燃えよ剣』が映画化されて、世間に幕末ブームがきてほしいと願ってやまない私ですが、本作は、そんな幕末時代の大きな転換をつくったことで有名な「吉田松蔭」の物語。
その後、数多くの維新志士を輩出したことで有名な松下村塾をたてた人で、まさに幕末時代の思想の巨人的存在。

しかも描く作家は『ALL OUT!!』や『ここは今から倫理です。』の「雨瀬シオリ先生!
俄然期待値は上がりますが、それを余裕で超えてきます。

特に『ここは今から倫理です。』で魅せてくれた哲学感が、松蔭の時代では異端ともいえる思想とマッチして、グッと魅力が深まります。

当時においては狂気とも言える思想をもって、
この国を憂う吉田松陰の傑物具合が色濃く表現されてます。

激動の時代、大きな時代の転換期に、誰が何を思い、どう判断したか
歴史の醍醐味とも言えるエッセンスもギュッと詰まっていて、はやくも続きが楽しみです。

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だれでも抱けるキミが好き

ただのエロかと思ったら

だれでも抱けるキミが好き
六文銭
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童貞地味男のゴトウとビッチなギャル・アガワさん。 冒頭からアガワさんのビッチさ全開の姿を見せつけられ、ゴトウくんはカルチャーショックをうける。 と、いうのも普段は委員会が一緒で、ギャル特有のフランクさに童貞のゴトウくんは秒でやられて、アガワさんが気になる存在になっていただけに、生々しいビッチさにショックをうけてしまった、、という流れ。 そこで童貞特有の女性に対する幻想に、第3者的に苦しむだけかと思ったら、そんな葛藤も一瞬で、ゴトウくんもアガワさんとやることをやってしまう。 そこが、ひと味違い個人的に面白いと感じました。 ゴトウくんもアガワさんのセフレの1人に成り下がってしまったことで、どこか自分だけは他の男子と違うとか思っていただけに、その落胆さと、身の程をわきまえ始める感じが、哀愁漂います。 ピュアな気持ちなど、最初からなかったのか?と。 アガワさんも掴みどころなく、ポンポン相手を代えるから、またすごい。 そんな姿にゴトウくんが嫉妬で狂いそうになって、今後どう動くのだろうか。 そして、それにアガワさんはどう反応するのかな? アガワさんがヒキ気味だと現実味があって面白いと思ってます。

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ

嘘か真実か陰謀論

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六文銭
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自分が何かと恵まれていないのは、何か大きな陰謀によるものではないか?という、ネットではびこる「陰謀論」がテーマの本作。 主人公は、いわゆる社会的に弱者の部類で、それでも自分にも特別な何か(人生大逆転できるようなものが)あるんじゃないかと日夜怪しいセミナーに通いながら過ごす。 そんな中、偶然出会った大学生の女性に恋してしまう。 関係を深めていくなかで、彼女につきまとうFACTという謎の組織の存在を知り、彼女を守るために接触。 そこは、陰謀論に染まった集団で、自分の境遇の悪さも、彼女と出会ったのも全てが大きな陰謀だったと諭され、気づくと彼もまたその思想に染まりはじめてしまう・・。という展開。 社会的な問題を扱う重そうな感じもあれば、コミカルなヌケ感もある。 現実を描いた漫画だから明らかに嘘っぽくも感じつつも、これ実はファンタジー漫画なのでは?と思うと真実のように感じてしまう。 ついつい、陰謀も本当のように感じてしまう。(ちょっと調べればわかるんですけどね) そんな感じで嘘か真実かわからないながら、自分なんかは読んでいたのでめちゃくちゃ楽しめた。 特に2巻。 主人公が上述した恋心を抱いている女性に、付け焼き刃的な稚拙な持論を展開し、一瞬で論破される様は読んでいてホント痛々しく、ゾクゾクした。 共感性羞恥をこれほど感じたシーンはないと思う。 4巻で最終巻らしいけど、どうオチをつけるか気になる。

珍遊記2~夢の印税生活編~

奇跡の続編

珍遊記2~夢の印税生活編~
六文銭
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小さい頃、色んな意味でトラウマを植え付けられた珍遊記。 当時、絵を見るのも怖くて、だけどドラゴンボールは読みたいから、珍遊記のページにはいかないよう恐る恐るめくっていたのも、今となっては良い思い出です。 本作というか、著者を語る上でもはや絵柄に触れないのは無理なのですが、とにかく子供がみたら泣き出すような絵の濃さ。 特に婆さんキャラのシワがえぐい。 下品な下ネタも満載で絵柄と相まって、初見の方は気分悪くなると思うんですが、、、 著者が、現在、子供向けの絵本作家としても活躍しているというから驚きしかない。 謎に時代を感じる。 さて、本作の内容だか、前作珍遊記の続編という立ち位置だが、前作をなぞりながら、その裏で起きていたことを描きながら始まる。 もう一つの怪作、漫遊記とも繋がっているので両方知っているとより面白いのだが、正直、何も知らなくても大丈夫だと思う。 著者の作品を知ってる人ならわかると思うが、ストーリーはあってないようなもので、とにかく勢いが魅力。 そこは本作も健在で十二分にある。 映画化もした作品だが、玄人受けとか言うつもりもないが、毒にも薬にもならない作品と異なり、モノづくりに携わる人間に、何らかのインパクトを残す作品なんだろうってことは理解できる一作です。

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ベトナム戦争、学生運動、安保闘争――。 かつて日本には、若者たちの熱気で包まれた時代があった。彼もまた、そんな時代の片隅にいる若者の1人、それだけのはずだった。しかし、日増しに強くなる情動はやがて…。 『ALL OUT!!』『ここは今から倫理です。』の雨瀬シオリが描く、心と裸。

神のカベイラ

神のカベイラ

リオデジャネイロで死の部隊(デッドスクワッド)と恐れられし男達。麻薬、テロ、暴動…日本の常識では計れないあまりに危険な日常———(週刊ヤングジャンプ2020年43号)

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結ばる焼け跡

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昭和20年、上野──。終戦直後の焼け跡で、全てを失った者達の魂が爆ぜる。自分以外の家族を失った戦争孤児・兼吉は、絶望の中でもがき続ける。だが謎の青年・金井田との出会いが、少年の心を解きほぐし…? 「ALL OUT!!」「ここは今から倫理です」で、今最も注目を集める気鋭の作家・雨瀬シオリの最新作、満を持して登場!!

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背が小さいことを気にしている祗園健次(ぎおんけんじ)は神奈川高校(ジンコー)の入学式当日、長身の石清水(いわしみず)と、ひとつの球技に出会う。その球技とは――ラグビー。凸凹コンビが紡ぐ青春楕円物語、ここに開幕!!男たちの熱いドラマを描く名手・かわぐちかいじも賞賛の本格高校ラグビー漫画!!

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江戸中期、北町奉行所の側に住む山崎彦之丞は父の跡を継ぎ町同心となった。そんなある日、彦之丞は何者かに命を狙われる。父の遺言により頼った雪路は腕はたつが、一癖も二癖もある謎の男。新米同心・彦とその配下の岡っ引きとなった雪は、次々と現れる賊の襲撃を受けながらも、江戸の治安を守るのだが…!? 雨瀬シオリが放つ、お江戸の捕物アクション!!

ALL OUT!! オフィシャルキャラクターブック 公式選手名鑑

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TVアニメは2016年10月よりTOKYOMX、MBS、BS11ほかにて放送開始! 大人気高校ラグビー漫画、初の公式キャラクターブック!! ▼ほぼ初公開! キャラクター85名の詳細なプロフィール▼描き下ろしイラスト使用、キャラクターの寝相やアイコン、カバンの中身紹介▼読者投票によるランキング企画▼単行本未収録の番外編▼描き下ろしを含むカラーギャラリーなど、著者の全面協力による完全保存版の1冊!!

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