あらすじ笠原慈行の『神本佛迹論』が発端となり、戦時中牧口初代会長は獄死した。「法衣の権威を借りての横暴には断じて屈しない――これが学会精神なんだ。……恩師は獄中に一人死んでいかれた。しかし、その一人の死は数千の地湧の菩薩を誕生せしめたのだ。そして未来には数十万、数百万の同志が集うことであろう。偉大な信心の法則は決してその死とともに終わるものではない。それを実証していくのは、私しかいない……」