も〜〜!! 想像を遥かに超えて最高だった…! 少女漫画でこんなにかっこよくて迫力のあるステゴロを読んだのは初めてです。
この本を読んだきっかけは、Kindle Unlimitedで読める雲田はるこ先生のロングインタビュー『私の本棚』で、好きな作品として挙げられていたからなんですが、納得の面白さでした!
気っ風が良いチャキチャキの江戸っ子「やじさん」と、クールで女にモテる「キタさん」の2人の女の子が主人公。
喧嘩で相手を助けに助太刀してはことが大きくなり転校。示し合わせたわけでもないのに転校先で再会し、喧嘩で相手を助けに助太刀しては…(以下ループ)というのを5度も繰り返している腐れ縁の名コンビ。
その噂を聞きつけて、ある学園の理事長が学費やらなにやらを免除するから息子が総長を務める不良組織をなんとかしてくれと頼んできて、2人は一緒に転入する…というあらすじ。
2人と仲がいいがっしりした男前の大門。その大門の前では腰砕けでメロメロしてるけど、それ以外ではキリッとクールな菊千代。「パープー」なふりをしているけど、実は頭がキレる長髪でたおやかな総長・雪也などなど、出てくるキャラがとにかく全員魅力的!
そして、皆の喋り方もまぁ良いんですよ…!
関東番長連合の一派「総長がお召しです」とか「上様いかがなされました」とか殿と家臣みたいなかしこまった話し方。
やじキタコンビは「するってぇと…ちょいとお待ちよ」「そいつぁともかく」「さっさとケツまくって行っちまいな」みたいな、江戸っ子かつスケバンな話し方で読んでいてとても小気味いい。
バトルもとにかく爽快!
1巻で総長・雪也が食堂の騒ぎを見てみぬふりをしたシーンでは、それまで腕っぷしを隠していたやじさんが内心静かにキレて、暴れていたやつをこぶし1発でのしたあと雪也にも平手を2回食らわせる。
いや〜もうここでガッツリ惚れましたね、かっこよすぎる…!
キタさんの戦いも最高で、レディースの集団にバイクで囲まれ脅しをかけられたとき、走行中のバイクを奪いヘッドに向かって「女の子に手荒なマネすんのあ趣味じゃないんだ」と情けをかける。は〜〜〜〜好き…!
こんな風にタフで喧嘩が強い2人だけど、見た目はとっても可愛いんですよね。
黒髪ぱっつんロングのやじさんと、茶髪ワンレンボブのキタさん。
特にキタさんは学校ではハーフアップにしてメガネをかけてて、これが大人っぽくて最高なんですよ…最高。
1話の私服、2人ともショートパンツ似合いすぎじゃない? 太ももから目が離せない。
2人の「馴れ初め」で、やじさんが男子生徒に向かって「キタさんはあんたみたいななまくらより、ずっと侠気(おとこぎ)がある人さ!」と言ってのけるシーンがあるんですけど、このセリフこそが私がこの2人が好きな理由です。
やじさんもキタさんもただ喧嘩が強いだけじゃない、清々しい侠気を持った女の子で、惚れずにはいられません。
1巻の本編の終わり方も最高にかっこいいんですよ…!
親友・大門が、事の顛末を新聞で知りふっと微笑み「この調子じゃぁ…」とひとりごちているとき。騒動を収め学園の人気者となった2人は、追いかける生徒たちから一緒に逃げながら「ここにも居つけないねェ」とつぶやく。
バディコメディのオチとして完璧すぎませんか? ブラボー…!!
こんなのがあと28巻も続いているのかと思うとワクワクが止まりません…ちょっとずつ買い揃えていこうと思います。
『私の本棚 #1: 雲田はるこロングインタビュー』
https://www.amazon.co.jp/dp/B078KCPK2G/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_SoMmEbK3VQHVK
腕っ節は天下一品、冷静沈着・篠北礼子と江戸っ子姉ご肌・矢島順子。彼女たちは千代田一の名門校、三葉学園の理事長から風紀を乱す「関東番長連合」の一掃をしてほしいとの依頼を受ける。しかし転入したやじきたコンビを待ち受けていたのは番長連合だけでなく、裏に潜む謎の影だった…。総長の徳也雪也、謎の従者・各雲斎小鉄、八丁堀の大門、四天王の一人・緑川、青菱の菊千代、そして姿の見えない葵上総介。個性派キャラクターが繰り広げる学園捕物帳第一巻、ここに見参!!
腕っ節は天下一品、冷静沈着・篠北礼子と江戸っ子姉ご肌・矢島順子。彼女たちは千代田一の名門校、三葉学園の理事長から風紀を乱す「関東番長連合」の一掃をしてほしいとの依頼を受ける。しかし転入したやじきたコンビを待ち受けていたのは番長連合だけでなく、裏に潜む謎の影だった…。総長の徳也雪也、謎の従者・各雲斎小鉄、八丁堀の大門、四天王の一人・緑川、青菱の菊千代、そして姿の見えない葵上総介。個性派キャラクターが繰り広げる学園捕物帳第一巻、ここに見参!!