内の郷士・岩田卯之助の妻・梅。それによって授かったのが、吉之助だった。並外れた一物の持ち主で、生まれついての商才とスケベ心に長けた吉之助は、10歳で本家の磐田酒造所に奉公し、13歳で島津公の側女・小夜と初体験を果たす。薩摩と英国が戦火を交える中、横暴な薩摩藩士から庇ってくれた月乃屋の女郎・八重やその仲間たちとも仲良くなった。父と母が相次いで亡くなった後、島流しから帰ってきた西郷吉之助(隆盛)に会い、日本のために新しい経済を打ち立ててくれとの言葉を貰う。日本に国産タバコ産業を根付かせた風雲児、羨まし過ぎる女遍歴とその商才を描いた一代記!
時は幕末。旗本の家に生まれた宇津木兵馬は、ロシアに留学もした若き幕軍の将校。兵馬は留学先でロシア人女性と恋に落ち、子供を授かる。一方、薩摩の島田新八郎も同時期にロシアに留学、彼の地で兵馬と友情を結び、その時代としては破天荒とも言える兵馬の恋愛に理解を示し援助していた。だが戊辰戦争が勃発、2人は帰国後理想を異にし、戦う運命に…。幕末という時代に生きた人々の心の在り方を、巨大な構図のもとに描き出す巨編開幕!
新刊が出た時にあまりの表紙の良さにジャケ買いしたマンガ。1話もすごく面白くて、先を読むのがもったいなくて長いこと積読してしまいました。『豊作でござる!メジロ殿」 は、重要な命綱である農業生産の拡大に欠かせない、農作にまつわる知識・技術を記した「農書」を編纂する侍「郡奉行」を描いた物語。 https://res.cloudinary.com/hstqcxa7w/image/fetch/c_fit,dpr_2.0,f_auto,fl_lossy,h_365,q_80,w_255/https://manba-storage-production.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/book/regular_thumbnail/278872/eae4999a-0b98-4956-b939-ae71812028ea.jpg **主人公の目白は、蟲師のギンコのように山を超え農村を渡り歩き、農民たちと共に田畑へ入り土をいじるとても感じの良いお侍さん。** 行く先々で、村人たちが不作で困っていることがあれば、所持している農書や自身の経験から改善策を指導してやり、原因がわからないなら懸命に追求し解決に導いていきます。 メジロ殿と村人たちのやり取りは人情に溢れ、また農業指南の部分はすごく論理的・科学的で読み応えがありすごくいい…!科学捜査ドラマとDASH村と田舎に泊まろうと時代劇と一緒に見ているような満足感があります。https://i.imgur.com/5GluUpy.png (『豊作でござる!メジロ殿』原恵一郎/ちさかあや) 原作の原恵一郎先生は漫画家兼農家だそうで、**作中に登場する当時の人々が経験則から見つけた技術を、現代の知識で解説するのが非常にうまい!**わざとらしさやクドさが全くなくて超スマート。 特にすごいなと思ったのが、昆虫食のパート…! 農業をテーマにした作品でありながら、「食糧問題は、農業生産拡大でしか解決できないわけではない(※2013年にFAOは食糧問題解決策として、昆虫食についての報告書を公開しています)」ことを描いているんです。 だからこそ、美味しく食べられる野菜・穀物増産の重要性を感じましたし、農業以外のことを描くことで物語に広がりを感じられて本当にすごい…! 絵が本当に魅力的で、言葉遣いには現代的な和製漢語も取り入れて書かれており、読みやすくわかりやすい。できるだけ長く続いてほしい…そしてJAとか小学校とかに置いてほしいマンガです…!! https://manba.co.jp/boards/109227 【余談】 原先生がこの作品を描くきっかけになったこの「農書」について、読み終わってから、実際にどんなものがあるのか簡単にググってみたのですが、日本最古の農業書『農業全書』は1697年に出版されているとのこと。現代語訳を読んでみたくなりました。 https://agri.mynavi.jp/2018_04_08_24073/ http://codh.rois.ac.jp/pmjt/book/200021654/ https://www.zkai.co.jp/wp-content/uploads/sites/14/2019/09/r670i6000000nkwy.pdf