世界が恋したヒロインに、また会える―― ※この作品は2014年~2015年に、加筆修正・カラー完全再現のうえ刊行された『YAWARA! 完全版』全20巻を、全29巻に再編集したデジタル特別版です。素敵な恋に憧れる普通の女の子・猪熊柔は、実は祖父・滋悟郎の指導を受けた柔道の天才少女。そんな彼女がオリンピックの金メダルと国民栄誉賞、そして日本スポーツ界のスーパースターになることを目指す!? 柔の巴投げを見て、日本スポーツ界のスーパースターになると確信したスポーツ紙記者・松田は、記者生命を賭けてその正体を突き止めようとする。一方、滋悟郎は、柔の金メダル・国民栄誉賞に向け、着々とデビュー計画を進める。その過程で柔の強さが徐々に明らかになっていき…… 世に女子柔道ブームを巻き起こした大ヒット作『YAWARA!』が雑誌掲載時のカラーページを再現した完全版となって登場! 浦沢直樹が打ち立てた、スポーツ漫画の金字塔―― 第1集!
凶悪犯罪専門の警視庁特別犯罪課に所属する、「ドーベルマン」と呼ばれる刑事・加納錠治の活躍を描いたハードボイルド・アクション。ハイジャック事件を起こし、乗客全員を人質に取った犯人・三杉は、かつて自分の片腕を銃で吹き飛ばした刑事・加納錠治の身柄を要求する。そして現場に現れた加納は、三杉の命令によって銃を捨てて全裸にされるが……!?
ひょんなことからゴルフの魅力にとりつかれた小学生“ダンドー”が、優香、弘平と3人でデッカイ夢へと突き進む!小学生離れした運動能力を持つ熊本の野球少年・青葉弾道は、仲良しのチームメイト・優香や弘平と共に野球漬けの毎日を過ごしていた。だがある日、ゴルフ好きの校長先生から「プロゴルファーの優勝賞金は1試合3000万円」という話を偶然耳にする。金銭トラブルが原因で、母親と別れて暮らしている弾道は、「プロゴルファーになれば母親を連れ戻せる」と考えて…。
超人界伝説の英雄・キン肉マンがキン肉星に帰還し、第58代キン肉星大王に即位して28年。世は再び、悪行超人たちが猛威をふるいはじめていた。旧世代の正義超人たちが次々と倒れていく中、地球の平和はキン肉マンの息子・万太郎ら、新世代の正義超人たちに託された!
真冬は元不良トップの女の子。学校を退学になり、転校してキラキラ女子高生として出直すことに! 初友達・早坂くんも出来て平穏な生活スタート☆ のハズが、担任の佐伯先生が実は…!?
戦争直後の日本。やみ市を徘徊する飢えた人々の中に、大山倍達もいた。生きる目的を失い立ちすくんでいた……。目の前で米兵に襲われた女性を救うため、空手を使った倍達は、まだ自分には空手が残されていたことに気づき、生きる望みを取り戻していく。凄絶な死闘を繰り返しながら、人生の師と仰ぐ剣聖・宮本武蔵の到達した境地を目指し、真の空手道を追究し続けた伝説の巨人・大山倍達の波乱の半生を描く第1弾!
腕っ節は天下一品、冷静沈着・篠北礼子と江戸っ子姉ご肌・矢島順子。彼女たちは千代田一の名門校、三葉学園の理事長から風紀を乱す「関東番長連合」の一掃をしてほしいとの依頼を受ける。しかし転入したやじきたコンビを待ち受けていたのは番長連合だけでなく、裏に潜む謎の影だった…。総長の徳也雪也、謎の従者・各雲斎小鉄、八丁堀の大門、四天王の一人・緑川、青菱の菊千代、そして姿の見えない葵上総介。個性派キャラクターが繰り広げる学園捕物帳第一巻、ここに見参!!
千葉県の私立冠学園高校に入学した少年、岡本慶司郎(通称:Kジロー)は、甲子園出場を夢見て、野球部入部を希望する。しかし、野球部は3年前に廃部していた。落ち込むKジローだったが、すぐに立ち直り、野球部の復活へ向けて、部員の募集を開始した。当初はそんなKジローを冷ややかに見ていた生徒たちだったが、Kジローの人柄に打たれ、一人また一人と入部者が増えていった。そして、ついにKジローたち冠学園ナインは、甲子園への第一歩として、千葉県大会に出場を果たしたのだった。
コワモテなのに弱虫で中学時代はいじめられっこだった力勝男(りき・かつお)は、新しく生まれ変わろうと花沢高校に入学する。最初が肝心とガンを飛ばして歩く力は、喧嘩を売ってきた男を異様な形相で退散させて、それを見ていた石田鉄太郎(いしだ・てつたろう)から子分にしてくれと志願される。それから三日間、バラ色の人生をおくる力だったが、筋肉ムキムキのメガネ君から決闘を申し込まれて……!?
AKB48に男子メンバー加入!?女の園に男子が一人。ドキドキ頂点!バレたら地獄!?――高校生・浦山実(うらやま・みのる)は、憧れの同級生・吉永寛子(よしなが・ひろこ)がAKB48のオーディションを受けると聞き、彼女を応援するため「浦川(うらかわ)みのり」と名乗り、女装でオーディションに潜入。その甲斐あって、吉永は見事合格するが、なんと、「浦川みのり」も一緒に合格してしまう!!誰にも言えない秘密の二重生活スタート!
月光条例
ある月の青い夜。月光と演劇部の前に、おとぎばなしの住人・鉢かづき姫が、いきなり本の中から現れた。彼女は、不思議な月光でねじれてしまった「おとぎばなし」の世界をもとに戻すべく、「月光条例」を執行する人間を求めてやって来た使者だった。偶然、条例の<極印>を授かり執行者になってしまった月光は…!?
カワイイと強いは普通は両立しない。 カワイイってのはカヨワイとかケナゲに近いし、 強い、とは対極ともいえる存在だと思う。 カワイイ、と思う感情は 守ってあげたい、と思う気持ちに通じるだろうし。 柔道という体力や体重が強さに大きく関わる競技では 強くなるには筋肉質にならざるを得ないし、 筋肉質になればなるほどカワイイとは遠ざかると思う。 そう考えるならYAWARA!も所詮は漫画ドリームだ。 漫画の中だからこそ、見た目が綺麗で可愛くて、 ナイスバディとまではいえなくてもスタイルも良い けれど強い、が成立する。 筋肉質のガッチリした体型でもない女の子。 それでいてメチャクチャ強い。 そんな猪熊柔(主人公)は漫画の中だからこそ存在出来ている。 猪熊柔はけして「柔道大好き」を前面に出していない。 本質的には好きだろうし誇りもあるのだろうが、 最初のうちは、人生の優先事項の第一位は柔道ではない。 むしろ普通の女の子として普通の生活、 普通な恋愛に憧れている。 そんな猪熊柔がストーリの進行と共に 自分が柔道を好きなこと、楽しみたいこと、 柔道をすることで自分が出来ることを考えていくようになる。 なので話の前半では一歩間違えたら 「才能があるのに贅沢言っている勘違い女」 と、カワイイとはまさに真逆な 反感買い捲りキャラになりかねなかったかもしれない。 実際、そのへんを勘違いしたスター誕生物語漫画も 他にはけっこうあると思う。 また、現実の世界でもよく 強くて才能があって見た目が綺麗な女子アスリートを 「柔道漫画のYAWARAちゃんみたいに」と形容するのを 見ることがある。 だが、それは違うと思う。 猪熊柔のカワイイし強い、とは 心が一途だからであって、 強い弱い抜きに、その一途さがカワイイし、 その一途さが、自身の強さと更なる努力で 自分も周囲も幸せにしていくから 「カワイイし強い、凄い!」 という漫画になっているのだと思う。 父母と普通に楽しく暮らしたい。 好きな人と普通の恋愛がしたい。 そして自分は柔道が好きだからしたい。 そういう一途さが実は一貫している。 だからカワイイし強いと読者は感じるのだと思う。 また、猪熊柔を勝手に?ライバル視する敵キャラ 「本阿弥さやか」も、一見、勘違いギャグキャラだが (実際、かなりの勘違いキャラではあるが) 一途さでは猪熊柔を超える面もあってカワイイ。 猪熊柔の親友「富士子」さんも、 やはり一途な部分があってカワイイ。 その上で柔道の試合のシーンとかも凄く良いし、 カワイイと強いが両立した良い面白柔道漫画だと思う。