八潮路 つとむ(やしおじ つとむ、1955年 3月23日 - )は、日本の漫画家、漫画原作者。岡山県岡山市出身。
神と崇められし男に跪く無数の迷い人。神とは希望の光を与えし聖人。そして時に、絶望の闇を与えし俗人。カルト宗教の闇に迫る戦慄の黙示録-少年の心より光失われし時、闇の物語が動き出す。
幕末迫る天保年間、大坂を火の海に変えた「大塩の乱」。その首魁・大塩平八郎。真面目な性格で、役人でありながら出世の企てや不正の横行ばかり目立つ役人社会の堕落に嫌悪し、「武士としての功名気節が叶わないのであれば、学問を究め真の道徳者を目指す!!」と江戸へ旅立つ。剛直で正義感の強い平八郎が、挙兵に至るまでに辿った激動の道筋とは!?平八郎の波乱万丈な人生を軸に、歴史的大事件の核心に迫る意欲作!!
※ネタバレを含むクチコミです。
2話目がヤバい。ヤバすぎて笑っちゃうくらいヤバい。そこまでやるかってくらいバイオレンスなので読まなきゃよかったと後悔する人もいそう。2話目に比べるとそれ以降の話はストーリーとして上手くまとめてると思う。でも同じく信仰宗教をテーマにした漫画なら「祝福王」の方がより圧倒されたかな。とはいえ全4巻でわりと満足度を得られるので刺激がある漫画をお探しの人にはオススメです。
カルト宗教である「神の郷」に家族がハマってしまい、その惨劇と洗脳からの復活、そして宗教の崩壊までを描いた作品。 「神の郷」の教祖・神郷宝仙とその餌食になった城山家族を中心に物語がすすむ感じ。 そして、1巻目では、その物語の軸となる教祖・神郷宝仙の過去の話なのですが・・・これがもう衝撃的すぎて、正直、この後の展開でも彼を完全な悪者としてみることができなかったです。 彼自身もまた母親がカルト宗教によって狂わされた人間の1人なわけで、母親に対する愛情の深さや家族を失った悲しみは憐れでもあり、心から憎めなかったんですよね。 この1巻の影響が強すぎて、2巻目以降「神郷宝仙」が、信者に対して行う数々の悪行に対しても、どこかしょうがないとか思ってしまう自分がいました。 自分がツライ思いをしたから、他人を不幸にしてもいいわけではないですけど、それほど1巻が私には衝撃でした。 母親の前で泣き叫ぶシーンは子を持つ親としては胸に刺さり、悪に染まってしまう気持ちもやむ無しとか思ってしまったんですね。 とまぁ、自分はそんな感想でしたが、全体通して飽きさせない展開が多く、最後の最後まで予測がつかない展開は圧巻でした。 4巻とサクッと読めるのも魅力で、アングラ作品が好きな人にはおすすめしたい作品です。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ラストにかけての怒涛の展開、どんでん返しの畳み掛けが最高だった ・特に好きなところは? 主人公(と言って良いのか謎だが)(4巻表紙のおっさんです)がちょいちょいドジ踏みそうになって焦るところが好き ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! unlimitedで2巻読めたのでなんとなく手に取りましたが全4巻一気読みでした。おススメです!
※ネタバレを含むクチコミです。