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大人は子どもを見くびってるのかもしれないし、過大評価しすぎてるのかもしれない。
純真無垢で何もわからないとか、誰よりも大切なことに気づいているとか、どちらにせよ子どもという存在に何かを求めてしまっている。
子どもを主軸に描かれた3つの短編。
何か劇的な展開があるわけではないけれど、生と死が描かれている。
死ぬのは恐ろしい、得体の知れない大きなものは恐ろしい。
死が何かわからないけれど恐ろしいのは、大人も子どもも変わらない。でも、そんな当たり前のことすら大人になると忘れてしまうのかもしれない。
この作品を読んでぐるぐる考えてしまうのも愚かな行為かもしれない。何かを感じなきゃと思いこんでるだけかもしれない。