少し変わった女子高生・衣良の理想は、“世間にうしろめたさを感じている男色家”。思春期の揺れる少女の心を描く、感性豊かな傑作短編集!
ようこそ、ショートショートのワンダーランドへ。笑顔と涙、驚きと共感。コメディ、昔話、ファンタジー、SF……新進の気鋭、九井諒子が描く万華鏡のようにきらめく掌編33篇。―Web文芸誌マトグロッソでの、2011年8月~2012年12月の約1年半の連載分全篇のほか、「えぐちみ代このスットコ訪問記トーワ国編」「神のみぞ知る」、描き下ろし作品も収録。
『ヲタクに恋は難しい』ふじた、『可愛いだけじゃない式守さん』真木蛍五、『先輩がうざい後輩の話』しろまんた、『通りがかりにワンポイントアドバイスしていくタイプのヤンキー』おつじ、etc…あなたも必ず読んだことがある! TwitterなどSNSで活躍中の超豪華執筆陣26名によるときめきが欲しいあなたのためのキュンが詰まった4ページ短編集! \尊すぎて読めなァァァァァァい!!/ 全作品描き下ろしでたっぷりとお届け! 【執筆作家陣】あらをか 青い/東ふゆ/アメノ/おつじ/杜若わか/亀奈ゆう/キシリモ/幸子/しろまんた/すずゆき/空翔俊介/立葵/茶々ごま/tunral/泥川恵/七都サマコ/秦なつは/びみ太/ふじた/真木蛍五/ma2/右腹/ももせ/森川侑/与田基俟/若林稔弥
短編集『おかえりピアニカ』『向こう町ガール八景)の衿沢世衣子による初の連載作品、ついに単行本化!〈モンナンカール女子高等学校〉に通う少女たちの何気ない日々のかけら、全12話収録。
嫌なこともいっぱいあるけど、仕事は上手くいってるし、今の生活に不満なんてない。それでも疲れちゃう日だってあるし、愚痴を言いたくなる日だってある。そんなOLたちの女子会を描いた表題作『ガラスの靴を脱ぎ捨てて』をはじめ、友人の結婚式の帰り道。複雑な気持ちのなか、それでも貴女と一緒に幸せになりたいと願うカップルを描いた『しあわせを分けなさい』他、短編5本を収録。どこか不器用で、簡単に素直になんてなれなくて、大人になりきれないけど、夢見る少女のままじゃいられない。そんなキラキラと揺らめく彼女たちの恋愛模様を描いたオール社会人百合の短編集です!
私は自分を特別な少女だと思ってる。 (少女、少女、少女なの。)/「コラー こんな時間からどこ行くのもぉ~」「だって どーしてもダッツのクッキー&クリーム食べたくなったんだもん」 (天涯孤独系ガール)/3日だ たった3日のことなんだ (UNDER HEAVEN)/人間は2種類に分けることができると思う Mと Sに (半分は愛でできてます。)/高校入って夏が来る頃にはグループの友達にもぱたぱたと彼氏ができていった (オン・ザ・ベッド)/「キ……キスしてほしいんだ」 (プラスチックのキス)
『きょうはあしたの前日だから、だからこわくてしかたないー。』 粗筋に書いてあるこの一文がとても好きです 本作は『綿の国星』の作者大島弓子の初期短編集 主人公の三浦衣良は"ちょっと変わった"高校生 彼女の大切にしているものは周りから特殊に映り、その繊細さが両親を不安にさせます そんな彼女を"大人"の道に乗せる為に 衣良の幼なじみさえ子(眼鏡女子)がある『すごい策』を提案します …それがもう更に色々ぐっちゃぐちゃ!!!になります 衣良の大切にしているものは 私には凄く尊いような純粋なような感じがありました むしろこんな心のまま大人になるって素敵なんじゃと思ってしまう そんな魅力的な主人公 お話はとても淡々として居て とんでもない展開も恐ろしい愛憎劇もどこか詩的に感じるのは 大島弓子ワールドの成せる技ですね 日常生活で 『ちょっと疲れたなぁ…この先どうなるんだろう…』 という日は必ずこの本を読み返します そんな気分の方がいらっしゃったら、 是非この本を読んでみてほしいです