オール2色が映える13ページの特集。ようこそドラキュラ城へ、おそるべき吸血鬼のすべて! 『週刊少年マガジン』昭和42年44号「暗黒の魔王ドラキュラ」

以前紹介した『週刊少年マガジン』昭和43年50号のグラビア記事

今回はその1年前、昭和42年44号を紹介しましょう。

『週刊少年マガジン』(講談社)昭和42年44号

タイトルは「暗黒の魔王ドラキュラ」。

『週刊少年マガジン』(講談社)昭和42年44号

構成は「大伴昌司」さん。

『マガジン』のグラビアといえばこの人です。

絵は「柳柊二(やなぎ しゅうじ)」さんで、ペン画が「南村喬之(みなみむら たかし)」さん。

どちらも昭和3、40年代の児童雑誌のグラビアや挿絵には欠かせない方です。

オール2色の13ページ。

吸血鬼俳優として名高い「クリストファー・リー」さんの写真が使用され、「ハーカー」という登場人物から映画『吸血鬼ドラキュラ』に準じた内容かと思われます。

『週刊少年マガジン』(講談社)昭和42年44号

と言っても「クリストファー・リー」さんの名前はありません。

それどころか映画会社の名前すら13ページのどこを探しても記載なしです。

まさか無断で、ということはないと思いますがちょっとばかし気になります。

残念ながら私は映画『吸血鬼ドラキュラ』を観てません。

その為断言できませんが、かなり「大伴昌司」さんのアレンジが入った子供心をくすぐる内容になってます。

「ドラキュラの超能力」「ドラキュラの8大変身術」「ドラキュラの移動法」など、ドラキュラってこんなんだったかと思うほどです。

『週刊少年マガジン』(講談社)昭和42年44号
『週刊少年マガジン』(講談社)昭和42年44号

獰猛な表情のドラキュラのイラストが素晴らしいのは勿論ですが、2色カラーというのが効果を発揮していると言えます。

フルカラーで見たいところではありますが2色の赤の配色が絶妙に血を連想させ、おどろおどろしい雰囲気を醸し出してますね。

当時のグラビアで描かれたイラストは本当に緻密で凝ってます。

正に職人芸です。

 

ドラキュラって創作の世界でとても愛されているキャラクターだと思います。

私の記憶で一番古いドラキュラは藤子不二雄さんの『怪物くん』ですが、ずっと何かしらで登場し続けたキャラクターではないでしょうか。

主役、脇役、端役問わずにフィクションの世界で使われ、全貌を掴むのはとても困難かと思います。

記事を書いている現在、アニメ放映中の『聖剣学院の魔剣使い』には学院生として再生した元魔王が死亡した仲間を眷属として吸血鬼に再生させてます。

『ヤングガンガン』で連載中で同じくアニメ放映中の『デッドマウント・デスプレイ』では、「ミサキ」ちゃんという女の子が主人公の能力で吸血鬼化。

ちょっと以前に完結した『蜘蛛ですが、なにか?』ではある高校の学級全員が異世界に転生します。

全員が新生児として転生するのですが、女子の一人が吸血鬼の始祖として生まれてます。

蜘蛛ですが、なにか?』では始祖の吸血鬼は血を吸わずとも生きていけますが、始祖に血を吸われた者は吸血鬼になるという設定です。

始祖の女の子に使える執事が死の淵にさらされた場面で血を吸われ、吸血鬼になり危機を乗り越えます。

始祖に血を吸われて吸血鬼になったら人間の血を吸わねばならず、この執事は吸血鬼としての自分に対して苦悩します。

吸血鬼になって苦悩すると言えば、1980年代に放送された「タモリ」さん主演のドラマ『なぜか、ドラキュラ』が印象深いですね。

血を吸わねばならない身体になった自分に苦悩し、葛藤する主人公。

私結構好きで見ていたんですがシリアスな展開が「タモリ」さんらしくないと視聴者には評判悪かったようで、途中からコメディタッチに変わってしまいました。

と思いつくままに書き連ねましたが「枚挙にいとまがない」とはまさにこの事で、これくらいにしときます。

「漫画における吸血鬼の存在」という題材で数冊は本が書けるのではないでしょうか。

既にその手の本が出版されているとしたら是非読みたいですね。

 

では目次ページを紹介しましょう。

特集と読み物や記事が目次のトップです。

『週刊少年マガジン』(講談社)昭和42年44号

10本の連載漫画はその後。

隣のプラモデルの広告がいいですね。

また『暗黒の魔王ドラキュラ』の隣ページは「シスコ」というメーカーのお菓子のカラー広告が。

『週刊少年マガジン』(講談社)昭和42年44号

『キャプテンウルトラ』チョコレートです。

これも我々世代にはたまりません。

『キャプテンウルトラ』については、いずれ資料を入手出来たら書きたいと思ってます。

雑誌グラビア紹介、今回は「ドラキュラ」でした。

また何かしら面白いグラビアの雑誌を入手したら紹介していきたいと思う次第です。

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