小学生のユキナリは絵が得意。だがコンクールで選ばれたのはミステリアスな同級生るるれの絵だった。 なんであいつが選ばれて僕は選ばれないんだろう。みんなも言ってる。 でも、あの絵は…… ユキナリの渦巻く心は何色だろうか。 おさなごころが疼く読切37p。
放送部の廃部危機を脱するため、主人公の下田勇人は、次の放送コンテストで「羅生門」を読むように言われるが、心の奥ではどこか冷めていた。そんな時に放送室で、まるで「羅生門の老婆」を彷彿とさせる、演技力の持った少女と出会い…!?
【『モブ子の恋』連載中の田村茜がおくる、新作読切!!】大学時代の先輩・小羽さんと婚約した昴の趣味は週末の車中泊キャンプ。婚約後、はじめてふたりでの車中泊にチャレンジするけれど、この新米夫婦(仮)にはちょっぴりおかしな事情があって…? ほっこり週末バンライフストーリー!
『スクールバック』の小野寺こころが描く衝撃作!! 高校1年生の夏、人生で初めて告白されたはるか。いじめから助けてくれたこともあり、そのまま流れで付き合うことになり…。
心のやわらかいところを容赦なく刺激してくる作品。でも嫌じゃない。とても爽やかな作品。 まず1ページ目でグッと心を掴まれる。 小学生らしいとは言えない暗いタッチの奇妙な絵。絵の説明の欄には小学生らしい夏休みの思い出が綴られている。 絵を見上げているのは、絵の作者ではない少年。 自分の手の届かない、理解の及ばないものと出会ってしまった衝撃がこの1ページから伝わってくる。 大人が思う以上に子どもはゲロみたいな世界をちゃんと見てるんだよな、とか わかってほしいとわかるわけないの境目を彷徨いながら大人になっていくんだよな、とか わかったようなことを言いたくなってしまうのは自分が摩耗してしまった証拠なんだと思う。 わかんないけどすげえとかびっくりしたとか悔しいとかちゃんと言える人間でありたい。