『テキ屋』とは縁日や盛り場などの人通りの多いところで露店や興行を営む業者のことである。的屋(まとや)、香具師(やし)、三寸(さんずん)とも呼ばれ、神道の神となった「神農の神」「神農黄帝」を祀り、古代の日本で神農黄帝秘伝の薬草を売る者が露店の始まりと言われている。そんな露店商いの世界で生きる主人公・力動力と天地翔。この二人が織りなす義理と人情、そしてテキ屋業界で蠢く裏切りと罠を知恵と機転で掻い潜る波乱万丈の生き様を描いた痛快コメディ作品集!(第一部・力動力編、第二部・天地翔編を収録)
元プロレスラーで腕っぷしが強く熱血漢な白バイ警官の活躍を描いた人情ポリスアクション。権力をかざして威張る代議士の稲田のスピード違反を、同僚達が稲田に媚びへつらう中、毅然と取り締まった白バイ警官・山熊海舟。その後、暴走するベンツを追跡していた山熊は、ベンツを止めようと焦る同僚・庄田を制止するが、ベンツの前に回り込んだ庄田は轢き殺されてしまい……!?
時は戦国。天下統一という途方もない夢に挑む革命児がいた。その異端ともとれる先進的な感性ゆえに、一族や家臣からも「うつけ」と呼ばれた男、織田信長。肉親すらも敵となる乱世に生を授かった信長は、その若き日々をどう生きたのか!?戦国の覇王・信長の青春期を克明に描く!
587年、蘇我氏と物部氏の対立は、ついに戦へと発展し、蘇我馬子率いる連合軍が物部氏の本拠地へと攻め入った。その軍勢の中に、ひとりの少年の姿があった。彼こそが、後に女帝推古の摂政となる聖徳太子である……。悲劇の皇子と呼ばれる聖徳太子の生涯を、独創的な視点で描く!
1860年、あの有名な咸臨丸(かんりんまる)でアメリカへ渡った日本の侍たちがいた。勝海舟や福沢諭吉、ジョン万次郎…そして、刺客として幕末の世を震え上がらせた岡田以蔵の姿があった!侍に無礼する者は斬る、と血気盛んに刀を携えてアメリカ本土に立った以蔵の目的とは?悪漢から美女を救い、ゴールドラッシュに目を輝かせ、野球で真剣勝負する…アメリカ大陸を縦横無尽に駆け巡る、誰も知らなかった以蔵の大活劇にかつ目せよ!!
精緻なる筆致で聖徳太子崩御後の蘇我氏と物部氏の対立を描く。倭国(わのくに)ヤマトの地では廏戸皇子(うまやどのおうじ、聖徳太子)が崩じた後、王位継承をめぐり田村皇子(たむらのおうじ)と山背大兄王(やましろのおおえのおう)それぞれを擁立する陣営同士が激しい政争を繰り広げていた。王位継承後を睨(にら)んだ田村皇子は、姪にあたる宝皇女(たからのひめみこ)を高向王(たかむくおう)から奪い、葛城皇子(かつらぎおうじ)をもうけさせる。そんななか、倭国に騒乱をもたらさんとする一団があった……。高向王と宝皇女の間に生まれたと伝えられる、史上謎に包まれた皇子・漢王子(あやのわこ、後の大海人皇子)の数奇なる運命を描く伝奇アクション!!
時は維新前夜。風雲急を告げる京の都に忽然と現れた謎多き暗殺者が、侍たちを斬りまくる!幕末時代活劇の真打ち、遂に単行本化!!
西北池袋署刑事課強行犯係のはみだし刑事・古武良猟。事件によっては相当入れ込むタイプだと知られている。不良だった頃に補導したことのある佐恵子が殺された。猟の一言で、本気で更生し保母になろうとしていたのに…。許せねぇ!怒った猟は佐恵子の女友達と佐恵子の男だった時田の協力を得て、七沖会が海に浮かべたクルーザーで少女達に売春させていたことを突き止めた。単身殴り込んだ猟は…。本格刑事アクションの快作!
2000年5月、“電子書籍”がまだまだ目新しく、人々にとって身近なものではなかった時代に、とある会社が産声を上げた。イーブックイニシアティブジャパン――電子書籍の制作・配信会社である。設立はしたものの「マンガをデジタルで読む?まだそんな時代ではない」そんな周囲の反応もさもあらんという、業績の上がらない日々。当然、作品もなかなか集まらない。さらに、夢なかばにして仲間たちは去っていく……。しかし、事業の発起人の一人である鈴木雄介(現会長)はいつでも前向きであった。「必ず電子書籍の時代は来る。いや、もうそこまで来ている!!」そして、その予見通り電子書籍の時代はやって来た!イーブックイニシアティブジャパンの歩んだ、決して平坦ではないでこぼこな13年間を関係者インタビューを基に振り返り、電子書籍業界の黎明期から現在までをマンガでわかりやすく描いたこの1冊――これまでイーブックイニシアティブジャパンでともに市場を創ってきた仲間たちと、夢を実現したい全ての人々に捧げます。≪※本書の目的は、イーブックイニシアティブジャパンの社史と関係者のインタビューに基づき電子書籍業界の黎明期から現在までをわかりやすくマンガで説明することであり、その内容にはマンガ的デフォルメと一部フィクションを含んでおります。≫