あらすじ「伸一、昨日はメキシコに行った夢を見たよ。……待っていた。みんな待っていたよ。行きたいな世界へ。広宣流布の旅に……。伸一、世界が相手だ。君の本当の舞台は世界だよ。世界は広いぞ」広宣流布に一身を捧げた戸田城聖は、永久の眠りについた。しかし、戸田という一個の人間の偉大なる人間革命の歩みは、今、一国の宿命の転換を成し遂げようとしていた。それは、全人類の宿命の転換をも可能にする方程式を示すものにほかならない――。