せんばせんたーびるのまんが
あらすじ
突然のうつ病発症から回復までの様子と、船場センタービルで過ごした数日間の出来事。
身体的な痛みから突如うつ病を発症。数ヶ月の療養生活を経て回復したところに届いた仕事の依頼は、大阪にある商業施設〈船場センタービル〉の漫画を描いてください。というものだったーー。
施設を実際に訪れて過ごした四日間、船場センタービルの中で、外で、著者が感じた様々なこと。
町田洋、初のエッセイ作品。
この日を待っていました。新作漫画が読めてほんとに嬉しいです!
商業施設の広告漫画の制作依頼を受け、鬱の漫画が描きたいのでといって断ったものの「ではそれでお願いします」と了承されてしまったのには笑ってしまいました。船場センタービルもなかなか懐が深いですね。
自身の鬱を綴るエッセイと、広告漫画が一緒になっているってある意味史上初なのでは。広告に苦手意識があったみたいですが、行きたくなりました。船場センタービル。
ししふぁっく
あらすじ
【第1回トーチ漫画賞「山田参助賞」受賞作品】
最凶の殺人イノシシ〝アバズレ〟とのファックに
全てを懸ける男の愛と戦いの記録!!
名無し
あみかはぽてとになりたかった
あらすじ
小川しらす、鮮烈デビュー。心震える読切54P。
本田あみかは高校生。毎日マキシのポテトを食べている。
クラスメイトはたくさんお喋りしてるのに、あみかはあまり喋らない。
いつからうまく話すことができなくなったんだろう。
日々はポテトみたいにしょっぱくてあたたかいものかもしれない。
そしてたぶん、誰かと一緒に食べるからおいしいんだ。
うみべのすとーぶ
あらすじ
体温の低いスミオと、平熱が高いえっちゃん。
二人が一緒にいれば、ちょうどよくなるはずだった…。
うみのそこから
あらすじ
わたし普通に幸せだ
切実に書くべきことが、何もない
書くことに向き合えない葛藤の物語。
生活と創作を考える読切36P
きみがとうめいになるまえに
あらすじ
ある日突然夫が透明になってしまった。
見えなくなった身体がもたらしたものとは…。
不確かな気持ちにそっと触れる読切38p
ちそうのおんな
あらすじ
【第4回トーチ漫画賞〈大賞〉受賞作】眠る地層を呼び覚ます、第4回トーチ漫画賞大賞作。
前世が地層だと話す女、「他者性」としゃべる犬、ふらっと家に現れる虎…。
眠る地層を呼び覚ます、フレッシュな奇想短編4本。
そうさくぶんげいさーくるきゃろっとつうしんのほうかい
あらすじ
【第5回トーチ漫画賞〈大賞〉受賞作】エアコン組立工場で働く川上綾は、小説家志望。
繰り返される単調な日々の中、月に一度、文芸サークルの集いを楽しみにしている。
しかしある事態をきっかけに、信じていた日常は崩壊する。
「”創作”なんかから卒業するきっかけを 本当はいつも探していたんだ」
逃れられない創作の呪縛、
この苦しみが誰かの喜びに変わる時まで――。
あるばんか
あらすじ
夏の神戸の街を歩く、母と娘。
久しぶりに会った母の腕は、抗がん剤のせいで痩せ細っていた。
「次があるか分からないから」そんなことばかり繰り返す母に、つい苛立ってしまう。
伝えたい言葉は、想いは、もっとたくさんあるのに…。
『そしてヒロインはいなくなった』『姉の友人』ばったん新作読み切り。
あらすじ
【第4回トーチ漫画賞 準大賞作品】海辺にて、父と子が過ごす焚き火の時間。波と戯れていたつもりが足を取られる。温かい飲み物にひと息ついたかと思えば、岸に打ち上げられた動物の死骸を見る。
地上110㎝のまなこに映る、世界の姿。子どもを主軸に描かれる短編3作。
さぴあきっずものろーぐ
あらすじ
第4回トーチ漫画賞 〈安田佳澄賞〉受賞!言語の化石化を描くSF意欲作。
リアルタイム自動翻訳機が開発され、日常生活に浸透しきった世界。
世界中の大多数の人々が違和感なく意思疎通ができるようになった反面、
人類の声帯は退化し、少数民族が使う言葉や文化は淘汰されていた。
最後の日本語話者となったモヒメと、彼女を生成した教授が辿る結末とは…?
種族が滅び、言語が永い眠りにつく瞬間をとらえた、
リリカル・サイエンス・フィクション。
ゆきをいだく
あらすじ
わたしの身体が
わたしひとりだけのものだったことなど
一度でもあっただろうか
今改めてわたしを見つめる読切36P
かにをたべる
あらすじ
【第3回トーチ漫画賞 準大賞受賞作】第3回トーチ漫画賞《準大賞》に輝いた、期待の新人が送る32ページ読切。
フラれた友達を励ますために蟹鍋を囲もうとした青年3人。そんな彼らを何者かが襲う……。
ごくごく狭い部屋で起こる、わちゃわちゃホラーコメディ。
しゅうかんもとこいびとをつくる
あらすじ
もう会えないなら、作ればいいよね。
毎号届くパーツによって元恋人が再現できるという雑誌『週刊 元恋人を作る』が発売。
学生起業を目指す優等生のななみは、失恋の痛みを癒すため、
密かに『週刊 元恋人を作る』で元カレ作りを始めるが──。
きみらのためのきょうしつ
あらすじ
私の学校は、今日も形を変えて私の登校を阻む。
思春期の繊細な気持ちが渦巻く、「君ら」と私のアンチ学園ストーリー。
心の起伏をつぶさに拾いあげる期待の新鋭 トーチ初登場!
きみのえをみていた
あらすじ
小学生のユキナリは絵が得意。だがコンクールで選ばれたのはミステリアスな同級生るるれの絵だった。
なんであいつが選ばれて僕は選ばれないんだろう。みんなも言ってる。
でも、あの絵は……
ユキナリの渦巻く心は何色だろうか。
おさなごころが疼く読切37p。
ほどうきょうしょうねん
あらすじ
思い出は、ほろ苦い味がする。
思春期のモヤモヤとした毎日のなかにひそむ輝きとやるせなさ。
僕たちはいつも自分の居場所を探していた——
『牛乳配達DIARY』『つつがない生活』の著者であり、ハードコアバンドMILKのメンバーでもあるINAが贈る、心に染み入る新作短編。
てんせいしたさぎしふわもこになる
あらすじ
UFOの襲撃により未練を残し、命を落とした詐欺師の大谷。
しかし、ふわふわもこもこな種族・マ〜ル族の儀式により、異世界への転生を果たす。
ふわもこに生まれ変わり、救世主としてチヤホヤされる日々を過ごす大谷だったが……。
名無し
ごううをまつ
あらすじ
私たちは物語り、物語られる。誰のために?
クラスメイトに告白するチャンスを探している女子高生、運頼みで生きてきたガンマン、漂流中のクルーザー、日照りに苦しむアフリカの民…誰もが豪雨を待っていた。
同じ願いのもと、混じり合う果ての物語は誰のものなのか。
第5回トーチ漫画賞に応募された3編「豪雨を待つ」「小岫が雉」「商談」を公開。
物語ることのプリミティブな根幹に触れる、第5回トーチ漫画賞〈準大賞〉受賞作。
げんざいち
あらすじ
娘との時間のなかでふと思い出す、この家ができる前のこの場所のこと。
過去と未来の思い出がこの場所でつながる。
17ページで描き出す、今ここにいることの不思議。
けーくん
あらすじ
あの頃いつも一緒に遊んでいたK君とのこと。
時間が経っても変わらないものがあるなら。
友だちとの時間を描く18ページ読切。
くちのなか
あらすじ
私の学校は、私の口の中にある。
私の学校は、私の口の中にある。
学校で口を閉じて過ごしている片桐は、ある日同級生に執拗に声をかけられ——
心ゆさぶる風吹く奇想短編16p