幼い頃に住んでいたアパートの隣の住人が忘れられないエリ。毎日、部屋の鍵をかけずに出かけていくその隣人は自分に解放区を与えてくれたのだ。少女の遠い憧憬を描いた表題作ほか4編を収録。
第三部「領主の養女」アニメ化決定!アニメーション制作:WIT STUDIO「このライトノベルがすごい!」(宝島社刊)殿堂入り!シリーズ累計1000万部突破!(電子書籍を含む)大人気ビブリア・ファンタジー、第三部コミカライズ!!描き下ろし特別漫画&原作・香月美夜先生による書き下ろしSSをW収録!【あらすじ】「小説家になろう」発人気作品『本好きの下剋上』がコミック化! 自身の魔力を貴族から狙われたマインは、下町の家族や仲間との別れを決断した。大切な人々に危険が及ばないよう、名前も「ローゼマイン」に改名し、「領主の養女」として新生活を開始することになる。名前が変わっても、変わらぬ本への情熱で、ローゼマインは新世界を駆けぬけていく!広がる緻密な世界観と本の生産体制。本を愛する全ての人に捧げる、ビブリア・ファンタジー!
子供の頃から幾度となく繰り返し見る夢…「ここへおいで」と見知らぬ男が継雄に呼びかける。月日を追う毎にリアルになる夢にでてくる家を捜す決心をする継雄だったが…。表題作他4作品を収録。
とにかく「メイドさん」だけを詰め込んだ、漫画6P+イラストのミックス本です。かわいいメイドさん、ほっこりするメイドさん、クールなメイドさんなど様々なメイドさんをお楽しみください。(初出:2020年2月コミティア)
2002年「ミステリー・ラ・コミック」に掲載された作品です。配信のために表紙はカラーで描き下ろしました。母親の愛情を感じることができずに育ち、自ら母となっても子供を受け入れられない娘が、誕生日に実家を訪れて母と再会し、過去を新たな目で振り返ります。
「燐火」――その存在を明らかにしようとした者は例外なく葬られる、幻の暗殺部隊。メンバーの一人、サイアムによって次期大統領候補が殺害された。彼を目撃したカメラマンの三山久郎に組織の手が伸びる!!緊迫のロマンシング・アクション!
大好きな恋人はなぜか好きと言ってくれなくて…『好きって言って』片思いだけど、あいつは友達で…『きえたこい』失ってから、友達じゃないと気がついて…『友達のそのさきに』いろんな恋の物語を集めた、少女漫画短編集。
「当時の大きさのまま読みたい」との読者からの要望が高かった、 発売当初の大型版を約40年ぶりに復刻! 高校生で田河水泡へ弟子入りし、 西日本新聞社勤務時代、 そして『サザエさん』誕生…を著者自らが漫画で綴る。
「いちばんあったかいのは2人でいること」世界で2番目にさむい街に住む、しっかり者のカラとお調子者のノム。2人は仲よしだけれど、何気ない日常の中でお互いの性格に、ときにイライラし、些細なことでけんかもしてしまう。それでも、トナカイやペンギンとの出会い、ノムの風邪などふとした出来事がきっかけとなり、カラとノムは一緒に生活していくために大切なことは何かを考えていく。隣にいる人を愛おしく思うきっかけは、きっと日常の片隅に転がっている。
すべての少女は15歳になると地球外生物から身を守るために左手に“パクニマ”と呼ばれるエイリアンを移植しなければならない世界。そんな架空の日本を舞台に、思春期の少女たちのせつない乙女心を瑞々しいタッチで描く意欲作。Pixiv/同人誌で発表したものに描き下ろしの新作とプロローグを加えた全4話、4人の少女たち。
親方の残した双子の忘れ形見と共に木と花と土とを愛する男、フローリアン岡本。日本人とフランス人のハーフの彼は生れ故郷を離れ日本で暮らしている。今日も彼は誇り高き庭師として、荒れた庭を本来の美しい姿へと戻す為に戦う。そんな、彼の仕事はその庭の持ち主の荒れた心さえ変えてゆく…。
エリは大学4回生。社会人の彼氏は仕事が忙しいため、エリは寂しい毎日を送っていた。そんな中、エリは高校生・真野今日一と出遭う。寂しさを埋めてくれる今日一に、揺れ動くエリだったが…!表題作「コミュニケーション」他、短編5作品を収録!
茜は名門一家上条家の三女。体が弱かったため、しばらく田舎の草介おじさんのもとに預けられ、療養生活を送っていた…。そして6年後、自由奔放なおてんば娘に成長した茜が上条家に帰って来た!行く先々で大騒動を巻き起こす茜だが、その心は誰よりもやさしく、思いやりに満ちている。明るく強く生きる茜からたくさんの勇気をもらえる物語――。
願い事の叶う指輪よ。お兄ちゃんに貸してあげる。一年経って夢が叶ったら、お兄ちゃんの一番いらないものをちょうだい――。それは幸運のメビウス・リング。表も裏も同じ面にある奇怪なリング。謎の少女からリングを受け取った星川瞬は、サックス奏者としてスターダムにのし上がって行くが…。『星の瞬き』。少女ホラー作家・杉山祐子が綴る、不思議なショート・ストーリーズ。
高校2年の美園はボーイフレンドの長谷川との初デートで、美青年のようなルックスの流衣子と出会う。長谷川に連れられて行ったファッションショーで、流衣子はモデルとして舞台に立っていた。彼女は兄の友人で、同性のスーザンと付き合っている同性愛者だった。美園は流衣子に興味を持つようになり、流衣子も美園の純粋さに惹かれて行くが…。
主人公・樫山めいは最近何か妙な感覚につきまとわれていた…。そんな時同級生の河端未知子が飛び下り自殺をしてしまう。現場に居合わせためいは、自分を河端未知子だと言い始めて…!?倉多江美が深層心理をテーマにして描いた衝撃の問題作!!
児童文学の古典として100年以上も世界中で読みつがれてきた「ハイジ」がコミックで登場です!おじいさんとアルムの山小屋で暮らすことになったハイジは、アルプスの自然や人々との交流を通じて様々なことを学び、成長していきます。苦難にも負けず、いつも明るく前向きに生きるハイジの姿に周囲の人々は心を打たれます。ハイジの純粋さ、素直さにきっと誰もがおだやかな幸福を感じることでしょう。この愛すべき少女の感動の物語をぜひお楽しみください。
子供の時に見つけた「心の宝物」。懐かしい風景とセピア色の思い出。あなたはあの頃に、なにか忘れものをしていませんか……?かつて子供だった大人と、やがて大人になる子供のためのノスタルジックな傑作集。
1週間の休暇を利用して訪れた高原で、毎日のようにスケッチをしている少年に出会った霧子。だが、少年にときめくだけで話すこともできず、東京の生活へと戻ることに。そんなある日、自分に似た絵が展示されているという噂を耳にした霧子は、アマチュア絵画展へと足を運ぶ。そこで、ひと目で自分だとわかる絵を見て驚くが、なんとその絵の作者・園沢圭一は、高原で見たあの少年だった。後日、圭一の妹の誕生会に招待されて家を訪れた霧子は…!?※この電子書籍は発行当時の単行本を底本としております。読みにくい箇所が含まれている場合もございますので、あらかじめご了承ください。
中学3年の夏、公園の簡素なステージで芝居をする若い女性に感銘を受けた伊集美奈子。その女性は高校生の春日柚子だった。芝居のタイトルを調べるため本屋に通っていた美奈子は、そこで高校生の少年に声をかけられ、高校の芝居を見に来ないかと誘われる。彼はその芝居の主役で、相手役はあの柚子だった。そして、主役の少年・市田高揮に魅かれ始める美奈子。二人と同じ高校に入学し、演劇部に入部した美奈子は、いきなり高揮の相手役に抜擢され、とまどう。高揮に思いを寄せる美奈子は現実と芝居が重なり合って…。
私立の名門、東高校の入試に落ち、ランクが下の桜が丘高校に入学した柴崎利子は、入学式の日、登校中に知り合った村田カンナと共に遅刻。東高校に落ちたことを恥じる利子だが、カンナは勉強一本やりで人間らしさがない東高校に幻滅し、桜が丘高校に入学し直したという変わり者。クラスメートになった爽やか少年、池本良や生徒に人気の教師、山口たちとの高校生活がスタート!!
ピアノの先生兼いとこのとり姉の事が気になるたまこ、あれこれと頑張るけど上手くいかなくて… 2人の関係はどうなる!?
立花(たちばな)つぼみ11歳!! ちょっぴり内気な小学5年生!! お母さんの妊娠を相談して以来、つぼみと沙耶(さや)は仲良しになった。そんなとき、つぼみは初経を迎え、友達の八重もブラを買い、麗愛(れあ)もむだ毛が生え、みんな少しずつ大人の体に…!? 男の子、女の子のヒトにはいえない、いろーんな疑問。大人の体ってどんななの!? つぼみの性に関する悩みを中心に、ドキドキな恋愛とせつない友情物語をつづった大人気連載作品!!!
です。 今も昔も、この高み(深み)にいったものは誰もいない。 間違いないです、ハイ。 以上、終わり。 …っていうので、本当は言いたいことのすべてなのですが、まあ、それもどうかと思うので、もう少し贅言を重ねます。 大島弓子は、どこにでもある、でも「特別な痛み」を、途方もなく切実に、軽やかに描いて、そして常に、魂を照らし温める「救い」へと、読むものを導いていきます。 漫画界に限らない、同時代の文芸や映像など「物語り」表現すべてを見渡しても、大島弓子に比肩する「文学的」深淵を描き出すことが出来たものを、ちょっと思いつくことができない。 この『ロストハウス』が、彼女のキャリアで特に優れた一冊だとは思わないのですが、いかんせん現在流通している本は再編集されたものが多く、初読時の印象を適切に反映させられないので、とりあえず。 あと、個人的に『ロストハウス』は、七十年代からずっと読んでいた大島さんの新刊として、刊行された当時なに気なく読んで(たぶん九十年代中盤)、自分が心から愛好する後続の同時代漫画家さんたちの作品と比べて、それこそ「ケタが違う…」と、打ちのめされた記憶がある、忘れられない本なのです。 「たそがれは逢魔の時間」が収録された花ゆめコミックス版『綿の国星2』が私的には最高なのですが、まあ、大島弓子はどれもメチャクチャ凄いので、どれでも良いんです。 『バナナブレッドのプディング』でも『四月怪談』でも『秋日子かく語りき』でも『毎日が夏休み』でも、とにかく1975年~1995年に描かれたすべての「物語り」が、唯一無二にとんでもなく素晴らしいので、未読のかたは、ぜひ。 (「サバ」や「グーグー」とかは、やっぱちょっと別枠で)