時は幕末――世の女性たちの人気を一身に受ける最高愛獲(トップアイドル)がいた。幕府公認の「天歌(ヘブンズソング)」を歌い人気を博す、その名も「新選組」。麗しい容貌と刺激的な「雷舞(ライブ)」で、町中の人々の心を虜にしていた…新選組が人気を集める一方で、幕府は「天歌」以外の歌を禁止し、その禁を破るものを厳しく処罰していた。「自由に歌が歌えないなんておかしい」自由と歌を愛する男・坂本龍馬は、Rockの力で世界を変えるべく、桂小五郎、高杉晋作と共に立ち上がる!!TVアニメも放映された大人気ゲームが待望のコミカライズ!!幕末を駆けぬけるロッカーたちの情熱の物語、ここに開幕!!
山中で行き倒れる少年、井吹龍之介。そこに尊大な態度の男・芹沢鴨が現れ、「生きたいか?」と問いかける。瀕死のまま頷いた龍之介は、芹沢によって京に連れて行かれることに。そこから龍之介と、「浪士組」の運命が交差していく――。武士に成り上がることを目指し、幕末を駆ける男たちの姿を描いた、黎明期の物語、第一巻!
時は幕末──。江戸育ちの蘭方医の娘、雪村千鶴は音信不通になった父の綱道を捜しに単身京都を訪れる。父を捜して京都をさまよううち、千鶴は夜の路地で、血に飢えた化け物を切り伏せる新選組隊士の姿を目撃してしまう──。巻き込まれるように新選組と行動を共にする千鶴だったが、行方不明の父親を捜すうち、自らもまた奇縁によって新選組と繋がっていることを知ることになるのだった。大人気ゲーム「薄桜鬼」がコミックで登場!二宮サチが原作ゲームの雰囲気そのままにコミカライズ。マンガで展開する新選組の活躍に注目!
名門男子校に兄の代わりに男装して入学することになった女の子・音羽昴(おとわ・すばる)は突然、自分の前世が近藤勇(こんどう・いさみ)だと言われて……。真面目すぎる土方歳三(ひじかた・としぞう)、腹黒かわいい系の沖田総司(おきた・そうじ)、潔癖症の斎藤一(さいとう・はじめ)、オネエな原田左之助(はらだ・さのすけ)、そして髭でやさぐれた永倉新八(ながくら・しんぱち)。新選組の前世を持つ彼らとの学園生活が始まる!!
江戸末期、『誠』という信念の元、京へ上らんとする男達がいた。近藤勇、土方歳三、そして、天才剣士・沖田総司。幕末という変わりゆく時代の流れと共に生きた、志高き若者達の物語!巨匠が描く、新選組血風記!!表題作他、『EVILCRUSHER魔矢』を収録。
日本の夜明け間近、1862(文久2)年の京都。実験に失敗し、何度も爆発を繰り返す少年がいた。名は、モ一(もいち)。身寄りが無く、異母寺(いぼじ)の和尚に面倒を見て貰っており、大の発明好きで、色々なアイデアを持っている――。ある日、寺に隠れていた海援隊の坂本竜馬と出会ったモ一。怪我を負い、新選組に追われているという。新選組に取り囲まれた寺から竜馬を逃がす為、モ一は新しい発明品を作るのだが……!?
新選組を野球部に例えたら、池田屋事件は甲子園出場?近藤、土方、沖田は華やかなレギュラー選手陣?そんな中、本編で活躍する彼らはいわば、甲子園に出場するような強豪校になる以前の野球部にいた補欠の1年生達。それでも彼らは彼らなりに日々、楽しく過ごしてたりするのです。それが彼らにとって最後の夏だとしても…文久三年。幕末京都。じゃれ合い、カッコつけ、バカ騒ぎ、血の匂い…実在したマイナー隊士【美男五人衆】の短い青春の日々。
今から30年前の1982年――。青春真っ盛りの俺は“中学浪人(チューロウ)”だった。15歳、最も多感な時代を地方都市・大分で、チューロウとして過ごした俺。普通の人にとってはマイナスでしかないだろう1年。でもそのマイナス1年が、今の俺という人間を作った。ところで今の俺は、幸福だろうか?2013年の俺は、もう一度、1982年の俺に会いに行く。『しっぷうどとう』『月明星稀―さよなら新選組―』の盛田賢司が描く自伝的青春譜!!
文久3年(1863)、京の治安を守るため結成された新選組。その副長・土方歳三は鉄の規律のもと、新選組を京洛最強の武士集団に作り上げようとする。土方の視点による独自の解釈で、新選組ストーリーを描き出した歴史コミック。
柔らかな美貌とはうらはらに、その男は胸に大いなる志を秘めていた…土方歳三、仲間とともに目指すは京都!「誠」の旗のもと集い、幕末を駆け抜けた狼たちの青春群像活劇!!斎藤岬流、新選組第1巻!!
アサギの色に身を包み、己が刃に義を掲げ、疾風の如く幕末乱世を駆け抜けた『新選組』。“誠ノ武士道”に咲き誇り、“鮮血ノ修羅道”に散った彼らの生き様が、今ここに、新抄として紡がれる──。
幕末最強、女座頭市(ざとういち)、推して参る!!女がいた。両の瞳は光を知らず、夢も希望も無用の身。あるのは唄と冷たい刃。時は幕末、世は動乱。生きるために唄い、生きるために斬る――。◎子母澤寛(しもざわかん)原作の『座頭市』を、女主人公として蘇らせた、綾瀬はるか主演の映画『ICHI』を漫画化!幕末に独り、強くしなやかに生きる瞽女(ごぜ)の旅と、若き志士たちの活躍を描いた時代劇アクション傑作!
新選組には秘密があった。飲めば、男の中に眠るホールモーンが目を覚まし、男の乳首を乳房にしてしまうという秘密の薬。ひょんなことからその薬を飲んでしまった新選組幹部!その効き目は4、5日のはずだったが、なぜか6日経っても乳房は消えないまま――!!焦るトシ(土方)、のん気なカッちゃん(近藤)、怒る原田、乙女全開の藤堂、悲劇に襲われる沖田……。トンデモない秘密を抱えてしまった新選組の明日はどうなる!?おまけまんが「極意の源さん」(第一回)収録。
江戸末期。理想の武士になるために、最強集団・新選組をプロデュースした男、土方歳三。彼を中心に新たな視点から語られる幕末青春伝。苛烈な男達の生き様を描く意欲作!!元治元(1864)年。京の都を賑わす新選組は、不貞浪士にも厳しい取り締まりを行っていたが、身内に対してもその厳しさは発揮されていた。市内巡回の斬り合いの際、戦う意欲を見せなかった者は、副長・土方歳三により容赦なく切腹を命ぜられていた。鬼と恐れられながらも歳三は、素人の寄せ集めである新選組を最強の武装集団へ育てようとしていた…。
男子は一生に一度は幕末に憧れる、なんてよく聞きます。私もこの時代は大好きで、このコーナーでも坂本竜馬、小栗上野介、桂小五郎を主人公にした漫画を紹介してきました。今回はそんな幕末英雄譚の中でも最も好きな新選組、鬼の副長・土方歳三を取り上げてみようと思います。新選組といっても実はこの作品、多くのページを割いているのはそれ以前の歳三の多摩時代。このパートで描かれるのは彼の武士道を追求するゆるぎない信念がどのように培われたか、近藤勇や竜馬との出会いで何を身に刻んだかということです。そこがタイトルの「月明星稀」―月明らかに星稀なり―にかかってくる。このテーマが見えてくるくだりはこれぞ武士道、という感じでシビれます。そして本来ならこの後が「さよなら新選組」という副題にもかかるはずですが、残念ながら伊東甲子太郎が登場したところで雑誌連載は打ち切り。新見錦や斎藤一の独創的な設定や、芹沢鴨暗殺までのくだりなど目を見張るものがあっただけに箱館まで見たかったというのが正直な本音ですが、男の魅力的な生きざまは存分に堪能できると思います。