みすてないでデイジー FOR EVER
「コレを描くことによって●争や■が無くなってゆくのだわ♪」と、当時本っ気で信じていました…」(作者談)核シェルターの中に遮蔽隔離されたまま育った危険な天才科学少年、歩野零二郎(テクノレイジロウ)は、社会復帰のため初登校した春の日、「電波でいろいろ命令してくる」不思議な生命体、「デイジーちゃん」に遭遇したのであった。全地球をアレしつつのマッド・サイエンティストのハタ迷惑アクテイブな青春のめざめに、幸せな地球へのランディングは在り得るのか?「ベルリンの壁がこわれたときには“オラオラ、キタでぇ~♪”と思ったりして」て、作者の談にしてまさに恐るべき「マッド・マンガ」。SF・特撮・ロボ・怪獣から音楽・ラジオアクテ■ブなネ夕まで愕然の野放しの学園ラブコメ(自称)。ながら、多くの「すごい、勿体なき皆様」から「愛読してました!」のお言葉を賜った不思議作。「何べんも“無かったことに”しかけたのに、こうして“在る”こと自体が御陰様で奇跡です。…本当にどうもありがとう御座います!」そんなわけで、どうか、あなた様のスマートデバイスの中にぜひ!月刊少年キャプテンさんにて1986年10月号から1989年9月号まで連載
きまってないのにキメマルくん
本山一城の少年誌でのデビュー作となります。1979年4月より、週刊少年ジャンプ(集英社)で読み切り連載として三作つづきました。少年版「フーテンの寅さん」みたいな作品をと言われて描きました。昨今は長いタイトルを多く見かけますが、当時は珍しくて副編集長が気に入ってくれました。少年マガジン(講談社)への移籍が無ければもっと続いていたでしょう。「決めマル」というのは高校のOBであった村上もとか先輩のご夫人(「フーテンの寅さん」好き)が大学時代に使っていた造語になります。週刊連載用に描いていた別作品「燃えよ!大和魂」が増刊一挙掲載になったのが遺憾で、「80年代最大のホープ」と書いてもらっていたのに他誌へ移ってしまいました。残念!
アート・ルーマー
【アート・ルーマー 1巻のあらすじ】 小学6年生になった図工委員の匠(たくみ)は、卒業記念にみんなの夢を描いた壁画の製作を提案する。 しかしクラスメイトはやる気がない。 図工室で一人途方に暮れていると、同級生では見たことのない少女が現れる。 彼女は図工室に飾られている、ブロンズ像の精霊・アートだった…。 笑いあり、ほのぼのあり、冒険ありの学園ファンタジー・コメディー第一弾です。 カラーページも豊富で、子どもから大人まで楽しんでお読み頂けます。 学習教材「月刊ポピー」小学5・6年生付録『あそびんぴっく』1998年4月号から1999年3月号に連載された1年分を収録。 全116ページ。
相原コージの なにがオモロイの?
「もう何がオモロイのか分からなくなった」という作者が、ギャグ漫画を1本描きあげたらすぐさまネットにUPし、それが笑えたかどうかのアンケート調査を行い、その結果を踏まえた上で次の作品を描いていくという連載形式をとることによって、最も笑える究極のギャグ漫画を作り出そうという試みの実験的作品。あまりにも辛辣な意見を浴びせられ過ぎて作者の精神が崩壊する様も描かれる。後に連載作品になる「もにもに」や何故かネット人気の高い鮭のエロ漫画「濡れ濡れ家庭教師」も本書に収録されている。
鉄火!おたの申します
嶋津 蓮(島津 蓮)の、漫画雑誌デビュー作。 (1997年春期号ガンガンWING(旧・エニックス)掲載) 香具師(やし)の少年・鉄火は、大親分だった憧れのお祖父ちゃんのような立派な香具師になれるか…!? ちゃきちゃき爽やかお祭り読み切りです。
まだスクエニではなくエニックスだったころ。 メジャーな「ガンガン」ではなく、「ギャグ王」という月刊誌に連載されていた「ちばパニック!!」 主人公の少年ササと、悪さをしては木に吊るされる悪魔の赤ちゃん「ちぱ」が織りなすほのぼのギャグコメディ。 ちぱの語尾は赤ちゃんなので、「でちゅ」。 悪魔らしく世界征服を目標として掲げるも、お菓子の話をされたらお菓子のことで頭がいっぱいになったり。 かわいらしさとおもしろさを兼ね備えた、幼児並みの言動。 マスコットキャラクターのちぱは、かわいらしさを詰め込まれた存在だった。 今読んでもかわいいねぇと思えるし、四半世紀を超える月日はササに対しても保護者のような目線にさせてくれる。 ‥年をとるはずだ。 ちなみに、シンプルな線なので、真似したら書けるんじゃないかと書いてみたものの、耳?が難しく、違う悪魔をたくさん描いてしまったのを覚えている。 最近、カービィなら書ける!と思って書いたら違う生物になったので、シンプルな線であれば真似しやすいというのは誤りらしい。 当時、読んでいた人には懐かしの漫画。 いま読んでもおもしろいですよ。